農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「梅干し漬けてみたいけど、なんだか難しそうでハードル高い」
「初心者でも梅干しを付けられるカンタンな方法を知りたい」
「梅干しを漬け込む注意事項を知りたい」
今回の記事では、以下のことがわかります
- 梅干しが難しいと思われる理由
- 梅干しの漬け込み方
- 梅干しを漬け込む注意事項
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴8年目の現役農家妻です。
梅仕事の極みと言えば「梅干し作り」です。
とはいえ、梅仕事初心者からすれば
「え?梅干し漬けるの?私には無理だよ~難しそうだし」
と思ったそこのあなた。
梅仕事初心者でも梅干しを作ることは可能です。
今回の記事では、梅仕事初心者向けに梅干しの作り方をご紹介します。
今回は仕込み部分である「漬け込み編」です。
もくじ
【梅仕事】梅干しが難しいといわれる理由【初心者】

梅干しの作り方をご紹介する前に、なぜ人々は梅干しづくりを難しいと思うのか考察してみます。
「え~そんなのいいから、早く作り方を知りたい」
という意見もあるかと思いますが、苦手意識や難しいと思ったまま先に進むよりも、疑問を解決してからの方がすんなりと動けることもあります。
私が考える、梅干しが難しいといわれる理由はこちらの3つです。
理由①単純にめんどくさい
梅干し作りの工程は、梅酒や梅シロップを作るのと違い、複数の手順があります。
詳細は次セクションでも解説しますが、カンタンに解説すると
下処理・選別➡梅と塩の重さを測る➡測った分量の塩で漬け込む➡干すまでの間こまめに腐っていなかチェック➡梅雨明け後晴れが続く日に三日三晩干す➡最低1か月熟成させる
これだけみると、やることがいっぱいありすぎてめんどくさいですよね。
理由②腐りやすい(カビ)
先にも少し書きましたが、梅干しづくりは「漬け込み期間」があります。
これは、梅と塩を合わせて、上がってきた梅酢(梅から出る汁)に梅が浸かっていることで腐敗防止になります。
しかし、梅酢から梅が出ていた李、空気に触れていたり、塩分が低いとカビが生えやすくなります。
理由③時間がかかる
梅干しは出来上がるまで時間がかかります。
少なく見積もっても、最低4か月はかかるでしょう。
よりおいしく食べたいなら、熟成期間も入れて1年ぐらいかかります。
せっかちな人には不向きなのかもしれません。
これらの理由3つがあるから、梅仕事初心者には難しいとおもわれるのかもしれません。
しかし、少し考えたら、難しいと思う原因や理由を軽減すれば、梅仕事初心者でもハードル低く取り組むことが可能です。
そして、その原因や理由の大半は、漬け込み期間に解消できるのです。
次セクションでは、難しい理由がつまった漬け込み期間を、カンタンにできる方法をご紹介します。
【梅仕事】梅干しのカンタン漬け込み方【初心者】

ここからは、梅干しの作り方(漬け込み)をご紹介します。
梅仕事初心者でもついてこれるよう、なるべくカンタンに、めんどうな作業は簡略・省略・工夫してご案内しますね。
まずは材料。
- 梅
- 塩
- 酒(ホワイトリカーや焼酎)
- はかり
- ジッパー袋
そして梅干しの準備:漬け込みの手順は次の3つです。
手順①梅の下処理
まずは漬け込む梅の下処理をします。
梅はなるべく完熟を選ぶと柔らかい梅干しになりやすいです。
もしお手持ちの梅が青梅であれば、ビニール袋に入れて追熟させましょう。
梅を洗って乾かし、ヘタを取ります。
下処理の時に、傷アリの梅は除外してください。
傷があるとカビや腐る原因にもなります。
梅の下処理の記事です。ご参考までにどうぞ。
手順②測って塩漬け
次に、梅の重さをはかります。
通常梅干しは漬物樽にビニール袋を入れて、そこに梅を入れて塩をまぶして漬け込みますが、どうしても梅が梅酢から出てしまいやすいのでカビやすいというデメリットがあります。
そこで私が使うのは、ジッパー袋です。
ジッパー袋で密閉することで、梅が空気に触れるのを最小限におさえることが可能です。
ジッパー袋に梅を入れていき、チャックが閉まるギリギリまで入れます。
梅の重さを測ったら、次は塩です。
梅に対して20%ぐらいが初心者でも失敗しにくい塩分濃度です。
例えば梅1キロであれば、塩は200gです。
(ぶっちゃけ塩の量が多少前後しても問題ありません。さすがに10%を切ると失敗しやすくなりますので、ご注意を。)
塩を梅入りジッパー袋に入れて、酒(ホワイトリカー等)を少量入れます。(防腐)
しっかりチャックを閉じて、豪快に袋をシェイクして塩をまんべんなくいきわたらせましょう。
一晩おくと梅がしおれて梅酢が上がってきます。
チャックを少しあけて空気をできる限り抜きましょう(防腐)
手順③日々様子見
あとは干す日まで漬け込むだけです。
ほぼ放置で大丈夫ですが、2日に1回程度カビや腐り梅がないか様子を見ます。
ジッパー袋で漬けていると袋越しに様子見ができるのでラクチンです。
だいたい1か月程度漬け込みましょう。
ここまでが漬け込み編の作業工程です。
少しやることは多いですが、なるべくカンタンにしたつもりです。
梅雨が明けて、晴れの日が3日以上続く日を選んで干すことになります。(土用干し)
【梅仕事】梅干しを漬け込む注意事項【初心者】

最後に梅を漬け込む注意事項をご紹介します。
とはいえ、梅の漬け込み時期に注意するべきことはただ一つ
「防腐」です。
これを徹底しておくだけで成功確率大幅UPです。
- 傷アリ梅は使わない
- 塩分濃度は20%前後
- 酒を一緒に入れる
- 空気に触れさせない(ジッパー袋使用)
- 時折ジッパー袋を揺らして梅酢を対流させる
ぶっちゃけ私が梅干しづくりで気を付けている防腐対策はこの5つです。
これを実行してからは失敗していません。
以前一度だけ、漬け込み期間に梅酢を発酵させてしまいました。
通常透明な梅酢が白く濁ってしまい、何か白い物体が浮いていました。
すぐに梅酢を捨てて、つけていた梅はホワイトリカーで洗い、他のジッパーの中に梅を再分配したことで事なきを得ましたが。
漬け込み期間は梅雨真っただ中です。
どうしても腐りやすい気候なので、防腐対策は万全に行いましょう。
まとめ
梅仕事の極み「梅干し作り」は、作業工程が多くて腐りやすく時間もかかるため、梅仕事初心者からは難しいと思われています。
しかし、防腐対策をきっちり行えば、成功確率は大幅アップです。
今回の記事では漬け込み編でした。
次は「干し編」の記事も作りたいと思っていますので、参考にしてくださいね。
あなたの梅仕事がはかどりますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。