農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?

今回の記事では、以下のことがわかります

この記事を書いている私しばさくは、田舎暮らし7年目突入中の現役農家妻です。
秋も深まってくると道の駅や直売所にお目見えする「渋柿」
どれぐらい渋いか知ってますか?
それはもう、めっちゃ渋いんですよ!(語彙力)
そのままでは到底食べられません。
そんな時に活用するのが、渋抜きです。
「え、なんかめんどくさそう」
「むずかしそう」
そんなことはありません。
今回の記事では、渋柿の豆知識と美味しく食べるための知恵「渋抜き」方法についてご紹介しますね。
もくじ
【あたりまえ】渋柿はそのままでは食べられません【渋いです】
渋柿は渋くてそのままでは食べられません。
「本当に渋いの?」
嘘だと思うなら一口かじってみてください。
生でホウレンソウをかじったときの数十倍の渋みが口の中に広がって、しばらく口内がギシギシになります。
吐き出しても、口内の渋みがおさまらないのです。
うちで管理している土地に柿の木がたくさん生えているのですが、一度甘柿か渋柿かが分からない実を食べて見事「あたり」を引いてしまい、えらい目にあってしまった経験があります。
この渋みは「タンニン」という成分らしく、通常どんな柿にも含まれています。
甘柿は熟れたらタンニンは抜けるのですが、熟れても自然に抜けないものを渋柿というそうです。
なので当然、熟れた鮮やかなオレンジ色をした渋柿は、一見美味しそうでもそのままでは食べられません。
じゃぁ、どうやったら食べられるのか?
渋抜きというひと手間が必要なのです。
「渋抜き、なんかめんどくさそう」
そう思ったそこのあなた、大丈夫です。
次のセクションでは、初心者でもカンタンにできる渋柿の渋抜き方法をご紹介します。
【田舎暮らし豆知識】渋柿のカンタン渋抜き3選
渋柿の渋抜きはこの3つです
①干す
②さらす
③凍らす
では順番に見ていきましょう
①干す
秋から冬にかけると田舎でよく見かける風景「干し柿」が、渋抜きの代表的な方法です。
渋柿の皮をむいて、紐につるして、風通しの良い場所で3週間~1か月干すだけと、とても簡単。
デメリットとしては、すぐに食べられないということ。
そして、干している間に天候がよくないと、カビたり腐ったりハエがたかったりします。
自宅で趣味程度に干すのであれば、ハンガーを使うと干す場所を移動できて便利ですよ
「紐につるすって言うけど、どうやって柿と紐を結ぶの?」
それは、干し柿用の渋柿は軸の部分をT字に残しておき、そこにわっかにした紐をひっかけるという方法で解決します。
直売所や道の駅なんかでうられている渋柿は、出品者がちゃんとT字に軸を残してくれているはずなので、安心して購入してください。
また、自分で収穫からする場合は、軸をT字に残すことをお忘れなく。
②さらす
高アルコールのお酒に浸して渋を抜く方法もあります。
こうして渋抜きした柿を「さらし柿」といいます。
渋柿の軸部分を、アルコール度数35度以上のお酒に10秒~30秒ほど浸します。
浸した渋柿をビニール袋に入れて1~2週間保存するとあら不思議。
渋柿がアルコールを吸収して渋が抜けるのです。
渋柿入りのビニール袋を少し暖かな場所に置くと、もっと早く渋が抜けるといわれています。
干し柿とも違う、甘ガキとも違った風味がさらし柿にはあって美味しいですよ
③凍らす
渋柿を凍らせると渋が抜けます。
皮をむいて一口大に切った渋柿を、ジッパー袋に入れて冷凍するだけ。
1~2週間で渋が抜けます。
シャーベット感覚で食べられるので手軽でいいですね。
ひとつだけ大きなデメリットがあります。
個体によって渋が抜けにくいこと。
なんかくじ引きかロシアンルーレットみたいな不安定感です。
ポイントは、なるべく熟れた渋柿を凍らせるとアタリ確率がアップします。
渋抜き3選ご紹介しました。
確実にカンタンに渋が抜ける方法は、時間がかかりますがやはり「干す」だと思います。
まとめ
渋柿はタンニンという成分が原因で、そのままでは渋くて食べられません。
渋抜きの方法は①干す②さらす③凍らすの3つが代表的でカンタンです。
それぞれ美味しさや風味が異なりますので、いろいろ試してあなたのお口に合うものを見つけてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。