農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?

今回の記事では、以下のことがわかります

この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
秋も終わりになったころ、あちこちで渋柿が出回りますよね。
渋柿の定番「干し柿」ももちろん美味しいですが、案外「さらし柿」というのも美味しいんですよ。
難しくないの?
ちゃんと渋抜けるの?
今回の記事では、実は簡単にできる「さらし柿」について、その魅力や作り方、注意事項まで深掘りしましたよ。
秋の実り「渋柿」を思う存分楽しみましょう。
もくじ
【豆知識】渋柿の渋抜きはアルコールで出来る【さらし柿】
渋柿の渋抜きは、干すだけじゃありません。
アルコールでも渋抜きができるんです。
アルコールで渋をぬいた柿を「さらし柿」または「さわし柿」と言います。
なぜアルコールで渋が抜けるの?
それは、渋柿の渋みの原因である成分「タンニン」は「アセドアルデヒド」と結合すると渋さを感じなくなるからだそうです。
そして、アセドアルデヒドを発生させるものが「アルコール」というわけです。
「それって渋柿をアルコール漬けにするってこと?子供やドライバーが食べられないんじゃないの?」
大丈夫です。
確かに渋柿をアルコールに漬けますが、付ける部分はちょっぴりなんですよ。
それは、ヘタ部分のみ
漬ける時間もほんの数秒程度で大丈夫です。
柿の中にアルコールが残ることはほぼありません。
「じゃぁ、さっそくさらし柿作ってみたい」
そんなあなたへ、次のセクションではさらし柿の作り方をご説明します。
【渋柿消費】さらし柿の作り方
さらし柿の作り方は次の3ステップです
①ヘタを取る
②ヘタにアルコールをつける
③ビニール袋で包む
順番に見ていきましょう
①ヘタを取る
渋柿のヘタ部分についているガクをキレイに取り除きます。
ついでに渋柿全体をキレイに拭いておくと良いでしょう
②ヘタにアルコールをつける
キレイにしたヘタ部分にアルコールをつけます。
使用するアルコールは、35度以上のお酒であれば何でもOK
ホワイトリカーや焼酎、ブランデーやウイスキー等お好きなものを使ってください。
つけ方はカンタンです。
小皿にお酒を入れて、そこに渋柿のヘタをたっぷりつけます。
時間は数秒でOKです。
③ビニール袋で包む
ヘタにアルコールをつけた渋柿を、ビニール袋に入れます。
大量にある場合は、何袋かに分けて入れましょう。
ビニール袋の口を結んで密閉し、そのまま1~2週間おいておけば、渋が抜けます
ね、カンタンでしょう?
「こんな簡単で、失敗とかしない?」
「ちゃんと渋が抜けてなかったらどうすんの?」
そんな疑問を解決するための注意事項を次セクションでご紹介します。
【失敗しない】さらし柿作りの注意事項【初心者】
せっかくさらし柿をつくるなら、失敗したくありませんよね。
「渋抜けなかったらどうしよう…」という不安を和らげるために、さらし柿づくりの注意事項をまとめました。
①ヘタにはしっかりきっちりお酒をつける
お酒でアセドアルデヒドを発生させて渋を抜くのが「さらし柿」です。
ヘタ部分にはきっちりとお酒がつくようにしましょう。
②袋はしっかり密閉する
渋が抜けきらなくて失敗する理由に「袋を密閉してなかった」というのを良く聞きます。
袋から空気をしっかり抜いて、ビニール袋の口をかっちり結びましょう。
③暖かい場所で置いとくと早く渋が抜ける
密閉した袋を、こたつの中のような温かい場所におくと、数日で渋が抜けるといわれています。
しっかり確実に早く渋を抜きたい時は、こたつや発泡スチロール箱、クーラーバッグ等で保管場所の温度をあげてみましょう。
④傷アリの実は使わない
渋柿に傷があると、保管中に腐る可能性があります。
干し柿にするなら、傷部分を取り除けば住みますが、さらし柿だとそうもいきません。
失敗を防ぐためにも、さらし柿にする渋柿は「傷もの」を除外しましょう
⑤それでも渋抜きに失敗したら、潔く干す
万全の態勢で望んでも、ごくたま~に渋抜きに失敗することがあります。
そんな時はいっそ、皮をむいて干してしまいましょう。
干すと渋は抜けます
まとめ
高アルコールのお酒で渋を抜いた渋柿を「さらし柿」といいます
ヘタを取って、お酒をつけて、2週間ほど密閉保存するだけで、おいしいさらし柿の完成です。
注意事項を知っておくことで、失敗確率を減らすことができます
渋柿がたくさん手に入ったら、干し柿とさらし柿の両方を試すのもアリですよ。
おいしい渋柿ライフをお送りください。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。