農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「オクラに毛虫がつくんだけど、これって何の虫?」
「オクラにつく毛虫の対策を知りたい」
「オクラにつく他の害虫も知りたい」
今回の記事では、以下のことがわかります
- オクラにつく毛虫は「フタトガリコヤガ」
- オクラにつく毛虫フタトガリコヤガの対策法
- オクラにつく害虫まとめ
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴8年目の現役農家妻です。
オクラを育てていると葉っぱでよくみかける毛虫
「毛虫嫌い!何とかしたい」
そんな家庭菜園ユーザーの意見もあるでしょう。
今回の記事では、オクラにつく毛虫「フタトガリコヤガ」についてご紹介します。
安心安全においしいオクラを食べるためにも、ぜひご覧ください。
では見ていきましょう。
もくじ
【オクラ】葉っぱにいる毛虫の正体とは?【フタトガリコヤガ】

オクラの葉っぱによくいる毛虫は「フタトガリコヤガ」といいます。
名前の最後からお察しのように、この毛虫は「蛾」の幼虫です。
この毛虫は食欲旺盛で、アオイ科の植物を好んで食べます。
野菜でいうと、同じアオイ科のオクラが好物なのです。
良く食べ良く大きくなるので、さなぎ手前のものだと体長4センチぐらいまで成長します。
良く食べるということは、オクラにフタトガリコヤガがつくと葉っぱがボロボロになることも。
そして幼虫発生時期は、7月~10月と期間も長いのが特徴です。
「大切に育ててきたオクラ、毛虫なんかに食べられたくない!」
家庭菜園ユーザーであれば、そう思うのは当然でしょう。
次セクションでは、フタトガリコヤガの対策をご紹介します。
あなたの大切なオクラを守るためにも、どうぞご覧ください。
【オクラ】フタトガリコヤガ対策は?捕殺方法も【確実に潰す】

オクラの葉っぱを食べ散らかす毛虫:フタトガリコヤガ
爆発的に増えることは稀ですが、放置するとオクラの葉っぱが壊滅状態になることも珍しくありません。
それに、葉っぱにいる毛虫に触れてしまって肌がかぶれても、嫌ですよね。
そうなる前に、フタトガリコヤガの対策が必要です。
ここからはフタトガリコヤガの対策をご紹介します。
フタトガリコヤガ対策①防虫ネット
毛虫がつく前に、早い段階から防虫ネットをかぶせておくのは有効策です。
家庭菜園のような少量栽培であれば、大きなネットがなくても大丈夫でしょう。
ただし、どうやってもネットに隙間ができてしまうはず。
オクラは背が高く伸びていくので、防虫ネットの幅が足りなくなることも。
ある程度の防除はできますが、完ぺきではありません。
フタトガリコヤガ対策②農薬
毛虫に絵絶対触りたくない
そう思う家庭菜園ユーザーは多いでしょう。
そうなってくると思いつくのが農薬だと思います。
しかし、フタトガリコヤガに確実に効く農薬はありません(私調べ)
毛虫やアオムシに効果がある薬剤であればある程度の防除できるといわれていますが、それも微妙なところです。
他にも木酢液を薄めて散布することで、毛虫を寄せ付けなくすることもできますが、あくまでも「予防」なので駆除できるわけではありません。
フタトガリコヤガ対策③捕殺
フタトガリコヤガを確実に駆除するのであれば、捕殺一択です。
個体数が爆発的に増えるわけではありませんので、こまめにオクラの葉っぱを確認して、見つけ次第捕殺しましょう。
とはいえ、相手は毛虫。
素手で触る、手袋越しでもてでつかむ等は控えてください。
捕まえる時は割りばしやピンセット、トング等で行います。
捕まえた毛虫は、踏みつぶしたり殺虫剤で駆除したりと、あなたの負担にならない方法で確実に駆除しましょう。
ちなみに私は、ハサミで「チョッキン」します。
【オクラ】につく害虫まとめ!

ここからはフタトガリコヤガ以外に家庭菜園でオクラにつきやすい害虫をまとめました。
オクラ栽培を成功へと導くためにも、ぜひオクラの天敵を知っておきましょう。
オクラの害虫①ヨトウムシ
オクラにはヨトウムシがつくことがあります。
ヨトウムシはアオムシによくにた形状ですが、もっと太く丸く茶色い色をしています。
ヨトウムシはオクラだけじゃなく基本的にいろんな作物を食害します。
見つけ次第、「捕殺」一択です。
ヨトウムシは毛が生えていないので、手袋越しであれば家庭菜園初心者でもがんばったら捕まえることもできるでしょう。
ちなみによく見かけるのが「ハンモスヨトウ」種類です
オクラの害虫②アブラムシ
オクラはよくアブラムシがつきます。
アブラムシが厄介なのは、病気やウイルスを媒介するからなのです。
そして放置すると爆発的に数を増やすのも特徴です。
見つけたら何かしらの対処が必要なのですが、アブラムシは「駆逐」が難しい害虫でもあります。
数を減らし、増やさない努力が必要です。
代表的な方法は①テープで除去②牛乳や木酢液をスプレーする(臭いがありますので注意)③天敵のテントウムシを放つ(季節や環境によっては困難)④市販の薬剤で駆除です。
また、アブラムシは窒素肥料が多い作物によって来やすいといわれています。
元肥や追肥は入れすぎないようにしましょう。
オクラの害虫③ワタノメイガ
オクラの害虫でよく見かけるものが、ワタノメイガです。
アオムシのようなイモムシで、大きくなるにつれてオクラの葉っぱをまいてその中に住みつきます。
食べる量も多いので、葉っぱがぷらーんと「す巻き状態」になっているものを見かけたら、葉っぱごとちぎって捕殺です。
葉っぱ越しなので虫感が少なくて、駆除の不快感はやや少なめでしょう。
オクラの害虫④カメムシ
オクラにはたまにカメムシもつきます。
カメムシは放置すると蕾や実を害しますので、早めの駆除が必要です。
カメムシに関しては薬剤がききませんので、見つけ次第「捕殺」となります。
害虫はオクラの成長を邪魔したり実にも影響があります。
早めに見つけて駆除しましょう。
まとめ
オクラの葉っぱにいる毛虫の正体は「フタトガリコヤガ」という蛾の幼虫です。
見つけたら「捕殺」することで大量にふえるのを防げます。
フタトガリコヤガ以外にもオクラには付きやすい害虫がいますので、普段からこまめに観察し、見つけ次第捕殺しましょう。
あなたのオクラ栽培がうまくいきますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。