農家妻しばさくブログ

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【オクラ】葉っぱを巻く虫は何者?対策やほかの害虫も【ワタノメイガ】

投稿日:

農家妻しばさくです

ご覧くださり、ありがとうございます。

あなたは、こんなことありませんか?

「オクラの葉っぱの端っこが巻いてるけど、なんで?なんていう虫?」

「オクラの葉っぱを巻く虫:ワタノメイガの対策を知りたい」

「オクラにつく他の害虫も知りたい」

今回の記事では、以下のことがわかります

  • オクラの葉っぱを巻く虫正体はワタノメイガという害虫
  • 葉っぱを巻く虫:ワタノメイガは捕殺が一番
  • オクラの害虫トップ3

この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴8年目の現役農家妻です。

オクラを育てていると、葉っぱの隅っこが葉巻のように巻く症状を見かけませんか?

あれ、ワタノメイガという虫のせいなのです。

「なんか巻いた葉っぱの垂れ具合がオブジェみたいでかわいい」

とか言っていたら、オクラに大打撃がおきますよ。

今回の記事では、オクラを脅かす害虫:ワタノメイガについてご紹介します。

あなたの大切なオクラを守るためにも大切な内容となっています。

美味しいオクラのために、ぜひ一緒に見ていきましょう。

【オクラ】葉っぱを巻く虫の正体とは?【ワタノメイガ】

先にも少し触れましたが、オクラの葉っぱをまく害虫は「ワタノメイガ」といいます。

名前の最後に「ガ」とついていることから予想できるように、ワタノメイガは「蛾」の仲間です。

葉っぱをくるくる巻いて、その中に幼虫が住みつき、葉っぱを食べて大きくなります。

そしてそのままさなぎになって、成虫へと進化しオクラから巣立ちます。

もしアナタのオクラにこんなまきまき葉っぱを見かけたら、一度中を開いてみてください。

小さなイモムシ状の幼虫が巣を作って葉っぱを食べ散らかし、フンをまき散らしている様子を観察することができますよ。

葉っぱをくるくると巻く様子から「ハマキムシ」という別名を持っています。

野菜ではオクラでよく見かけるワタノメイガですが、アオイ科の植物(ワタやフヨウ)にもよく見かけます。

そしてこの幼虫は体長2センチ程度まで大きくなり、その間にオクラの葉っぱをガッツリ食べていきます。

「大切に育てたオクラの葉っぱがボロボロになるのは許せない」

「蛾に食べさせるためにオクラを育ててるんじゃない」

その意見はごもっともです。

次セクションでは、ワタノメイガを見かけたときの対策をご紹介します。

美味しいオクラをたべるためにも、ぜひ覚えておきたい内容です。

続けて見ていきましょう。

【オクラ】葉っぱを巻く虫:ワタノメイガ対策は?捕殺方法も【確実に潰す】

オクラの葉っぱを巻く虫:ワタノメイガ。

ぶっちゃけ、1匹程度であればそこまで危険視することはありません。

しかし、オクラ害虫多発シーズンに、ワタノメイガが少量で済むはずがありません。

気づけば葉っぱのクルクルが無数にできていて、オクラの葉っぱが残念なことになっていることも珍しくはないのです。

そうならないためのワタノメイガ対策は次の3つです

対策①防虫ネット

ワタノメイガからオクラを徹底的に守るなら、苗を植え付けたときから防虫ネットをかぶせるのがおススメです。

虫に触りたくない、姿も見たくないという場合も同様です。

ただ、オクラは背が高くなる作物なので、防虫ネットの幅が足りなくなって隙間ができ、そこからワタノメイガが入り込んでしまうこともあります。

対策②農薬

ワタノメイガを駆逐するなら、農薬という選択肢があります。

しかし、「ワタノメイガ」と焦点を絞って駆除する農薬はなさそうです。

市販されている薬剤でも、「オクラ」で「ワタノメイガ」を駆除できるものはありませんでした(私調べ)。

代わりに「毛虫」や「アオムシ」系を駆除する薬剤を使えば一定の効果があるとされています。

対策③捕殺

ぶっちゃけますと、ワタノメイガ対策は「見つけたら捕殺」が一番効果があります。

「え、虫を捕殺とかどうやるの?気持ち悪い」

という意見が多いでしょう。

大丈夫です。

ワタノメイガの姿を確認することなく捕殺する方法があります。

それは

「まいた葉っぱごとちぎって、地面に置いて、踏みつける」です。

こうすることで、ワタノメイガの姿を見ることもなく、触ることもせず、駆除できます。

デメリットは、もし葉っぱの中にワタノメイガがいなかったら無意味ということでしょう。

でも、葉っぱが巻いている場合は高い確率で中にワタノメイガが住みついてます。

気になるようなら巻いて筒状になっている中身をそっと覗いてみるのです。

筒の中に糞があったり、葉っぱが食い散らかされていれば「当たり」です。

「オクラの葉っぱがまきまき状態になる前になんとかしたい」

という意見もあるでしょう。

そんな場合は、卵をみつけて取り除くという方法があります。

ワタノメイガは葉っぱの裏に卵を産みます。

ワタノメイガが活発になるのは7月~10月。

その期間はオクラの葉っぱの裏をこまめに確認すると、葉っぱが食い散らかされることが少なくなるでしょう。

【オクラ】につく害虫トップ3!

ここまでワタノメイガをご紹介してきました。

そうあると気になってくるのは「ほかの害虫」の存在ですよね。

ここからは、オクラにつく害虫トップ3をご紹介します。度の害虫も、オクラ栽培とは切り離せないものばかりです。

害虫①フタトガリコヤガ

フタトガリコヤガは、やはり蛾の幼虫で、毛虫です。

オクラの葉っぱの表面でよくみかけます。

個体数はそんなに多くないですが、放置すると増えるうえに葉っぱを食べる量が多いので、見つけ次第捕殺です。

ただし、毛虫なので手で触れるとかぶれる可能性があります。

割りばしやハサミ等で取り除いてからの捕殺が好ましいでしょう。

害虫②アブラムシ

オクラはアブラムシもよくつきます。

特に柔らかい花芽を狙ってつきます。

柔らかいものなので、手でつぶすのは困難でしょう。

アブラムシに効く薬剤、牛乳や木酢液を散布、天敵であるテントウムシを放つ等が効果的です。

ベニカベジフル

木酢液

害虫③ワタノメイガ

オクラの害虫といえば、やはりこの記事のテーマであるワタノメイガでしょう。

確実にトップ3に入ってます。

駆除は先にもご紹介したように、捕殺が有効です。

まとめ

オクラの葉っぱを巻く虫の正体は「ワタノメイガ」という蛾の幼虫です。

数が増えると葉っぱがボロボロになるので、見つけ次第捕殺が有効です。

ワタノメイガ以外にも、フタトガリコヤガアブラムシ等にも気を付けて美味しいオクラをたくさん収穫したいですね。

あなたのオクラ栽培がはかどりますように。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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-害虫・毒虫, 家庭菜園

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大阪から高知の田舎に移住した現役農家妻、しばさくです。

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