農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「ミニトマト育ててたら、花が落ちる。実がならない。なんで?」
「ミニトマトの落花を防ぎたい!対策知りたい」
今回の記事では、以下のことがわかります
- ミニトマトの花が落ちる原因の考察まとめ
- ミニトマトの落花対策まとめ
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴8年目の現役農家妻です。
ミニトマトを育てていると、誰もが一度は経験したことのある「花が落ちる現象」
ミニトマトの落花は我が家のような農家でも頭を悩ます問題です。
家庭菜園初心者であれば、突然花が落ちだしたら、なにをどうすればいいか分かりませんよね。
「でも、なんとかしたい。せめて原因が分かればなぁ・・・」
というわけで今回の記事では、ミニトマトの花が落ちる原因や対策をまとめました。
あなたのミニトマト栽培に当てはまるものがあるかもしれませんよ。
おいしいミニトマトをたくさん収穫するためにも、ぜひご覧ください。
もくじ
【ミニトマト】花が落ちる原因を考察【家庭菜園】

まずは、ミニトマトの花が落ちる原因で、よくあるものを考察してみました
よくある原因はこちら
- ツルボケ(肥料が多すぎ)
- 肥料不足
- 水分不足
- 受粉していない
- 土不足
- 生育環境
- 日照不足
順番に見ていきましょう。
考察①ツルボケ(肥料が多すぎ)
家庭菜園でミニトマトの落花が多い原因の多くはこれに該当するといわれています。
ツルボケとは、葉っぱや茎等作物の身体ばかり大きくなって肝心の花や実がつかない状態のことです。
肥料が多いと、葉っぱの緑色がとても深く恋色になって、葉っぱの大きさもやたらロ大きく、かつ葉っぱ形がいびつになりやすいです。
このツルボケを引き起こす原因が肥料が多い、窒素の量が多いこと。
窒素は野菜の生育に必要な肥料の三要素(窒素・リン酸・カリウム)のひとつで、主に葉っぱや茎の成長を促すとされています。
ミニトマトを植える前に土に施した肥料の量が多いとツルボケしやすくなります。
考察②肥料不足
ミニトマトの花が落ちる原因のひとつに肥料不足も考えられます。
これは、追肥を一切やらない場合によく見られます。
肥料が不足していると、花が落ちるだけじゃなく、葉っぱの色が薄く黄色っぽい雰囲気になります。
作物が花を咲かせて実をつけるのには、とても体力が必要です。
それに伴い、肥料も必要となってきます。
元肥以降水のみで育てていると、肥料不足に陥るケーズは家庭菜園ではよくみられます。
考察③水分不足
水不足も、ミニトマトが花を落とす原因にあげられます。
特に夏の暑い季節、晴天が続くようなら土が乾燥しますので、水不足になりがちです。
考察④受粉していない
花が咲いても受粉しなければその花は落ちます。
受粉しない原因としては、高温障害(夏の暑さが過ぎて木が弱る)や虫が花に来ていない等があげられます。
考察⑤土不足
プランターで育てている場合、容器が小さいと陥りやすい土不足。
露地畑でも、株間が狭いと土不足になります。
ミニトマトは根っこが良く広がる作物なので、多めの土が必要なのです。
目安は、露地畑であれば株間50㎝程度、プランターであれば縦・横・幅それぞれ30㎝以上の大き目容器に土を40リットル以上入れるのがおススメです。
考察⑥生育環境
ミニトマトは夏~秋にかけて生育旺盛ですが、四季の移り変わりで起こる気温や湿度、日照時間等の変化によっては花がつきにくくなり、ついても花が落ちることもあります。
例えば秋が深まってきた10月とかがそれにあたります。
暖かい日が続いて一と思ったら急に気温が下がる等急激な環境変化は落花の原因になります。
考察⑦日照不足
ミニトマトをはじめ多くの作物は太陽の光が必要です。
梅雨の曇り空が長く続いたりすると、日照不足で咲かせた花を落とすことは珍しくありません。
ここまでミニトマトの花が落ちる原因を考えてきました。
そうなってくると気になるのが、落花対策ですよね。
「せっかく咲いた花を、落とさず実につなげたい」
と思うのは当然のことです。
次セクションでは、ミニトマトの落花対策をまとめています。
続けてみていきましょう。
【ミニトマト】花を落としたくない!落花対策まとめ【家庭菜園】

ここからはミニトマトの花を落とさないための対策方法をまとめました。
前セクションの原因とリンクしているので、順番に見ていってください。
落花対策①肥料が多い場合は水で流す
あなたがもしミニトマトに肥料をあげ過ぎていたなら、大量の水で流すことで土の中の肥料を減らすことができます。
しかしこの場合、大量の水が原因でミニトマトの根っこがやられてしまう危険性があります。
根っこがやられるとミニトマトは大打撃で、最悪枯れてしまいますのでご注意ください。
余談ですが、ミニトマトの脇芽を温存しておいて肥料を消費させるように持っていく方法もあります。
しかしこの方法はは脇芽だらけになって風通しが悪くなったりしますので、お気を付けください。
ちなみに元肥の目安は1㎡あたりに化成肥料であれば100g程度が良いといわれています。
肥料が多いと病害虫の原因にもなりますので、くれぐれも肥料過多・やりすぎは厳禁です。
落花対策②肥料不足は液肥で様子を見る
もしあなたのミニトマトが肥料不足なら、気づいたら早めに肥料を与えてください。
その場合、吸収が早い液体肥料がおススメです。
この液体肥料は、化成液肥・有機液肥どちらでもOKです。
有機の液肥を使う場合は、葉っぱに噴霧器で液肥を与える「葉面散布」もおススメです。
作物は根っこからだけじゃなく葉っぱからも養分を吸収します。
葉面散布できる場合はついでに花にも液肥を散布することで、落花防止の効果がアップします。
落花対策③水分不足は水をこまめにやる
あなたのミニトマトが水分不足の場合は、こまめに水をあげてください。
特に晴天が続くときは早めに対処してあげると落花予防につながります。
落花策④受粉を促す
あなたのミニトマトが受粉せず落花していると感じる場合は、ぜひ受粉を促しましょう。
とはいえ、ミニトマトは直接花にふさふさの綿帽子のようなもので人工授粉をさせるようなことはしなくてOKです。
おススメはトマトトーンというホルモン剤。
受粉を促すとされています。
落花策⑤土不足はプランターを変えたり、間引いたり
もしあなたのミニトマトが土不足なようであれば、根っこを張らせてあげる工夫が必要です。
プランター栽培している場合は、容器を大きい物へ変えて土の量を増やしましょう。
露地畑で株間が狭い場合は、間引きましょう。
株間が狭い場合は根っこ同士が絡んでいる事が多いので、引っこ抜くのではなく地際で切る等根っこを傷つけないよう工夫しましょう。
落花対策⑥生育環境の場合は寿命と思う
日本の四季の変化で花が落ちる場合は、それはもう寿命と思いましょう。
特に秋が深まってくると自然と花が自然と落ちます。
仮に花が咲いて受粉したところで収穫まで持っていけない場合が多いです。
ここは、それまでがんばってきたミニトマトに「お疲れ様」と言ってあげるのがいいでしょう。
落花対策⑦日照不足は天候なのでどうしようもない
ミニトマトにとって日照不足は死活問題です。
しかし天候は操れないので、ぶっちゃけどうしようもありません。
例えば梅雨が長いと、せっかく最多花が全滅!なんてことも珍しくありません。
この場合は、梅雨明けまでミニトマトの健康を一番に考え(病気や虫の防除)、梅雨が明けたら花が咲くように「弱らせない栽培」を心がけましょう。
まとめ
ミニトマトの花が落ちる原因は
- ツルボケ(肥料が多すぎ)
- 肥料不足
- 水分不足
- 受粉していない
- 土不足
- 生育環境
- 日照不足
が考えられます。
それぞれ適切な対処をして、落花を防ぎましょう。
あなたの家庭菜園が充実しますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。