
農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたはこんなことがありませんか?
最近の夏は熱すぎる!家庭菜園の野菜の生育が心配
異常気象でも無事に育つ野菜を知りたい
異常気象時の育て方の注意事項とか知りたい
今回の記事では、以下のことがわかります
暑い夏や冷夏などの異常気象でも育つ野菜や育て方、注意事項
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴9年目の現役農家妻です。
近年、異常気象が頻発し、家庭菜園で育てる野菜の生育に影響が出ています。特に、夏の高温や雨天曇天は、野菜にとって大きなストレスとなります。
そこで、本記事では、異常気象な夏でも育つ作物について、家庭菜園初心者向けに紹介していきます。
もくじ
【家庭菜園初心者】高温や雨天曇天に強い作物とは【異常気象】

高温や雨天曇天に強い作物とは、以下の特徴を持つものです。
- 高温に耐性がある
- 雨天曇天でも光合成を効率よく行うことができる
- 病害虫に強い
具体的には、以下の特徴があります。
~高温耐性のある野菜の場合~
- 葉の表面積が小さい
- 葉の厚みがある
- 蒸散量が少ない
葉の表面積が小さい野菜は、高温による蒸散による水分の損失が少なくなります。
葉の厚みがある野菜は、熱を通しにくいため、高温による葉焼けを防ぐことができます。
蒸散量が少ない野菜は、高温による水分の損失が少なくなります。
ただし、品種や栽培方法によっては、高温障害が出る場合もあります。
そのため、高温に強い野菜を選ぶだけでなく、適切な栽培方法で育てることも大切です。
~雨天曇天耐性のある野菜の場合~
- 光合成効率が高い
- 日当たりをあまり必要としない
- 水分を多く含む
- 病害虫に強い
光合成効率が高い野菜は、少ない光量でも十分な光合成を行うことができるため、高温による光合成の低下を防ぐことができます。
では具体的にはどんな野菜があるのか?がきになるところでしょう。
そのあたりは次でご紹介します。
【家庭菜園初心者】高温や雨天曇天に強い作物の例【異常気象】

今年の夏のように、気温が35度を超えるような猛暑日が続く中でも育つ野菜はあります。
高温に強い野菜
- 根菜類:大根、かぶ、ニンジン、ゴボウ、ジャガイモ、里芋、タマネギなど
- 葉菜類:ホウレンソウ、キャベツ、レタス、ほうれん草、水菜、小松菜など
- 果菜類:キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、ゴーヤなど
これらの野菜は、高温に耐性があるため、高温でも生育が衰えにくいです。
ただし、直射日光がきついことで実や葉が焼けたりすることがありますが、これはある程度しかたありません。
野菜は、光合成を行うために太陽の光を必要とします。
しかし、直射日光がきついと、葉の表面が熱くなり、細胞が破壊され、葉焼けを起こします。
また、実や果実も、直射日光に当たることで、色が悪くなったり、変形したりすることがあります。
これらの野菜は、高温や高湿度に耐性があるため、高温でも生育が衰えにくいです。
続いて、雨天曇天が多く日照が少なくて水分が多くても育つ野菜は以下のとおりです。
- 根菜類
- 大根、かぶ、ニンジン、ゴボウ、ジャガイモ、里芋、タマネギなど
- 葉菜類
- ホウレンソウ、キャベツ、レタス、ほうれん草、水菜、小松菜など
- 果菜類
- キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、ゴーヤなど
これらの野菜は、以下の特徴があります。
- 日当たりをあまり必要としない
- 水分を多く含む
- 病害虫に強い
具体的には、以下の点が挙げられます。
- 根菜類
- 根菜類は、地上部に葉がないため、日当たりをあまり必要としません。また、水分を多く含むため、雨天曇天でも生育することができます。
- 葉菜類
- 葉菜類は、葉の表面積が小さいため、水分の蒸散が少なく、雨天曇天でも生育することができます。また、病害虫に強い品種が多いです。
- 果菜類
- 果菜類は、日当たりを必要とする野菜が多いですが、キュウリやナスなどは、雨天曇天でも生育することができます。
ただし、品種や栽培方法によっては、生育に影響が出る場合もあります。そのため、雨天曇天でも育つ野菜を選ぶだけでなく、適切な栽培方法で育てることも大切です。
こう見ていくと高温に強い作物と雨天曇天に強い作物がかぶっているように思えますね。
これは、日本の夏は昔から高温多湿で高温にも雨天にもある程度対応できる作物が夏野菜には多いということです。
しかし、近年の異常気象によって、夏野菜たちが本来持っているポテンシャルでは耐えきれない事態になってきているのも事実です。
そんな時は、野菜のポテンシャルに加えて「育て方」がとても大切になってきます。
そのあたりは次でご紹介します。
【家庭菜園初心者】高温や雨天曇天に強い作物の栽培方法【異常気象】

高温や雨天曇天に強い作物でも、適切な栽培方法を工夫することで、よりおいしく育てることができます。
高温・雨天曇天の両方に対応できる栽培の基礎は以下の通りです。
- 日当たりと風通しの良い場所を選ぶ
- 土壌の水はけを良くする
- 適切な水やりを行う
- 病害虫の発生に注意する
ではケース別に詳しく見ていきましょう
~高温が続く時の栽培ポイント~
猛暑日は気温が高く湿度が高いため、病害虫が発生しやすくなります。
日当たりと風通しの良い場所を選ぶことで、病害虫の発生を抑えることができます。
また雨量が少なくなるため土壌が乾燥、根腐れの原因になります。
土壌の水はけを良くすることで、根腐れを防ぐことができます。
猛暑日は特に水の蒸発が激しくなりますので、適切な水やりを行うことで水不足を防ぐことができます。
また遮光ネットや寒冷紗を設置することで、直射日光を遮り、葉焼けを防ぐことができます。
地温を下げることで根腐れを防ぐことができます。
地温を下げる方法としては、黒マルチやバークチップなどを敷く方法があります。
特に気を付けたいことは、日中の気温が高い時間帯に水やりをすると、水蒸気による蒸発が激しくなり水不足を招く可能性があります。
そのため、水やりの時間を早朝や夕方にするなど、気温が低い時間帯に行うようにしましょう。
~雨天曇天が続くときの栽培ポイント~
雨天曇天は、湿度が高くなり、病害虫が発生しやすくなります。
日当たりと風通しの良い場所を選ぶことで、病害虫の発生を抑えることができます。
また、土壌が湿りやすくなるため、土壌の水はけを良くすることで根腐れを防ぐことができます。
雨天曇天が続くと水の蒸発が少なく土壌が乾きにくいため、水やりの回数を減らすことができます。
ただし、土壌が乾燥しすぎないように注意しましょう。
特に気を付けたいことは病害虫が発生しやすくなることです。
病害虫の発生に注意し、早期発見・早期対処(駆除や消毒など)を行うことが大切です。
まとめ
異常気象な夏でも、適切な作物を選び、栽培方法を工夫することで、家庭菜園でおいしい野菜を育てることができます。
ぜひ、本記事を参考に、家庭菜園を始めてみてください。
この記事があなたのお役に立ちますように。
最後までご覧いただきありがとうございました。
家庭菜園初心者向けの記事