農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「有機質肥料って人気あるけど、そもそもどういうものなの?」
「有機質肥料のメリット・デメリットが知りたい」
「有機質肥料はどんな種類があるの?」
「家庭菜園初心者でも使いやすいカンタンな有機質肥料を教えて!」

今回の記事では、以下のことがわかります
- 有機質肥料とは何か
- 有機質肥料のメリット・デメリット
- 有機質肥料の種類
- 初めてでも使いやすい有機質肥料
この記事を書いている私:しばさくは、家庭菜園歴7年目の現役農家妻です。
最近家庭菜園やガーデニングでは、有機質肥料が人気です。
「でも家庭菜園初心者にとって、有機質肥料が何かすらわからないよ!」
そんなあなたのために、今回の記事では、家庭菜園初心者向け!有機質肥料とはなんぞや?という内容にしました。
これを読めば、有機質肥料が何かという基本がわかるはずです。
もくじ
【家庭菜園初心者】有機質肥料って何?メリットやデメリットも

有機質肥料とは、一言で言えば「生き物からできた肥料」です。
有機質肥料(ゆうきしつひりょう、Organic fertilizer)とは、生物(動物、人間、植物あるいは微生物)由来の資源(有機資材)を原料とする肥料である
(Wikipediaより)
そして有機質肥料が人気なのは、生き物由来なのでなんとなく安全な雰囲気があるからでしょう。
しかし、有機質肥料の良さは、そんな雰囲気で終わるほど軽いものではありません。
ここからは、家庭菜園初心者にも理解しやすいように、有機質肥料のメリットを3つご紹介します。
有機質肥料のメリット①土にいい
有機質肥料最大のメリットは、土に良いことです。
有機質を土に入れることで、それを分解するために微生物が寄ってきます。
微生物によって分解が進むと、、カンタンに言えば「フッカフカの土」になります。
このフッカフカの土が、作物を育てるのに必須なのです。
有機質肥料のメリット②作物にいい
有機質肥料を使うことで土がフッカフカになると、健康で丈夫な作物が育ちやすくなります。
病気に強く、しっかりした、美味しい野菜になりやすいのです。
これは有機質肥料を土に入れることで大量に寄ってくる微生物の影響といわれています。
有機質肥料のメリット③材料がわかる
有機質肥料は、生き物由来の肥料です。
なので、原材料がわかります。
家庭菜園初心者のうちは、使っている肥料が何からできているのか成分表を見ても「???」なことが多いものです。
育てて食べる野菜が、何から出来ているのかが分かって、安心感がアップです。
「有機質肥料のいい面はわかったけど、悪い面はないの?」
ここからは有機質肥料のデメリットを3つご紹介します。
有機質肥料のデメリット①化成肥料よりお高い
有機質肥料は生物由来のため、科学的につくられる化成肥料よりも生産が安定せず、お値段が高くなりがちです。
有機質肥料のデメリット②すぐに作物を植えられない
有機質肥料を土にほどこしたら、すぐには作物を植えられません。
これは、土に投入した有機質を土の中の微生物が分解を始め、その時に出るガスやら熱やらが作物に悪影響をおよぼすかもしれないからです。
有機質肥料を土に入れたら、約4週間は作物を植えるのを待ちます。
有機質肥料のデメリット③効果に幅がある
有機質肥料は、微生物が分解してからじゃないと、肥料効果が表れません。
土の中にいる微生物は、土地によって全然違うといわれています。
なので、同じ有機質肥料を入れたとしても、あっちとこっちで効果がまちまちになることは珍しくないのです。
ここまで、有機質肥料は何かということをご紹介してきました。
「実際どんな種類の有機質肥料があるの?」
次のセクションでは、よく使われる・手に入りやすい有機質肥料をご紹介します。
【家庭菜園初心者】有機質肥料の種類は?【動物・植物】

土壌改良効果も狙えるステキ素材「有機質肥料」。
一言に「有機質肥料」といっても、実は種類があります。
大きく分けて「動物由来」と「植物由来」に分かれます。
それぞれよくお店で見かけるものをご紹介します。
動物由来の有機質肥料
- 鶏糞:窒素・リン酸が多い、安価
- 魚粉:窒素が多い
- 骨粉:リン酸が多い
- グアノ(コウモリや海鳥の糞):リン酸が多い
- かき殻:酸土壌酸度調整
- カニ殻:カルシウムが多い
- エビ殻:カルシウムが多い
出典:野菜だより「図解 土づくり 種まき 植え付け」
植物由来の有機質肥料
- 米ぬか:窒素・リン酸が多い、安価
- 油かす:窒素が多い
- おから:窒素が多い
- もみ殻燻炭:土壌酸度調整
- 草木灰:土壌酸度調整
出典:野菜だより「図解 土づくり 種まき 植え付け」
「こんなに種類があったら、何をどう選べばいいかわからないし、悩む…」
家庭菜園や有機栽培になれている場合は、野菜によって入れるものをチョイスする人も多いとききます。
しかし!
家庭菜園初心者にとっては、そもそも作物を無事い成長させることすらハードルが高いですよね。
そのうえ、たくさんある有機質肥料から必要なものを選べだなんて、もはや無理ゲー…。
ご安心ください。
家庭菜園初心者、有機質肥料初めてさんにもカンタンに使える肥料があるんです。
【家庭菜園初心者】初めてさんにおススメ有機質肥料は?【ぼかし肥料】
「有機質肥料の基本的な情報は理解したけど、結局初心者には使いにくいってことでしょう?」
そんなことありません。
初めて有機質肥料を使うときにオススメな肥料があります。
それは、ぼかし肥料です。
ぼかし肥料とは、いろんな生の有機質肥料をブレンドして発酵・分解させた肥料のことです。
おススメな理由は3つ
ぼかし肥料おススメ理由①生の有機肥料より早く効く
ぼかし肥料は生の有機質肥料とは違って、事前に発酵・分解させています。
なので、土に入れてから植物に吸収されるまでの時間が短縮できるので、早く効きやすいのです。
ぼかし肥料おススメ理由②土に良い(発酵分解させているから微生物がいる)
ぼかし肥料は事前に発酵・分解させています。
なので、ぼかし肥料自体にすでに微生物がたくさん含まれているのです。
土に有機質+微生物を投入することになるので、土が良くなりやすいとされています。
ぼかし肥料おススメ理由③元肥・追肥どちらにも使える
ぼかし肥料は、作物を植える前の「元肥」、植えてからの「追肥」と両方使えるマルチな肥料です。
すでに発酵・分解しているから、植え付けまで1週間でOKです。
生の有機質肥料は4週間ぐらい植えられないのを考えると、急いでるときに便利です。
有機質肥料は種類が多いので、どれを選べばいいか最初はわかりませんよね。
そんな時にぼかし肥料であれば、すでに最適にブレンドされて、おまけに発酵まである程度されています。
自分で1からあれこれ選ぶ必要もなくて、カンタン便利です。
ぼかしは家庭菜園初心者さん、有機質肥料初めてさんにはうってつけの肥料です。
まとめ
有機質肥料は生物からできている、有機質たっぷりの肥料です。
土に入れると微生物が分解して、作物の養分となります。
メリットは、土が良くなり、いい作物ができやすくなります。
デメリットは、少しお値段が高く、効果や植えつけに時間がかかります。
有機質肥料の種類は多種多様ですが、家庭菜園初心者や有機質肥料初めてさんは「ぼかし肥料」から始めるとハードルが低いです。
あなたの家庭菜園ライフが充実しますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。