
農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたはこんなことがありませんか?
葉面散布って何?
葉面散布の良さやメリットを知りたい
葉面散布のやり方やコツを知りたい
今回の記事では、以下のことがわかります
葉面散布は葉っぱから養分を吸わせる施肥方法
葉面散布はいろんなシーンで使える
葉面散布は噴霧器と液肥があればできる
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴9年目の現役農家妻です。
家庭菜園をやっていると、一度は耳にしたことがあるワード「葉面散布」
液肥を葉っぱに噴霧する施肥方法ですが、土に肥料を施すのが一般的な現代ではなかなか手を出しにくいものでしょう。
というわけで今回の記事では、初葉面散布について、やり方やコツを初心者向けにご紹介します。
もくじ
【家庭菜園初心者】葉面散布とは?
葉面散布とは、液肥を作物の葉っぱに散布することを言います。
「肥料を根っこじゃなくて葉っぱにかけてどうなるの?」
と思いますよね?
実は植物は、根っこからだけじゃなく葉っぱからも養分を吸収することができるのです。
これは植物が進化の過程で残った機能と言われています。
太鼓の昔、植物の祖先は水中で生息していた際、体全体で養分を吸収していたと言われています。
地上で生育するようになってからも当時の性質が残っているため、葉っぱからも養分を吸収できるのです。
【家庭菜園初心者】葉面散布の最大の良さやメリットまとめ【デメリットも】
葉面散布のことがうっすらわかったところで、次は葉面散布の良さやメリットを見ていきましょう。
葉面散布の最大の良さは、株や根っこが弱っている時に養分を与えることができるという点です。
根っこが弱ると根から養分を吸収できないので、株の弱体化や病害虫にやられる危険性がアップします。
そんな時こそ、葉面散布の出番です。
人間で言うところの、点滴に似ているでしょう。
続いて、葉面散布のメリット3つ
メリット①寒い季節の施肥
植物は基本的に根っこから養分を吸収しますが、寒い季節は根っこからうまく吸収できません。
葉面散布は葉っぱから養分を吸わせるので、寒い季節に株を大きくさせるにはうってつけの施肥方法です。
メリット②曇天の時施肥
植物は曇りの日が続くと、うまく養分を使えないとされています。
そんな時は葉面散布が解決することが多いです。
メリット③即効性
葉面散布は葉っぱに直接肥料成分を与えるので、即効性が高いのもメリットです。
肥料切れ起こしている作物の救済に役立つでしょう。
ちなみに葉面散布最大のデメリットは、土に施す施肥よりも頻繁に与えないといけないと言うところです。
我が家で葉面散布を行う時は、1週間〜10日に一度の頻度で施肥しています。
雨などの天候に左右されるのもデメリットでしょう。
【家庭菜園初心者】葉面散布のやり方は?道具やコツも
葉面散布に必要な道具は
- 噴霧器
- 液肥
- 水(薄める用)
やり方は
①噴霧器に薄めた液肥を入れる
②作物に散布する
以上です。案外簡単でしょう?
※噴霧器は手動・電動どちらでもオッケーです。
※液肥はご自宅でお使いの、お好きなものでオッケーです。
※薄める倍率は、お使いの液肥に記載されている倍率よりもやや薄めにしておく方が安全です。あまり濃いものを散布すると、葉っぱが肥料焼けすることがあります。
葉面散布のコツは次の通り
- 散布の時間帯は、晴れもしくは曇りの午前中が良いです
- 朝露がついてる場合は、乾いてから散布すると良いです
- 雨の直前の散布は避けます(液肥が雨で流れちゃいます)
- 葉っぱだけではなく、成長点(植物の先っぽ)にも噴霧すると生育に効果的です
まとめ
葉面散布は液肥等の養分を葉っぱに噴霧する施肥方法です。
弱っている株にも効果的で即効性もありますが、若干面倒に感じる部分もあるでしょう。
しかし葉面散布を知っておくことで家庭菜園の幅が広がりますので、初心者もぜひチャレンジしてみてくださいね。
この記事があなたのお役に立ちますように
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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