
あなたは、こんなことありませんか?

庭や花壇の空きスペースに野菜を植えてみたい
初心者だからいつ何を植えればいいかわからない
苗代や種代の元を取れる野菜はあるの?
リーズナブルに楽しく家庭菜園始めたい
今回の記事では、以下のことがわかります
- 家庭菜園で季節ごと・初心者向けの野菜が分かる
- 苗代や種代の元を取りやすいカンタンでたくさん採れる野菜がわかる
この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
庭や空きスペースには年間通していろんな野菜を植えています。
私が試した中で、失敗の少ない野菜をご案内します。
また、比較的簡単に沢山とれる「リーズナブル野菜」もあわせてご紹介します。
【初心者向け】家庭菜園の野菜まとめ【季節ごと】
初心者だと、どんな野菜を度の季節に植えたらいいか分かりませんよね?
そして、せっかく植えたなら、枯らさずに収穫までしたいものです
というわけで、初心者でも比較的簡単に作れる家庭菜園の野菜をまとめました。
季節ごとにまとめ、カンタンな植え方も補足しています
- 春植え(3~5月):落花生、シシトウ、キュウリ・ゴーヤ
- 夏植え(6~8月):サツマイモ(ツル)、黒豆
- 秋植え(9~11月):大根、ホウレンソウ、スナップエンドウ、
- 冬植え(12~2月):ジャガイモ、小松菜
春植え
落花生

種まきは4月ごろ
種が大きいので、土に直播きでも問題なく発芽してカンタンに大きくなってくれます。
初めての家庭菜園で心配なら、苗がおススメです。
肥料も少なくて大丈夫
植えっぱなしで放任栽培でも問題なしです
収穫は9~10月
採れたてを塩ゆでしたら絶品です
シシトウ

種からも十分育ちますが、難易度が低いのは苗から育てる方法です。
4~5月ごろに苗が出回ります。
肥料はあまりいりません。
シシトウ自体、実が小さいので、木に負担がかかりにくいからでしょう。
たくさん採れますが、水やりをさぼると辛いシシトウが増えます
キュウリ

種まきは3~4月ごろから、遅い物だと7月に撒いても育ちます。
キュウリは発芽率高いので、初めてでも簡単です。
心配なら、苗の購入をおススメします。
少し面倒なのは、ツルを這わすためのネットが必要なことです。
100均のものでも十分ですので、設置してください。
初心者でもある程度お世話すれば1株で10本ぐらいは採れると思います
ゴーヤ

種まきは3~4月
強い作物なので放任主義で育てるとどこまでも広がります。
キュウリと同様に、ツルを這わすためのネットが必要です。
夏植え
サツマイモ

サツマイモは種から育てるのではなく、ツル状の苗を土に植えます。
5月~6月にかけて苗が出回ります。
ちょうど梅雨時期と重なるので、雨の前日に植えると水やりの手間が省けます
収穫時期は、10月ごろ。
黒豆

比較的簡単に発芽します。
黒豆は種を直播がおススメです。
理由は、苗等で移植すると株が弱りやすいからです。
7月ごろに種を播き、11月ごろ収穫です。
収穫したさやは、しっかりと乾燥させてから実を取り出します。
秋植え
大根

発芽率が高いです。
種袋記載を平均しても85%以上。
私の過去の経験でも、90%は発芽します。
秋植えの大根は、ある程度気温が秋っぽくないといけません。
近年秋でも真夏日が増えているので、あまり早く植えると発芽しにくいかもしれません。
気を付けてください。
撒き方は、ばら撒きもしくは点播き。
発芽して葉っぱが成長してくたら、間引きます。
当然、間引いた葉っぱも食べられます。
大きくなったものから順次収穫していってください
ホウレンソウ

ホウレンソウは寒さに強いので秋播き向きです。
一列に筋播きもしくは、幅5㎝ぐらいの帯状にばら撒き。
発芽率もそこそこ良いです。
葉っぱが成長してきたら、小さめの物から間引きます。
間引いたものも、食べられます。
冬にかけて育てるのであれば、トンネル状の寒さ除けに不織布で覆ってあげると良いです。
スナップエンドウ

スナップエンドウと言えば春野菜ですが、植え付けは秋です。
10月までに種をまいてある程度体を大きくしないと、冬の寒さで負けてしまい、春の収穫量が減りやすいです。
逆に種まきが遅すぎると、発育が悪くなって春の収穫量が激減します。
種の裏に書かれている「適正時期」を見て、あなたの地域に合った時期に蒔きましょう。
撒き方は、株の間は30㎝ほど。
3粒ぐらい土に植えて、小さな芽は間引きます。
スナップエンドウは、「ツルあり」「ツルなし」両タイプあります。
ツルありは、ネットの設置が必要です。
ツルなしはネット入りませんが、支柱で支えてあげないと倒れます。
収穫量はツルありの方が多い印象です
冬植え
ジャガイモ

春に収穫する新じゃがは、冬の2月ごろ~3月に植えます。
時期になったら種イモが出回ります
自宅で残っているジャガイモを植えても大丈夫です。
元気な芽だけを残す「芽かき」をやると、芋を大きくできる可能性が高いですが、そんなことはせずに放任栽培でも十分育ち収穫できます。
収穫は5月~6月ごろ
ジャガイモの花がしおれて、全体的に葉っぱや茎が黄色くしぼんできたら収穫です。
小松菜

小松菜は年中栽培できますが、特に冬は虫の被害も少なくて育てやすいです。
植え方は、ホウレンソウと同じ要領です。
筋播きもしくは広めの帯播きにして、大きくなってきた葉っぱを間引きながら召し上がってください。
【多収】苗代・種代の元を取りやすい野菜2種【リーズナブル】
せっかく、苗代や種代を払って野菜を植えるなら、失敗しにくいのはもちろん、沢山とれて出来れば種代や苗代の元を取りたいと思いませんか?
苗代・種代の元を取りやすい野菜はこちらです
- 苗もの:甘長(春植え・夏野菜)
- 種もの:大根(秋植え・冬野菜)
甘長

甘長は、シシトウよりも大き目な夏野菜です。
比較的簡単に大きくなり、収穫量も多いです。
春先になると1本100円~150円で苗が売られ始めます。
順調に木を大きくできると、1株あたり100個ぐらいは余裕で収穫できます。
余裕で苗代の元は取れる計算です。
大根

大根は苗ではなく、種から育てます。
季節になると、ホームセンターや100均で種が売られています。
多くの種袋には「〇〇ml」という記載のみで、種の粒数は書かれていませんのでご注意を。
目安として、5mlで約200粒入っています。
発芽率85%以上と書いてある種が多いですが、気候があえばほぼ100%発芽します。
仮に5ml入りの大根種が300円で売られていたら、80%発芽するとして160本の大根が出来るという計算になります。
実際はここまではっきりと上手くいきませんが、それでも種代は余裕で回収できるでしょう。
播き方としては、狭い面積であれば、面積全体に種をまく「ばら撒き」がおススメです。
キチンと整列させたいのであれば、3粒ずつ「点播き」して、大きくなってきたら間引くと見た目がキレイな大根畑になります。
【おまけ】余った種の保存方法
苗は必要本数を買えば問題ないですが、種はどうしても余りやすいです。
ホームセンター等で売られている種って、沢山入っていて、毎回余ってしまいます。
無理して沢山撒いて失敗なんてことにも。
そんな時は、余った種の冷蔵保存がおススメです。
あらかじめ、種の封を開けるときは控えめな切り口で開けます。
必要分使って余ったら、封をホッチキスで止めて、そのまま野菜ボックスに保存してください。
この時、いつ購入したか、いつ開封したかを袋にメモしておくと良いです。
次の季節に冷蔵庫から使いさしの種を見つけたとき、いつの物だったかが分かり便利です。
2~3年以内に使いきる感じでOKです。
使用期限が種袋の裏面に書いてますが、過ぎても発芽しますよ(経験済み)。
まとめ
家庭菜園初心者でもカンタンな野菜を季節ごとにまとめました。
失敗しにくいとはいえ、相手は生き物です。
どこかで病気がでたり、虫にやられたりもします。
それでも、少しずつでも手をかけていれば、苗代分ぐらいは十分に収穫できるものばかりです。
庭や花壇の空きスペースに、ぜひチャレンジしてみてくださいね。