農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「種ってどうやってまいたらいいの?」
「作る野菜によってまき方の違いってあるの?」
「発芽率UPの注意点は?」
今回の記事では、以下のことがわかります
- 種のまき方は野菜によって違う
- 種のまき方の種類や違い
- 発芽率UPのコツ
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴8年目の現役農家妻です。
例えば作ってみたい野菜があるとして、その種のまき方を間違えたらどうなると思いますか?
家庭菜園初心者からすれば、「どれも種まきなんて同じでしょう?」と思うかもしれません。
しかしまき方を間違えると、ある程度は育つかもしれませんが、ほぼ失敗に繋がります。
それぐらい種まきは大切なのです。
今回の記事では、家庭菜園初心者には是非知っていただきたい、種のまき方をまとめてみました。
もくじ
【家庭菜園初心者】種のまき方まとめ【野菜によって違う】
先にも少し触れましたが、種まきは野菜によって方法が違います。
具体的には「大きく育つ野菜」と「小さく育つ野菜」によって変わります。
ここからは、代表的な種のまき方と、それに合う野菜をまとめました。
種のまき方①筋まき
種まきの代表的な方法の一つ「筋まき」
種をまくための溝を作って、そこに等間隔に種をまく方法です。
間隔は1センチぐらいが多い印象です。
向いている野菜は小さめに育つ野菜です。
例:ほうれん草・小松菜・ラディッシュなど
発芽後は間引きながら大きく育てていきます。
種のまき方②帯まき
筋まきと似ていますが、帯まきは種のまき溝の幅が広いのが特徴です。
私は5~7㎝程度の幅で帯播きすることが多いです。
向いている野菜は筋蒔きと同様に、小さく育つ野菜です。
特に種が小さいものがむいています。
ニンジンなど、種を密集してまく方が発芽・整腸が良くなる野菜などがおススメです。
発芽後は間引きながら大きく育てていきます。
種のまき方③ばらまき
野菜を育てるスペースに、文字通り種をバラバラにまく方法です。
栽培スペースが狭い場所で、ラディッシュや小松菜など小さめな野菜を育てるのに向いています。
筋まきや帯播きと違うところは、発芽後の間引きが少しめんどくさい点です。
狭いとはいえあちこちに発芽するので、大きく育ってくると近くの葉っぱ同士がぶつかって時には絡み合って、間引くのに少し労力がいるかもしれません。
種のまき方④点まき
これまでの3つとは違い、大きく育つ野菜に向いているまき方です。
例:豆類、オクラ、大根など
育てる野菜に合った間隔を保って、文字通り「点」にまいていきます。
点にまく種の数はも野菜によって変わってきます。
例えば種の大きなソラマメや落花生等は1穴に1粒でOK。
大根等は2~3粒まいて発芽してから間引くことが多いです。
また、小松菜やほうれん草など小さく育つ野菜も、収穫のや管理がしやすいという理由で点まきする方も多いと聞きます。
大きく育つ野菜を筋まき・帯まきすると、隣同士のタネと養分を取り合ったり、葉っぱ等が干渉して大きくなりにくいので、失敗しやすいのが特徴です。
ぶっちゃけ小さく育つ野菜は、筋まきでも点まきでもOKです。
アナタが育てたい野菜の特徴をみて、種のまき方を決めてください。
【家庭菜園初心者】種まきの注意点【発芽率UP】
ここからは、種まきの注意点をご紹介します。
野菜によって筋まきや点まき等でまきかたを決めても、発芽によくないやり方をしてしまうと、失敗に繋がります。
発芽UPのためのコツ満載なので、どうぞご覧ください。
注意点①土の水分チェック
種をまく場所に土が湿りすぎたり乾燥しすぎたりしていると、発芽に悪影響です。
ベストな湿り気は、5㎝ほど掘った部分の土を握ってみて、団子になればOKです。
団子がびちゃびちゃで水が滴るような場合は湿りすぎです。
畝を高くして水はけを良くした方が良いと思います。
感想している場合は、種まき前に水を上げるといいでしょう。
注意点②栽培の時期
育てたい野菜の栽培時期が合っているかも注意が必要です。
夏野菜を冬に育ててもうまくいかないように、野菜にはそれぞれ適した季節や温度があります。
種袋の裏面を見ると、種まき適期や温度が書いてあるので、参考にしましょう。
注意点③古い種は発芽率が悪い
種は生きています。
購入後時間がたつにつれて、発芽率が落ちます。
種袋の裏面に使用期限が記載されているので、なるべく期限内に使い切りましょう。
ぶっちゃけ期限が過ぎても発芽しますが、より発芽率をUPさせるためには気にした方が賢明です。
注意点④植える深さ
種を土に植える深さにも注意が必要です。
通常、種の大きさの2倍程度の深さにまくことが多いですが、種によってはもう少し深く植えたり、浅く植えたりすることがあります。
例えば、同じ豆類でもエンドウ豆は深めに種をまくのに対し、ソラマメは種の半分まで土に埋めて発芽させます。
他にも、発芽に光を必要とする「好光性種子」や逆に光はいらない「嫌光性種子」などもあり、育てる野菜の性質に合わせて植える深さを調整することで発芽率UPを測りたいところです。
発芽と光についての記事↓
注意点⑤鎮圧
種をまいて土をかけたら、鎮圧すると発芽率が上がるといわれています。
これは、種と土が鎮圧によって密着することで、土の水分が種に伝わりやすくなって発芽しやすくなるというシステムです。
また、鎮圧することで土表面から水分が蒸発しにくくなるので、より水分が確保できます。
まとめ
種のまき方は複数あり、野菜や植える場所によって変わります。
いくつかご紹介した種まきの注意点を知ることで、家庭菜園初心者でも発芽率をUPさせることができます。
あなたの家庭菜園が充実しますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。