農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?

家庭菜園で玉ねぎを育てたいけどむずかしい?
初心者でも分かる育て方が知りたい
大きく立派に育てるコツは?
収穫までどれぐらい時間かかるの?
今回の記事では、以下のことがわかります
- 玉ねぎは家庭菜園初心者向き
- 玉ねぎの育て方の基本
- なるべく大きい玉ねぎを収穫するためのポイント
この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
玉ねぎは初心者でも植えて育てるのは、比較的やりやすい作物です
しかし!
ポイントを守らないと収穫時にちっちゃい玉ねぎになってしまうことも
よくある失敗を回避して、立派な玉ねぎを目指ましょう
もくじ
【初心者】カンタン?難しい?家庭菜園の玉ねぎ栽培【失敗も】

玉ねぎは一般的に、初心者でも簡単に植えて育てられる作物です。
- 理由①:寒さに強い(枯れにくい)
- 理由②基本半年間植えっぱなしでOK(難しい栽培技術がいらない)
- 理由③:冬を越すから雑草管理がらくちん(手間がいらない)
初心者が家庭菜園でつまずきそうな家庭菜園あるある要素を攻略している玉ねぎは、まさしく初心者向けなのです
しかし、そんな初心者向けの作物でも、リカバリ不可能な失敗をすることもあります。
- なんだか大きく育たない
- 収穫時期前に花が咲いた
- 雑草に埋もれてどれが玉ねぎか分からなくなった
どれも玉ねぎ栽培あるあるです
かくいう私しばさくも、すべて体験済みです。
では、どうやって玉ねぎを栽培すればいいの?
どうすれば無事収穫までたどりつけるの?
今回の記事は玉ねぎ栽培初めてさん向けに記事を書いてます
特に玉ねぎを初めて植え育てる初心者のあなたには必見
玉ねぎ知識ゼロからでも分かるような、植え方の超基本
より大きく収穫するための、裏技的ポイント
このあと解説します
「え?初めてなのにこんな大きい玉ねぎができたの?」
という家族や友人の顔を思い浮かべながらご覧ください。
【初心者】玉ねぎの植え方育て方

まずは、玉ねぎ栽培の基本事項をおさえましょう
いつ植える?

中間地:11月中旬~12月上旬
寒冷地:10月中
暖地:11月下旬~12月中旬
苗?種?

初心者は苗を植えるべし!
種から育てるには、手間がかかる作業がいくつもあります。
家庭菜園であれば苗を買って植える方が絶対にカンタンです
植える季節になれば、ホームセンターや園芸店で苗が出回ります。
50本で300円~500円ぐらいで売られていることが多いです。
どこに植える?

地面に直接の露地畑・プランターのどちらでも育ちます。
プランターの場合は、野菜の培養土を使います。
露地畑に植えるなら、マルチを敷きましょう
草引きの手間が圧倒的に減ります。
穴あきのクロマルチがおススメです
マルチのかわりに藁を敷いてもOK
ちなみに畝は、立てても立てなくてもOKですが、水はけが悪い土地なら畝をつくりましょう。
肥料は?

プランター栽培の場合は、培養土に元肥が施されていますので、追加で肥料を入れる必要はありません。
露地は畑の場合は、元肥を軽めに施すと良いです。
具体的な量の目安は
たい肥:1㎡あたり1kg
化成肥料:1㎡あたり100グラム
※実際ここまで入れなくても育ちます
初めて何かを植える土地は、ぶっちゃけ元肥を入れなくても育ちます
そのかわりに、追肥が必要です(後述します)
植え方は?

玉ねぎの苗は、深くうえてはいけません。
浅く植えます
具体的にはこんな具合です↓

根っこと、苗の根元の白い部分が軽く隠れるぐらいまで土に埋めます
これ以上深くする必要はありません
深く植えると、玉ねぎが成長しないことがあります。
苗と苗の間隔(株間)は15㎝ぐらいです。
握りこぶし1個半ぐらいが目安です
お世話は?

苗の植え付け後、根っこが土に定着(活着という)までは水をあげます。
なるべくこまめに様子をみて、乾いていたらあげましょう。
活着後の水やりは特に必要ありませんが、春先に晴れ間が続いて土が乾きすぎていたら上げましょう。
玉ねぎは多湿を嫌って病気になりやすいので、水やりはほとんど必要ないと思っていてOKです。
収穫は?

植え付けから約半年後に収穫です。
収穫の目安は、葉っぱを見る。
風も吹いていないのに、葉っぱが倒れたら、そろそろ収穫の合図と思ってください。
倒れてからも成長するので、倒れて葉っぱが黄色くなってきたら収穫しましょう
収穫後は3日ぐらい乾かします。
植えていた畑で干すもよし、軒下で雨露が当たらないところで干すもよし。
長期保存死体場合は、3~5個ずつ紐でしばって、日が当たらない風通しの良い場所(北面の軒下など)にひっかけて干します。
【後悔しない】玉ねぎ栽培のポイント4つ【大きく育てる】

玉ねぎの栽培基本は、前述のとおりです。
でも、その通りに育ててもうまくいかないことはたくさんでてきます
いつまでたっても玉ねぎが「玉」にならない
思うように玉が大きく成長しない
放置でいいと思っていたら、いつの間にか雑草に埋もれていた
※どれも私しばさく経験談です
これらを回避するためのコツがあります。
具体的には次のターニングポイントです
- 苗選び
- 植えるタイミング
- 追肥のタイミング
- 草引き
少し面倒かもしれませんが、ここで手をかけると収穫におおきな差が出ます。
私のような失敗をしないためにも、ぜひ取り入れてみてください
苗選び

順調に玉ねぎを育てるためには苗選びは重要です
選ぶポイントは「太さ」
目安にするのは、なんと「鉛筆」です
苗の理想サイズは苗の根元部分、将来「玉ねぎ」になる部分の太さが7~8mmぐらいのものです。
それが鉛筆と同じぐらいの太さなのです。
これより太い苗だと、収穫時期より早く花がついてしまいます。(とう立ち)
とう立ちしても食べられますが、玉ねぎの中央部分に硬い芯ができます。
とう立ちした時は、時期じゃなくても収穫しちゃいましょう。
植えるタイミング

玉ねぎは植えるタイミングも重要です
具体的な時期は前述しましたが、それより遅くなってしまうと、思ったように大きく育ちません。
逆に早く植えすぎると、春の収穫前にとう立ちする原因になります。
追肥のタイミング

「肥料は元肥を入れたから安心」と侮ってはいけません。
もちろん、それでも育ちますが、より大きくおいしく玉ねぎを収穫するためにはベストなタイミングで追肥をすると効果的です。
追肥ポイント
- 2月末:玉ねぎ1本に対して化成肥料ひとつまみ
- 3月末:玉ねぎ1本に対して化成肥料ひとつまみ
どちらも根元付近にまきます。
春が近づくこの時期は、成長速度がぐっと早くなります。
その分体力を使うので追肥が必要というわけです
使う肥料は、元肥に使う化成肥料でOKです。
草引き

基本的にマルチを敷いていたら草引きの手間はかかりません。
しかし!春先になると春草の雑草がはびこって、マルチの穴からも生えてくることが多いです。
雑草は生えっぱなしでも玉ねぎは枯れませんが、追肥した養分が雑草に取られて玉ねぎの成長が悪くなることも…
なるべくこまめに観察して、雑草が生えているのを見かけたら抜いちゃいましょう。
まとめ
玉ねぎは初心者向けの作物だけど、注意するポイントがある
栽培の基本どおりに作業しつつ
- 苗の太さは鉛筆ぐらい
- 植える時期を守る
- 2月末と3月末の追肥
- こまめな草引き
といったポイント行動を行うと、収穫の時に差が出ます
知っている家庭菜園ユーザーはみんなやっているこれらのポイントを実践して、経験者もびっくりするような玉ねぎを作りましょう
最後までごらんくださり、ありがとうございました