農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「種を水に漬けたら発芽にいいって聞いたけど、なんで?」
「家庭菜園初心者でもできる種の浸水方法を知りたい」
「種の浸水の注意事項を知りたい」
今回の記事では、以下のことがわかります
- 種の浸水が発芽に良い理由
- 種の浸水の方法
- 種の浸水の注意事項
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴7年目の現役農家妻です。
野菜を種から育てる最初のハードルは「発芽」ですよね。
家庭菜園初心者のうちは、発芽するか不安でたまらなくなります。
「発芽しなかったらどうしよう…」
そんな不安を少しでも減らすテクニック、それが「種の浸水」です。
今回の記事では、発芽にいいと言われている「種の浸水」ついて、その理由とやり方、注意事項をご紹介します。
もくじ
【家庭菜園初心者】種を水につけると発芽にいい?理由を考察【種の浸水】

種まき前に種を水につけると、発芽にいいと言われています。
考えられる理由は、次の2つです。
理由①外皮がふやける
種はそのままだと乾燥しているので、外皮が硬いのです。
通常土に種まきすると、土中の水分で種が水を吸い外皮がふやけてきて発芽しやすくなるのですが、それを事前に行うのが「種の浸水」なのです。
理由②植物ホルモン「ジベレリン」
種は水を吸うことによって、種にある胚から「ジベレリン」という植物ホルモンを分泌します。
そのジベレリンが胚乳にあるでんぷんを糖に変えて発芽のためのエネルギーにすると言われているのです。
種を発芽させるためには水が必要なことは、家庭菜園初心者でもご存じでしょう。
通常土にまかれてからの種の給水を、種まき前にやってあげることで、
- 発芽が早くなる
- 発芽が揃う
- 発芽後の生育が良くなる
などの発芽にいい現象が起こりやすいのが、「種の浸水」なのです。
そして、種の浸水は誰でも簡単にできます。
もちろん、家庭菜園初心者でも、やり方さえ知っていれば、少しの手間で行えます。
詳しいやり方は次セクションで。
【家庭菜園初心者】種の浸水の方法は?実際にやってみた

「種の浸水が発芽にいいことがわかった。やり方はどうするの?」
種の浸水とは、種を水に一定時間つけることです。
やり方ンはとてもカンタン!
家庭菜園初心者でもすぐにマネできる「シンプル3ステップ」です。
ステップ①器に水を入れる
種を浸水させる器を準備して、そこに水を入れます。
器の大きさはなんでもOKですが、種自体そんなに大きなものではないことが多いので、私は小さなタッパをいつも使っています。
食事用の器で浸水するのはなんだか気が引けるので、使わなくなったタッパを浸水専用にして使っています。
ふたがあるタイプだと、一晩浸水させている間、間違って動かしても水や種がこぼれにくいのがタッパのいいところです。
使う水ですが、水道水でOKです。
プラスαで、私は浸水の水に少量の有機液肥を混ぜてます。
液肥についてはなんとなくなやっているので、根拠はありませんが、なんか発芽後の成長が良くなる気がしていつもついやってしまいます。
ステップ②種を入れる
水を入れた器に種を投入します。
種を入れたら、軽く混ぜます。
あまり勢いよく混ぜると種に気泡がついてしまい上手く浸水できなくなりますので、あくまでそっと軽くまぜるにとどめます。
ステップ③一晩おく
種を水に入れたら、そのまま一晩おきます。
時間にすると8時間~長くても24時間です。
私の場合は、翌日午前中にまくのであれば前日晩ご飯時間帯ぐらいに浸水開始します。
こうして浸水させた種は、軽く水を切って、植える場所へとまきます。
水を切るときは、茶こしがあると便利です。
もしくは布やキッチンペーパーに水中のタネをすくって水切りさせます。
【家庭菜園初心者】種の浸水の注意事項

最後に、種の浸水の注意事項をご紹介します。
家庭菜園初心者は知っておくと、発芽に困ることが減るので、どうぞ参考にしてください。
注意事項①濡れると種まきしにくくなる
種は水にぬれると、種同士がくっつきやすくなって、種まきしづらくなります。
特にニンジンやネギ等「小さな種」は、濡れたままだとまきにくいので注意です。
種の表面の水分を乾燥させるとまきやすくなります。
注意事項②あまり長期間漬けっぱなしにしない
種を水につける時間は、おおよそ24時間までと考えています。
それ以上つけても、目に見えて発芽率が上がりません(経験あり)。
逆に何日もの長期間水につけることで種が呼吸できずに腐る可能性もあります。
漬ける時間は24時間程度までにしましょう。
もし種を浸水させてすぐに種まきできないときは、湿らせたキッチンペーパーにくるんで、ジッパー袋に入れて保管しましょう。
野菜室等礼装保存も効果的です。
注意事項③発芽適期を守る
いくら種の浸水が発芽にいいからといって、季節外れにやってはいけません。
野菜にはそれぞれ「発芽適期」があります。
種を購入したら袋の裏面に「種まき時期」が記載されていますよね。
それを参考にして、栽培できる期間内に種まきしましょう。
まとめ
種を一定時間水につける「種の浸水」は、発芽にいい
やり方は①器に水を入れる②種を入れる③一晩おく
注意事項に気を付けることでもっと発芽によくなります。
あなたが育てる野菜の発芽がよくなりますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。