あなたは、こんな疑問ありませんか?

家庭菜園初心者でもできる大葉の育て方は?
大葉をとことん手をかけず育てる方法はあるの?
育てる時の注意事項は?
今回の記事では、以下のことがわかります
- 大葉を育てる基本情報
- 大葉をズボラに育てる工夫
- 大葉を育てる注意事項
この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目の、現役農家妻です。
大葉は毎年育てています
というか、毎年生えてきます
夏には欠かせない和製ハーブ:大葉は夏に大活躍の野菜です
手をかけずズボラに育ててみませんか?
もくじ
【初心者】家庭菜園で大葉を育てる【基本情報】

大葉は家庭菜園初心者にうってつけの作物です
理由
- 虫があまりつかない
- 生命力が強い(こぼれ種で一人生えする)
- たくさん収穫できる
- 肥料がそんなにいらない(土壌汚染が少ない)
- 連作障害がおきない(同じ土地で毎年植えられる)
野菜を育てたことのない初心者でも、失敗しにくい作物なのです
植える場所は2種類
- 露地(地面に直接植える)
- プランターや植木鉢
土を選ばない大葉は、どちらでも失敗が少なく育ちます
プランターや植木鉢で栽培するなら、水の管理が必要です
土が乾いたら、水をたっぷりあげます
日当たりは日向・半日陰どちらでも育ちます
大葉は日当たりが好きですが、浴びすぎると葉っぱがかたくなります
やわらかい食感の葉っぱを育てるなら、半日陰が良いです
植え方は2種類
- 苗から
- 種から
生命力が強い大葉は、どちらでも失敗が少なく育ちます
植える時期は春の終わりごろ、5月~6月ぐらいです
苗から
苗の方が種からよりも早く大きくなるので、収穫を早くはじめられます
苗は4~5月ぐらいにホームセンター等で出回ります
葉っぱの大きな、緑色の濃いものを選びます
自分で育苗するなら、ポットやセルトレイに種を蒔き、発芽するまでは土を乾かさないようにしましょう
苗を植えるときは、株間を20~30㎝ぐらいにします
種から
種から植えると、「芽紫蘇」という発芽したての大葉を味わうことができます
刺身のつまに最適で、美味しいです
種にはそれぞれ、発芽するために必要な温度があります
大葉は20~25℃必要です
筋播き・ばら撒き等で種を蒔きます

そして、大葉の種は、発芽に光が必要な「好光性種子」です
種をまくときは、土をあまりかぶせない方がよいです
かぶせすぎるといつまでたっても発芽しないことがあります(経験談)
いつまでも芽が出ないから不安になって追加で種まき➡発芽しすぎてジャングル
ってことがこの6月にありました。
発芽したら弱いものは間引きます。
最終は株間15~20㎝になるように間引きましょう
植えた後は?
大葉は、生命力が強くて虫もあまりつかないので、植えた後はあまりお世話がいりません。
プランター栽培は、水の管理だけ気を付けてください。
水が切れると生育が悪くなります。
収穫は?
葉っぱの収穫は8月ぐらいまでです。
9月が近づくと、花がつきます
この大葉の花「穂ジソ」も食べられます

通常、花が咲くと株全体が老化して葉っぱがかたくなったりします
「穂ジソ」を採ることで、株の老化を遅らせることができます
【楽ちん】庭で大葉をズボラに育てる【無限ループ】

大葉は初心者にも育てやすい作物です
上でご紹介した理由どおり
- 生命力が強い(こぼれ種で一人生えする)
- 肥料がそんなにいらない(土壌汚染が少ない)
- 連作障害がおきない(同じ土地で毎年植えられる)
この特徴を応用すれば、庭で毎年ほぼ手をかけず
ローコストで無限ループ栽培が出来るはずです
まずは、庭や花壇、畑の一部を「大葉専用ゾーン」に決めます
このゾーンに大葉を植えます
株を大きくして一通り収穫後、普通に花を咲かせ、実をつけさせ、枯れるまで放置します
枯れたら、種を含めて作物の残骸を引っこ抜き、ゾーンの土の上に置きます
翌年、その種から発芽して生育&収穫します
また花を咲かせて実をつけて枯れさせて……
を毎年繰り返します
大葉は連作障害が起きないので、これが可能です
実際、我が家の大葉は毎年同じようなところから、こぼれ種の一人生えがお目見えします。
土も選ばないので、よっぽどの荒地ではない限りは育ちます
たまに、びっくりするようなかたい土から生えてきて、立派に成長する株もいます。
肥料もそんなにいりませんが、気になるなら腐葉土を敷く、もしくは化成肥料を少量ばら撒く等で十分です
これで毎年、特に労力もお金もかけずに、「大葉ゾーン」で超ズボラ栽培で大葉が収穫できますよ
【必見】大葉を育てる注意事項

いくら大葉が強い作物とはいえ、注意事項はあります
そんなに難しいことではありませんが、知っているとより美味しい大葉を栽培できます。
土・肥料

大葉は土を選びませんが、土を良くすることで柔らかく香り豊かな大葉が育ちます
庭や花壇等の「露地」に植える場合は、腐葉土やバークたい肥などを混ぜ込むといいでしょう
プランターの場合は、培養土でOKです
水

大葉は水分を好みます
乾いたからっからの土地より、半日陰で少し湿り気のある方が、柔らかな葉っぱになります。
可能なら、庭でも日陰になりやすい所に植えましょう
プランターも半日陰に置くと良いです
虫

大葉は虫に強いですが、それでも食害(虫にはっぱを食べられる)にあいます
バッタ:夏~秋に出現。葉っぱを食べます
アブラムシ:言わずと知れた小さな虫。集団で作物の汁を吸います
ヨトウ:なんでも食べる芋虫。葉っぱを食べます
コナジラミ:白い飛ぶ小さな虫。葉っぱの汁を吸います
我が家は大葉にはあまり手をかけないので、虫がついたのを見つけたら、そこを除去するぐらいです。
虫の害がひどい場合は、現役農家のダンナに相談して、家にある農薬を薄めて使うこともあります。
しかし家庭菜園だと、農薬を使うのは抵抗があると思います。
ホームセンターの園芸コーナー等で虫対策の薬が売られています。
有機系のものもありますので、店員さんに相談するといろいろ教えてくれますよ
収穫終了
9月も後半にさしかかって、収穫が終わったら、種をとってみましょう。
自家採種すると、翌年種を買わなくても済みますので、経済的です。
種の作り方は、大葉に実がついたら枯れるまでそのまま放置するだけOkです。
まとめ
大葉は家庭菜園初心者にぴったりの作物ということが分かりました
手をかけずに栽培するなら、庭や畑の「露地」がおススメです
連作障害もなく肥料も少なくてOK
柔らかい葉っぱがお好みなら半日陰で育てましょう
最後までご覧くださり、ありがとうございました。