
あなたはこんなことありませんか?
「自宅の庭で家庭菜園を始めたいけどどうしていいかわからない。」
「初めて庭で家庭菜園するときの注意事項が知りたい」
「初心者でも庭で育てられる野菜を知りたい」
この記事では次のことがわかります
庭の空きスペースで野菜を育てる準備方法
初めての庭での家庭菜園の注意事項
家庭菜園初心者が庭で育てやすい野菜たち
この記事を書いている私は、家庭菜園歴8年目の現役農家妻、しばさくと申します。
「庭に空きスペースがあって、そこで野菜を育ててみたい」
そんな時ありますよね。
「とりあえず適当な種でもまこうか、何かしら苗でも植えようか」
というやる気や行動力は素晴らしいですが、何もしていない状態で植えてしまうと、おそらく失敗します。
というわけで今回の記事では、ゼロから庭で家庭菜園を始める方法を、初心者向けに解説しました。
失敗しないための注意事項や、庭向け野菜の合わせてまるっとご紹介します。
では、早速見ていきましょう。
もくじ
【ゼロから】庭での家庭菜園の始め方【初心者OK】

このセクションでは、これまで野菜を育てたことのない庭の空きスペースに、野菜を植えて育てられる環境を作る方法をご紹介します。
といっても、難しいことはありませんので、ご安心を。
家庭菜園初心者でも実践しやすいように、カンタン3ステップでご案内します。
ステップ①草を引く
まずは、野菜を育てる予定地きれいにしましょう。
おそらく雑草が生えているはずなので、草を引きます。
ここではとりあえず地面の土が見えるようにする工程ですので、根っこが土の中に残っていてもオッケーです。
がんがん草を除いていきましょう。
草の勢いがひどくて自分じゃどうしようもないって時は、専門業者に手伝ってもらうのもアリです。

ステップ②土を掘る
草引きが終わったら、土を掘っていきます。
鍬や大きなスコップで、耕していきます。
とはいえ、これまで何もしてこなかった場所です。
おそらく地面がびっくりするぐらい硬いことでしょう。
ここは、頑張りどころです。
すこしずつでもいいので、耕しましょう。
足腰が痛くなることもあるので、ムリは禁物。
腰痛持ち場合はコルセット等を装着して作業してください

ある程度耕したら、掘り返した土に混じっている石や雑草の根っこ取り除きます。
きっちり綺麗にする必要はありません。
大きめ石や、株の大きい根っこは取り除くぐらい軽い気持ちオッケーです。
ステップ③堆肥や肥料を入れる
ある程度石や根っこを取り除いたら、最後は野菜を育てるための土台作りです。
堆肥と肥料入れます。
堆肥は、個人的にはバーク堆肥がオススメですが、基本的に完熟堆肥であれば何でオッケーです。
入れる量は、1平方メートルあたり1キログラムが目安です。
もし堆肥を買うのがもったいない、難しくてよくわからない場合は、①で引いた雑草を乾燥させたものを土に入れるという方法もあります。
堆肥節約のため私もよくやります。
生ごみをたい肥にして節約するという方法もあります。

肥料は、有機質入り化成肥料が家庭菜園初心者には使いやすいでしょう。
入れる量は、1平方メートルあたり100グラム程度までです。
肥料を入れるのがもったいない場合は、別に入れなくてもおそらく野菜は育ちます。
ただ、少し控えめな大きさになるかもしれません。
肥料は入れすぐると病害虫の原因になるので、たくさん入れるぐらいならいっそ無肥料で育てるのもありでしょう。
堆肥や肥料を土に入れたら、満遍なくまぜて、平にならしたらひとまず完成です。
ここまでご覧いただいて
「さっそく庭を掘ってみたい」
と思ったあなた。
というやる気はとてもすばらしいです。
次セクションでは、庭で家庭菜園を始める注意事項をご紹介します。
失敗を減らすためにも、ぜひ続けてご覧ください。
【ゼロから】庭での家庭菜園の注意事項【初心者】

ここからは庭で家庭菜園を始める注意事項をご紹介します。
注意事項①日当たりを確認
野菜を育てる予定の場所の日当たりを確認しておきましょう。
というのも、野菜によっては、日当たりが好きなものと、日陰でも育つもの、直射日光が苦手なもの等様々あります。
多くの野菜は太陽光が必要なので、日当たりが良いに越したことはありません。
しかし、日陰でもできる野菜はあります。
あなたの庭、畑予定地の日当たりは把握しておきましょう。
日がげでも育つ野菜をチェックしたい場合はこの記事をどうぞ。
注意事項②土の状態
野菜を植える予定地の土の状態を見ておきましょう。
- 水捌けが良いですか?
- 雑草はたくさん生えてましたか?
水捌けは育てる野菜を選びます。
水があまりいらない野菜を水捌けが悪い場所で育てると失敗します。
逆も然り。
水捌けが悪い場所は、畝を立てましょう。
雑草の種類は、土の良し悪しの目安になります。
いろんな種類の雑草がたくさん生えている場所は、養分が多くて良い土の可能性が高いです。
逆に、雑草がほぼ生えていない、例えば学校の運動場のような場所は、養分が少ないでしょう。
養分が少なそうな場所は、堆肥や雑草を土に入れることで改善していきます。
注意事項③初心者向けの野菜を選ぶ
野菜には、育てやすい野菜と、お世話が結構必要な野菜があります。
家庭菜園初心者には、育てやすい野菜を選ぶと成功しやすいです。
そうなってくると
「家庭菜園初心者向けの野菜、庭の家庭菜園に向いている野菜って何があるの?」
という疑問が湧くのは当然ですよね
次セクションでは、庭で初めての野菜作りにぴったりな野菜を厳選してご紹介します。
【初心者OK】庭の家庭菜園にぴったりな野菜5選

ここからは、初めての家庭菜園、庭での野菜作りに向いている作物を5つご紹介します。
庭向き野菜①おくら
夏野菜の定番、オクラは生育旺盛なので育てやすい野菜です。日当たりは良い方がいいですが、水捌けは多少悪くても育ちます。毛虫等害虫がつきやすです。
庭向け野菜②大根
冬野菜の定番、大根は土地を選ばず育てやすい野菜です。育ってきた葉っぱを間引いたものも美味しくいただけます。
庭向け野菜③大葉
夏の代表的香味野菜の大葉も育てやすいです。土地を選ばず生育旺盛。前年に実ったこぼれ種でも立派に育つぐらい強いです。葉っぱを柔らかくしたい場合は半日陰で育てるのがベストです。
庭向け野菜④ラディッシュ
ラディッシュは家庭菜園初心者は一度は育てる野菜で有名です。
理由は、種まきから収穫までの期間が短いからです。
約1ヶ月で収穫可能です。
なんなら、成長中に発生する間引き菜を含めるなら、一週間程度で食べられます。
少しでも早く収穫体験をしたいなら、かなりオススメ野菜です。
庭向け野菜⑤ゴーヤ
庭で育てるなら、グリーンカーテンにも最適なゴーヤもおすすめです。
初心者でも結構簡単に育てられます。
ただ、生育旺盛で伸び放題になるので、誘引ネット設置が必要です。
他にも、家庭菜園初心者向きの野菜を紹介している記事はこちら
初心者向けの本を集めた記事もあります。
「あれもこれも育てたいけど、庭のスペースが足りない」
っていう時は、プランター栽培を取り入れると良いですよ
記事はこちら
まとめ
ゼロから庭で家庭菜園を始める時は①草を引く②土を掘る③堆肥や肥料を入れる、ことでいままで何も育てたことのない土地でも野菜を植えられるようになります。
日当たりや水捌け等庭の土地の状態を見ながらチャレンジしてみましょう。
家庭菜園初心者でも、庭での栽培が初めてでも育てやすい野菜を選ぶことで、失敗回避につながります。
あなたの家庭菜園が成功しますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。