農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?

菜の花(ナバナ)を育ててみたいけど、なんだか難しそう
家庭菜園初心者にでもは作れるかな?
基本的な育て方や注意事項を知りたい
春になると土手や河川敷で咲き乱れる「菜の花」との違いは?
今回の記事では、以下のことがわかります
- 家庭菜園初心者にでも菜の花(ナバナ)は育てられます
- 菜の花(ナバナ)の基本的な育て方と注意事項
- 栽培する「菜の花」と雑草の「菜の花」の違い
この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
春の代名詞「菜の花」は秋に植えます。
そして、簡単に育ちます。
私も毎年育てている菜の花の育て方や注意事項を深掘りしていきましょう。
上手く大きくすれば、長く収穫して食べることもできますよ
もくじ
【家庭菜園】菜の花(ナバナ)はカンタンに育つ【初心者】

結論から書きますと、菜の花(ナバナ)は初心者におススメ作物です。
理由①寒さに強い
菜の花(ナバナ)は寒さに強い作物です。
気温が氷点下になっても枯れません。
温度を気にして寒冷紗や不織布をかける手間がなくて、初心者でも楽に扱える作物です。
理由②生育旺盛
菜の花(ナバナ)は良く育ちます。
冬に育つ作物なので、虫や病気にもかかりにくいです。
植える場所も、地植え・鉢植えどちらでも良く育ちます。
より手をかけないなら、断然地植えがおススメです。
理由③収穫が楽
菜の花(ナバナ)は蕾を収穫します。
収穫するころには、菜の花の背丈もまぁまぁ大きくなっているので、腰をかがめる必要もありません。
蕾の収穫なので、手も汚れにくいです。
ハサミがなくても、手でちぎれます。
庭の開いたスペースにちょこっと種をまくだけで、特に何もしなくても春先には花をつけるという、脅威の生命力をもっているのが、菜の花なのです。
【基本】菜の花(ナバナ)の育て方【注意事項も】

菜の花(ナバナ)は家庭菜園初心者でも割と簡単に育てられます。
ここからは菜の花の基本的な育て方をご紹介。
成功率を上げるための参考にしてください。
いつ植える?

中間地:9月中旬~10月上旬
寒冷地:3月中旬~4月中旬
暖地:9月上旬~10月下旬
苗?種?
種から植えるのが一般的です。
苗を立ててもOKですが、めんどくさい場合は種をまいたあと発芽して本葉がでてきたものを、間引きがてら他に植えなおすことも可能です。
どこに植える?

畑や花壇等の地植え、プランターや植木鉢の鉢植え、どちらでもOKです。
鉢植えの場合は、市販の野菜の培養土を使いましょう
肥料は?

露地栽培の元肥
化成肥料:1㎡あたり100g
堆肥:1㎡あたり1kg
苗を植える1週間前ぐらいに肥料・堆肥を植える場所に入れて
馴染ませておきます
プランター栽培は、培養土を使うので元肥を入れなくてもOKです。
追肥は、種まき後1か月に1回ペースでしてあげると、株が太りやすく収穫量もアップします。
(あげすぎ注意)
植え方は?
種を点まきします
点と点の間隔は20㎝ぐらいを目安にします。
種をまく場所に直径3センチぐらいの穴を浅くほり、種が重ならないように3~5粒まきます。
その後、土を薄めにかぶせましょう
プランター等植えるスペースが狭い場合は、ばらまきでもOKです。
間引きながら株間を最終20㎝前後に調整します。
お世話は?

発芽して本葉がでてきたら間引きます
丁寧にするなら、間引きを2回にわけて行います。
1回目の間引きは、元気な株を2本残してあとは間引きます。
2回目の間引きで、1本にします
間引いた株は食べられます。
みそ汁に入れると絶品です。
収穫は?

でてきた花芽を、開花前に収穫します。
蕾の先端から15㎝ぐらいで摘み取ります。
ハサミで切るか、自宅用であれば手でちぎってもOK
収穫ハサミは100均のものでOK
ちなみに蕾が開花しても食べられますが、食感があまりよくないので蕾がベストです
注意事項
菜の花は育てる時期が冬なので、病害虫は少ないです。
しかし、ヨトウムシ等の害虫がつくことがあります。
このように大き目な虫は、見つけ次第ご退場いただきましょう。
アブラムシ等小さな虫には、専用の薬剤をまくことをお勧めします。
【豆知識】育てる「菜の花」と、雑草「菜の花」の違い【どちらも食用OK】

菜の花の魅力や育て方を見てきましたが、あなたはこんな疑問はありませんか?
春になると道端や河川敷、土手等に咲き乱れる菜の花と、栽培する菜の花って違うの?
結論からいいますと、厳密にいえば違う品種ですが、大まかにはほぼ同じさくもつです。
この記事でご紹介してきた、育てる菜の花は主に「セイヨウアブラナ」という品種です。
そして、雑草化している道端の菜の花は「セイヨウカラシナ」が多いといわれているのです。
(余談ですが、セイヨウアブラナも自生しているものがあるようです。)
セイヨウアブラナとセイヨウカラシナの違いを見分けるのは少し難しいです。
どっちも似たようなフォルムだし花の色だし。
でも、見分ける方法はあります。
それは、花の付き方。
セイヨウアブラナは、花が固まって咲きます。
対してセイヨウカラシナは、セイヨウアブラナよりも花がまばらな印象です。
花の大きさは、セイヨウアブラナの方が少し大きいです。
ちなみに、どちらも食べられます

セイヨウカラシナは、その名の通り、からしの原材料になるような作物です。
なので、セイヨウカラシナはセイヨウアブラナに比べて苦味が多いです。
一度家の近くに自生していたセイヨウカラシナを食べてみたことがありますが、なんだか苦味が強くて野性味あふれるお味でした。
ゆでた後長めに水にさらすと苦味は少しましになるようです。
まとめ
菜の花(ナバナ)は初心者でもわりとカンタンに作れます
育て方の基本をおさえて、成功確率を上げましょう
河川敷等に咲き乱れる「雑草菜の花」と食用菜の花は厳密には違う品種ですが、ほぼ同じです。
そしてどちらも食べられます。
あなたの家庭菜園ライフが充実しますように
最後までご覧くださり、ありがとうございました。