農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「良い土を作りのに有機質が必要なのは知ってるけど、ぶっちゃけ有機質肥料ってお高くない?」
「できるだけ安く土づくりしたい」
「タダで有機質をゲットしたい」
「身の回りのもので有機質肥料になりそうなものをしりたい」
今回の記事では、以下のことがわかります
- ほぼ無料で手に入れられる有機質の種類
- 手に入れた有機質で土づくりする方法と注意事項(家庭菜園初心者むけ)
この記事を書いている私:しばさくは、家庭菜園歴8年目の現役農家妻です。
健康で条文あ野菜作りに欠かせない「良い土」。
良い土を作るには、土壌微生物のエサである「有機物」が不可欠なのを知ってますか?
「わざわざ買うのももったいない気がする」
そんなあなたへ、今回の記事では無料・安価で手に入る有機物を集めてみました。
使い方や注意事項もあわせてご紹介します。
もくじ
【家庭菜園初心者】ほぼ無料で手に入る有機質まとめ【土づくり】
買うと結構お値段のする有機質。
でも土づくりに有機質は必須。
「なんとか安く手に入れたい」
そんなあなたのため、安上がり、うまくいけばタダ・無料で手に入る(かもしれない)有機質を集めてみました
落ち葉
落ち葉は良質な有機質のひとつです。
そして、無料で手に入りやすいです。
庭や畑に落葉樹(栗・柿・くぬぎなどが有名)が植わっていたら、その落ち葉を集めて土に入れたり堆積させましょう。
もし落葉樹をおもちじゃなくても、知り合いの農家さんやご近所さん、落葉樹が生えている土地の地権者さんに許可をもらって拾うのもアリです。
雑草
雑草も立派な有機質です。
庭や畑を持っていれば、絶対に生えてくる、いわば邪魔者でもあります。
しかし、無料で有機質として利用すると思えば、邪魔者感も少し薄まりませんか?
雑草が伸びてきたら刈り取る・引っこ抜く等して、土質を良くしたい場所に積み重ねていくだけです。
※根っこがついた状態の雑草をそのまま土に埋めると雑草として復活してしまいます。
必ず乾燥させて枯れさせてから土に入れましょう。
剪定した枝葉
伸びた樹木を剪定した枝葉も、有機質として使えます。
庭木があれば無料で有機質を手に入れられます。
庭木の剪定枝は捨てずに畑へ使いましょう。
ただし、太い枝は分解に時間がかかるので、細かく切って土に堆積させるといいでしょう。
稲わら
稲わらは優秀な有機質です。
昔から土づくりとして多く利用されています。
今でも稲刈りが終わった田んぼには、刻んだ稲わらをすきこむ農家さんが多いんですよ。
お米を作っている農家さんに知り合いがいれば、分けてもらえる可能性が高いです。
もみ殻
もみ殻も優秀な有機質です。
有機質として土に入れたり、マルチ代わりに畑へ厚めに敷いたりします。
お米を扱う農協等で安く譲ってもらえることがありますので、欲しい場合は問い合わせてみるのもアリです。
米ぬか
米ぬかは微生物を集めるという意味では、とても優秀な有機質肥料です。
コイン精米機や米を扱うお店で譲ってもらえることが多いです。
生ごみ(野菜くずなど)
この中で一番手に入れやすい有機質は、生ごみでしょう。
調理の時にでた野菜の切れ端や皮などを軽く乾かして、土に入れたり堆積させるといいでしょう。
「なんで土づくりに有機質が必要なの?」
丈夫でおいしい作物を育てるにはふっかふかの土が欠かせません。
その「土をフッカフカにする」のが、土の中に無数にいる「土壌微生物」なのです。
土壌微生物は有機質が好き。
微生物は有機質を食べて、分解してできた物質を植物が吸収したり、土が団粒になったりという構図なのです。
そしてなるべく土に多くの微生物を住まわせたいのが、家庭菜園ユーザーの望み。
そのためにみんな、土に堆肥を入れたりと有機質をINするわけなのです。
うまくいけば無料や安価で手に入れることのできる有機質。
次はこれを土づくりに利用していきましょう。
「どうやって土づくりに有機質を使うの?」
そのカンタン方法と注意事項は、次セクションでご紹介します。
【家庭菜園初心者】有機質のカンタン使い方と注意事項【土づくり】
手に入れた有機質は、盛大に土づくりに使いましょう。
そして家庭菜園初心者でもカンタンにできる、有機質の使い方、それは…
積み重ねる
そう、上から重ねるだけです。
イメージは「森林の土」です。
実は森や林の土って、とても良い(肥沃な)土壌なのですよ。
理由は森や林は、木々の枝葉が土に落ちて堆積しているから。
木々の枝葉=有機質
森林は何もしなくても自然に有機質が土に投入されて、自動的に肥沃な土に仕上がっているのです。
このシステムをマネしましょう。
ただし、この方法には注意事項があります。
とても時間がかかるということです。
痩せたカッチカチの土を、微生物たっぷりのフカフカ土にするためには、「積み重ね法」だと2~3年はかかります。
「そんなに待ってられない、なるべく早く畑として使いたい」
そんな時は、有機質と微生物が含まれている素材と一緒に、土に浅めに埋めてみる、もしくはすきこむ(混ぜる)というのがおススメです。
例えば、
落ち葉+腐葉土(腐葉土は分解が進んでいるので微生物がたくさんいる)
乾燥生ごみ+米ぬか(米ぬかは微生物を集めやすい素材)
枝葉+堆肥(バーク堆肥や牛ふん堆肥など分解が進んでいるモノ)
埋める場合は5㎝ぐらい土を掘って、そこに有機質と素材を投入し、土をかけてマルチを敷き4週間おけば、ある程度フカフカな土になっているはずです。
(季節や温度によって期間は前後します)
すきこむ場合は、クワや耕運機‥で土と有機質をしっかり混ぜ込むといいです。
手で混ぜるのはしんどいので、すきこむ場合は耕運機がラクチンでしょう。
土づくり開始1年目はこれでOKです。
2年目からは積み重ね方式をしていき、徐々に森林の土をめざしましょう。
まとめ
無料や安価で入手できる有機質は、落ち葉、雑草、剪定した枝葉、稲わら、もみ殻、米ぬか、生ごみなどです。
手に入れた有機質は、「堆積」つみ重ねることでじわじわ土が良くなっていきます。
時間短縮技は、有機質と微生物入り素材を土に埋める・すきこむことです。
あなたの土づくりがはかどりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。