農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?

紅菜苔(コウサイタイ)を育ててみたいけど、なんだか難しそう
家庭菜園初心者にでもは作れるかな?
基本的な育て方や注意事項を知りたい
今回の記事では、以下のことがわかります
- 家庭菜園初心者でも紅菜苔は育てられる
- 紅菜苔の基本的な育て方
- 紅菜苔栽培の注意事項
この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
あなたは紅菜苔(コウサイタイ)を知っていますか?
菜花の仲間で冬に育てる作物なのですが、超初心者向けなのです。
そして、美味しいんです。
とはいえあまり広く知られていない作物なので、今回の記事では紅菜苔の魅力を深掘りしていきたいと思います。
この記事を読み終わるころには、あなたも育てたくなっている…はずです。
もくじ
【家庭菜園】紅菜苔(コウサイタイ)は初心者向けな理由3つ【中国野菜】

冬に育てる作物「紅菜苔(コウサイタイ)」
上でも少し触れましたが、菜花(菜の花)の仲間で中国野菜です。
しかし、味は菜花みたいに苦味はなく、少し甘味すら感じます。
そして何を隠そうこの野菜、超初心者向きです
理由①良く育つ
紅菜苔は生育が旺盛です。
肥料がなくてもある程度育ちます。
あまり手をかけなくても、育ちます。
なので、家庭菜園である程度手を加えてお世話をすると、良く育つのです。
多少お世話を忘れても生きています。
なので、初心者が失敗しにくいのです
理由②病害虫に強い
紅菜苔は病害虫に強いです。
基本的にあまり病気になりません。
特に秋植えの場合は、冬に生育&収穫のため、アブラナ科特有の害虫(アオムシ・ヨトウムシ等)は寒くて発生しにくいので、育てやすいです。
虫が苦手な家庭菜園ユーザにも安心して育てられます。
理由③収穫がカンタン
紅菜苔は花蕾と柔らかい茎部分を食べる野菜です。
収穫は手で折るだけと、超簡単です。
ハサミやスコップ等もいりません。
秋に植えると収穫は冬なので、虫もついてないため、素手で収穫できます。
ちなみに食べ方は
・油で炒めて塩コショウで味付け
・さっとゆでて鰹節と醤油でおひたし
・天ぷらやかき揚げにして塩でいただく
などバリエーションも豊富です。
生では紫色の茎も、火を入れると濃い緑色に変化します。
このように、家庭菜園初心者むきの作物「紅菜苔」
魅力がわかったところで、続いては基本的な育て方を見ていきましょう。
【基本】紅菜苔(コウサイタイ)の育て方

育てやすくて強い紅菜苔は初心者向きの作物です。
「じゃぁ、さっそく植えてみよう」
となったあなたの意気込みは素晴らしい!
ここからは紅菜苔の基本的な育て方をご紹介します。
育て方に迷わないためにも、ご一読をおススメしますよ。
いつ植える?

春・秋と年2回植えられます。
初心者は育てやすい秋植えがおススメです。
中間地・暖地:9月中儒~10月中旬
寒冷地:7月中旬~8月中旬
苗?種?

種からでも、苗でも、どちらでもOKです。
しかし苗はあまり売られていないので、必然的に種から栽培となるでしょう。
ポットで苗を育苗してもいいですが、手間がかかるので、種をそのまま植えるところにまく方が手軽です。
どこに植える?

畑や花壇等の露地、プランターどちらでもOKです。
プランターの場合は、標準サイズ以上(土の容量15リットル以上)がおススメです。
土は市販の野菜用培養土でOKです。
肥料は?

ぶっちゃけ、肥料を入れなくても育ちます。
しかし、より大きく株を育て多く収穫するために、目安の量を載せますね。
露地栽培の元肥
- 化成肥料:1㎡あたり100g
- 堆肥:1㎡あたり1kg
種をまく1週間前ぐらいに肥料・堆肥を植える場所に入れて馴染ませておきます
プランター栽培は、培養土を使うので元肥を入れなくてもOKです。
植え方は?
種を「筋まき」もしくは「ばらまき」します。
筋まきは、深さ1㎝程度の溝を作って、そこに約1㎝間隔で種をまきます。
ばらまきは、文字通り種を土の上にばらまきます。
栽培面積が狭い場合はばら撒きの方が効率よく場所を使えます。
種をまいたら、薄め(目安は5ミリぐらい)に土をかけて、優しくたっぷり水をかけます。
お世話は?

発芽して本葉が2~3枚のときに、株間を10㎝にするように間引きます
その後本葉が4~5枚の時に再び間引き、株間を最終15~20㎝になるようにします。
間引いたものは食べられます。
比較的クセがない味なので、おひたし、野菜炒めなどいろいろ楽しめます。
収穫は?
花が咲く直前の蕾の状態で摘み取ります。
収穫方法は、「手で茎を折る」
蕾から10~20㎝下ぐらいが目安で、手でパキッと折れるところで摘み取ります。
あんまり下で追っても、茎がかたくて折れません。
摘み取った後は、しばらくしたら脇芽が生えてくるので、それを収穫する感じです。
【超重要】たくさん収穫するための注意事項3つ【豆知識も】

初めてでも普通にそだって、ある程度収穫も簡単な作物「紅菜苔」
せっかく育てるなら、たくさん収穫していっぱい味わいたいと思いませんか?
ここからは、たくさん収穫するための注意事項を3つご紹介します。
株をしっかり太らせる
紅菜苔は次々出てくる脇芽を収穫する作物です。
しっかりした株からは、たくさんの脇芽が出てきます。
しっかり太った株にするためには
- 元肥を適量入れる
- 間引きのときに元気な株を残す
- 雑草はこまめに除去する
この3つを実践してみてください
開花前に摘み取る
紅菜苔は蕾の状態で摘み取りますが、花が咲いちゃったものも食べられます。
しかし、植物は花を咲かせ実をつけるのにかなりの体力を使います。
なのでたくさん収穫するためには、体力はあまり使わせないためにも、なるべく蕾の状態の収穫を目指しましょう。
もし花が咲いていたら、早めに収穫を。
花が散ってもはや結実しちゃったものは、除去しましょう。
たまに追肥をする
収穫したら追肥をするのが、長く収穫するこの手の作物の常識となっています。
しかし、あまり肥料ばっかり与えると、逆に作物を弱らせることもあるのです。
追肥はたまにでOKです。
目安は1か月に1回、1株あたり化成肥料を1~2つまみ
(1つまみ=親指・人差し指・中指で肥料をつまんだ量、約2グラムぐらい)
ぶっちゃけ、ここまで厳密にいろいろ注意しなくても、ある程度大きくなるし、ある程度収穫もできる育てやすい作物です。
注意事項をすべて実践してももちろんOKですし、やりやすいものを試しにやってみてください。
まとめ
紅菜苔(コウサイタイ)は菜花の仲間で花芽を食べる作物です。
良く育つし、病害虫にも強いので、超初心者向きです。
株を大きく育ててあげると、たくさん収穫できます。
あなたの家庭菜園ライフが充実しますように
最後までご覧くださり、ありがとうございました。