農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
コンパニオンプランツって何?
虫や病気に良いって聞いたけど、本当?
何を植えたらいいの?
コンパニオンプランツを植えたら、農薬や防虫剤はいらない?
今回の記事では、以下のことがわかります
- コンパニオンプランツの効果効能
- 初心者でもできるコンパニオンプランツの組み合わせ
- コンパニオンプランツは万能じゃない
この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
家庭菜園や畑をやっていると、必ず出てくる問題
虫と病気
手塩にかけて育てた作物が虫にやられたり病気になったら、本当に悲しくうんざりします。
それがコンパニオンプランツで軽減するかも?!
今回の記事では、コンパニオンプランツを上手に使えば虫や病気を防げるかもしれないお話をします。
「かもしれない」と書いているのにも理由があります。
一緒に見ていきましょう
もくじ
【初心者向け】コンパニオンプランツって何?【虫・病気編】
コンパニオンプランツとは
コンパニオンプランツは、作物それぞれの特性に合わせて、違う種類の植物を近くに植えて虫や病気を抑えたり、成長や養分の供給を効率よくするための栽培技術です。
「共栄作物」や「共存作物」と呼ばれたりもします。
コンパニオンプランツの効能効果
①病気を予防し害虫を寄せ付けない➡農薬が少なくすむ
②養分を供給する、使う用分が競合しない、良く成長する➡肥料が少なくすむ
今回の記事では、①病気予防と害虫忌避について深掘りしています
コンパニオンプランツを上手に活用すると、リーズナブルで農薬を減らした野菜を作ることができます。
②養分供給の記事はこちらです
【家庭菜園向け】代表的なコンパニオンプランツの組み合わせ5選+1
家庭菜園でよく見られる、コンパニオンプランツの組み合わせをご紹介します。
トマト+バジル
バジルの香りがアブラムシを寄せ付けない効果があります
小松菜+春菊
小松菜によってくるアオムシやモンシロチョウは、春菊等「キク科」の香りが苦手です
イチゴ+にんにく
にんにくは殺菌作用が高く、また根っこの微生物が病害を防ぐ作用があります。
ニンニクの香りが、イチゴによくつくアブラムシに忌避効果があります
キュウリ+ネギ
キュウリによくつく害虫ウリハムシは、ネギの香りが苦手で忌避効果になります。
ネギの根に胸腺する拮抗菌が、キュウリの「青枯病」等の病気を抑制してくれます。
キャベツ+レタス
キャベツに寄ってくるアオムシやモンシロチョウは、レタス等「キク科」の香りが苦手です
センチュウには欠かせないマルチ植物「マリーゴールド」
センチュウとは、土の中にいる虫のことです。
虫といってもとっても小さなもので、体調は1ミリ以下の透明な生物なのです。
だから、土をほじくり返しても目には見せません
センチュウが土の中に増えると根っこが黒く変色したり、作物が枯れたりといった被害がでます。
センチュウが増える原因は、主に連作(同じ作物を同じ場所でうえること)と言われています。
この過剰に増えたセンチュウを減らす役割をするのが、マリーゴールドです。
マリーゴールドを植えた部分では、センチュウは増えることができません。
マリーゴールドはウリ科、アブラナ科、ナス科等いろんな野菜と一緒に植えることができます。
作物の枯れ方がおかしかったり、連作してしまったときは、マリーゴールドを試してみてください。
【事実】コンパニオンプランツだけでは害虫や病気は防げない【注意事項】
コンパニオンプランツは、一緒に植えるだけで害虫や病気の過剰発生を防いでくれる、一見夢のような栽培技術に思えます。
しかし、残念なお知らせですが、コンパニオンプランツを植えさえすれば、虫や病気にかからないというわけではありません。
最初に「コンパニオンプランツを上手に使えば虫や病気を防げるかもしれない」と書いたのは、このような理由からです。
コンパニオンプランツ植えたから、後は放置してもOK!というわけではないのです。
これさえあればすべてOKという魔法の道具は、残念ながらありません。
コンパニオンプランツは「害虫や病気の過剰な発生を防ぐ」という使い方をしましょう。
事実、コンパニオンプランツで良いとされる組み合わせでさえも、科学的根拠がないものも数多くあります。
小松菜と春菊を一緒に植えたらアオムシが寄ってこないからといって、畑一杯にギューギュー詰めで植えたら、風通しがわるくなって他の病気を誘発することだって考えられます。
大切なのはバランスです。
作物が丈夫で健康に育つためには、あらゆる要素のバランスが大切なのです。
肥料や水分、土中の微生物量等、私たち人間の目に見えないところで、植物は自身でバランスをとって生きています。
コンパニオンプランツはあくまでも、虫や病気の忌避方法のひとつで、生育バランスをよくするものなのです。
大切なことは、育てたい作物をなるべく丈夫に健康に育つための環境を整える役割に徹することです。
育て方の基本を知って、こまめに作物を観察し健康を保つようなお世話をしましょう。
そして、あまりにも虫病気がひどい場合は、上手に市販に農薬や殺虫剤を使いましょう。
まとめ
コンパニオンプランツは、病気や害虫を抑えたり、成長を促す作用があります。
病害虫に良い効果のある組み合わせは
トマト+バジル
小松菜+春菊
イチゴ+にんにく
キュウリ+ネギ
キャベツ+レタス
など、様々なものがあります
万能ではありませんので、まずは健康に育てることを心がけて、プラスαで取り入れると良いでしょう
コンパニオンプランツを上手に取り入れることで、リーズナブルに安全な野菜を自分で育てることができるようになります。
あなたはどの組み合わせんにチャレンジしますか?
最後までご覧くださり、ありがとうございました。