農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「秋から植えると育てやすい小松菜を春からも育ててみたい」
「小松菜を春から育てる注意事項はあるかな?」
「種まきの方法の実践場面を見てみたい」
今回の記事では、以下のことがわかります
- 小松菜は春からでも、初心者でも育てられる
- 小松菜の種はまく前日から浸水させておくといい
- 小松菜の種のまきかた
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴7年目の現役農家妻です。
小松菜と聞くと、家庭菜園初心者的には「秋に種をまく」イメージが強くありませんか?
「もしかしたら春からは育てられないんじゃないの?」
大丈夫、そんなことありません。
家庭菜園や園芸にまだまだ不慣れでも、コツさえ知っていれば普通に育てられます。
今回の記事では、春から育てたい!小松菜の注意事項や種まき、そして種まき前にやっておくべきことをご紹介します。
もくじ
【家庭菜園初心者】小松菜は春からでも余裕で育てられます【理由も】
結論から言いますと、小松菜は秋植え限定ではありません。
春からでも育てることはできます。
むしろ、春から10月ぐらいまで、いつ種をまいても育てられるのです。
というのも、小松菜は比較的夏の暑さに強いからなのです。
ぶっちゃけ、11月以降の厳寒期を除けばずっと育てられるのです
しかし、注意事項があります。
それは、小松菜にはアオムシが付きやすいということです。
アオムシといえば、モンシロチョウ的なチョウチョの幼虫ですよね。
春と言えばチョウチョが盛んに活動し始める季節です。
そんな時に美味しそうな小松菜が何の防除もなく植わっていたらどうなるか想像できますか?
そう、チョウチョに卵を産み付けられてしまいます。
ちょっと気を抜けば気づけば小松菜がアオムシだらけに…なんてことも良くあります(経験済み)
他にもアブラムシやヨトウムシ等も、小松菜に好んで近寄ってきます。
大切に育てたこまつなを虫から守るために、種まき直後から防虫ネットで予防することを強くおススメします。
【家庭菜園初心者】小松菜種まきの前にすること【種の浸水】
畑の準備を整えて、さぁ種をまこう!
と、少し待ってください。
そのまま種をまいても、もちろんOKなのですが、種まき前にあることをすると発芽率がアップするのです。
そのあることとは「種の浸水」です。
「浸水って何?家庭菜園初心者にもわかりやすい言葉で説明キボンヌ」
種の浸水とは、種を水につけておくことです。
なぜそんなことをするのか、その理由は、種の外皮を水でふやかして柔らかくし、より発芽しやすくするためなのです。
付けておく時間は人によってまちまちですが、私は「一晩」としています。
種まきの前日の夜寝る前に種を水につけて就寝。
翌朝に水から種を出して軽く水分をとって、まくという流れです。
小松菜に関してはアブラナ科なので、そもそも発芽率が高いです。
そのためわざわざ浸水という手間をかけなくてもいいのですが、早く発芽してほしいとき等には有効です。
ちなみにつける水に少量の液肥を混ぜておくことで発芽が揃うという情報をどこかで聞きました(情報元をど忘れました、すみません。)
私が浸水の時に使う液肥は、サカタのタネの有機系液肥「ネイチャーエイド」です。
【家庭菜園初心者】小松菜の種をまいてみた【実践】
ここからは、先日実際に小松菜の種まきをした模様を、実践形式でご紹介します。
家庭菜園初心者にもわかりやすいように、画像を多用しました。
※ピンタレストの画像が続きますが、こちら私しばさくのアカウントで、自分でアップした画像を使用しています。
一晩浸水させた種をもって庭へGO。
こまつなを育てるところに種をまくために筋を作ります。
筋と言っても今回は、幅10㎝ほどの「帯状」です。
間引きながら育てる中で間引き菜もベビーリーフとして楽しみたいので、よりたくさん種をまけるように帯状にしました。
いざ、種まき。
なるべく種同士がくっつかないよう、種の間隔が1㎝程度になるようにまんべんなく巻いていきます。
巻き終わったらうすーく土をかけて、上から掌で鎮圧。
こうすることで浸透圧がかかり、種に水分がいきわたりやすくなります。
小松菜は発芽に光が必要な種「好光性種子」なので、あまり土をかけないようにすると発芽率がさらに高まります。
最後はもみ殻を、これまたうっすら上からかけて、トンネルで不織布をかけて(虫予防)完成です。
後日発芽確認。
3月9日に種まきして、5月17日に発芽を確認したので、約1週間程度で発芽ということになります。
早すぎず、遅すぎず、こに季節でいうと妥当かなぁという印象でした。
まとめ
小松菜は厳寒期以外はいつでも育てられる、家庭菜園初心者向きの野菜です。
種をまく前日から液肥入り水で種を浸水させておくと発芽が良くなります。
種は約1㎝間隔にまいて、最後鎮圧することで、より発芽が揃うようになります。
あなたの家庭菜園のお役に立ちますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。