農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?

小松菜をプランターで育てたい
でもアオムシがつきやすいんじゃないの?
虫嫌いだから対策したい
小松菜の育て方も知りたい
コンパニオンプランツについても知りたい
今回の記事では、以下のことがわかります
- 小松菜等アブラナ科につくアオムシの対策
- プランターで小松菜を育てる方法
- 害虫を防ぐ「コンパニオンプランツ」について
この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
小松菜等のアブラナ科がアオムシに食べられるのは、家庭菜園あるあるです。
私もキャベツを丸坊主にされたことがあります。
育てている野菜がアオムシにやられると、悲しいですよね?
テンションダダ下がり、何もやる気がなくなってしまいます。
しかし、安心してください。
アオムシさえなんとかすれば、小松菜はちゃんと元気に育ちます。
今回の記事では、アオムシ対策をメインに、小松菜の育て方をなるべく分かりやすく解説していきます。
もくじ
【虫対策】アオムシを制すれば小松菜は育つ【防除】

結論から言いますと、小松菜を丈夫においしく育てるには、アオムシを寄せ付けなければOKなのです。
小松菜といえば、キャベツや大根と同じくアブラナ科の作物です。
そして、アブラナ科の作物とは切っても切れない嫌な害虫といえば
アオムシです
アオムシはモンシロチョウの幼虫で、緑色したイモムシです。
一度アオムシが付くと、次から次に発生して収拾がつかなくなることも多いです。
除去しても捕殺してもどこからか湧いてくるアオムシに苦しめられる家庭菜園ユーザーは数知れず
いつしか、その作物のことを諦めて見てみぬふりをした結果…
葉脈だけになったかわいそうな野菜が畑に残された…
なんてこともあり得ます(私の体験談です)
しかし、逆を言えば、アオムシさえいなければ、アブラナ科の作物は丈夫に育つぐらい強いんです。
では、アオムシの対策とはどんな方法があるのでしょう?
アオムシ対策①防虫ネット

物理的にアオムシの原因であるモンシロチョウを寄せ付けない、とても有効な方法です
種まき直後から設置することで、収穫まで安全に育ちます。
デメリットとしては、間引きのときにいちいちネットを外さなきゃいけないので、少し面倒です。
アオムシ対策②防虫・殺虫スプレー
科学の力に頼る方法です。
防虫・殺虫という穏やかではない言葉に、初心者や無農薬を好む人からは毛嫌いされるかもしれません。
今は有機系のスプレーも数多く出回ってますので、園芸店やホームセンターで相談してみるのも一つの手段です。
ネットでも売られているので、おススメを載せておきます。
アオムシ対策③コンパニオンプランツ

アオムシやモンシロチョウが苦手な匂いを発生させる作物を小松菜等アブラナ科の近くに植えて、寄ってこないようにする方法です。
害虫を防ぎながら、複数の作物を育てて楽しめるので、人気のある方法なのです。
詳しくは次の次のセクションでご紹介します。
小松菜の最大の敵であるアオムシ対策を学んだところで、次は基本的な育て方を見ていきましょう。
【初心者】プランターで小松菜を育てる方法【家庭菜園】

では、小松菜の育て方の基本情報を、プランターバージョンでご紹介します。
難しそうな野菜栽培も、コツとポイントを押さえていれば案外すんなり育ちますよ。
いつ植える?

小松菜は真冬以外ならいつ植えてもOKですが、初心者は育てやすい秋植えにチャレンジしましょう
中間地:10月中旬まで
寒冷地:10月上旬まで
暖地:10月下旬まで
苗?種?

種から植えます
苗を立てて移植することもできますが、種から植えた方が楽ちんです。
土は?

市販の「培養土」を使います。
メーカーで野菜栽培に適した配合の肥料やらを調整してくれているので、初心者にはとても便利な物です。
どのメーカーのものでも大丈夫なので、好みのものを選んでみましょう
プランターに土を入れる前に、底に「鉢底石」を敷くと排水性が良くなって病気になりにくいです。(赤玉土でもOK)
どちらも100均やホームセンターで売られています。
肥料やPHは?

市販の培養土を使う場合は、心配いりません。
肥料はちゃんと入ってます。
逆に培養土に肥料までプラスすると肥料過多になり育ちにくくなります。
小松菜の好むPH値(土壌酸度)は、6.5~7.0と弱酸性です。
培養土はPHも調整されていますので、安心してください。
もし、一度使ったプランターを再利用するなら、こちらの記事をご参考にどうぞ。
植え方は?

筋蒔き(蒔く前に土にたっぷり水をかけておく)
深さ1㎝の筋をプランターの土に作って、その溝に1㎝間隔で種を蒔き、土をかぶせます。
プランターが広くて何本か筋を作れそうな時は、筋と筋の間隔を10㎝程度開けます。
お世話は?

種から育てるときは、発芽まで土を乾かさないように気を付ける
芽が出るまで水やりは優しくかけます。
激しく水をかけると、芽が出なくなることがあります。

芽が出て本葉が1~2枚のころに小さいものから間引いていきます。
勢いのあるものを残して、株間3~4㎝になるように調整します。
収穫は?

葉っぱが20㎝を超えてきたら、いよいよ収穫です。
根っこから引っこ抜くのもOKですが、土ギリギリのところでハサミでカットすると、土が根元に絡みにくいので、調理の時にらくちんです
【天然防壁】コンパニオンプランツで害虫を寄せ付けない

コンパニオンプランツ(共生植物)をご存じですか?
相性のいい作物同士を近くに植えて、害虫を寄せ付けなくしたり、成長を促す栽培方法です。
「トマト」と「バジル」が相性良いのは良く知られていますが、それです。
相性の良い作物たちを「寄せ植え」するイメージです。


小松菜等のアブラナ科と相性が良い作物は、キク科(春菊やレタス)やセリ科(ニンジン等)です。
小松菜を植えるプランターの近くに、レタスや春菊のプランターを置くことで、アオムシやモンシロチョウが近づくのを防ぐことができるといいます。
小松菜をプランター栽培する時、一緒にレタスや春菊のプランター栽培も始めるのがオススメです。
また、大き目のプランターや畑等の露地でコンパニオンプランツを混植すると、お互いに生長が促進されたり、養分が競合しなかったりと、家庭菜園ユーザーには嬉しい効果がたくさんあります。
まとめ
小松菜はアオムシさえつかなければプランターでカンタンに育ちます
アオムシを防ぐ方法は、防虫ネット・防虫スプレー・コンパニオンプランツが有効です。
相性の良い作物同士の寄せ植え「コンパニオンプランツ」は天然の防壁で作物同士を生長させあう頼もしい栽培方法です
アオムシは、作物を植える最初のちょっとしたひと手間で十分に防ぐことができます。
あなたは、どの方法でアオムシを防ぎますか?
最後までご覧くださり、ありがとうございました。