農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「畑にカメムシが現れたけど、駆除した方が良いの?」
「カメムシの駆除ってどうやるの?薬を使うの?」
「カメムシを安全に駆除する方法を知りたい」
今回の記事では、以下のことがわかります
- カメムシを駆除した方が良い理由
- カメムシの対策方法
- カメムシを捕殺する道具
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴8年目の現役農家妻です。
夏野菜を育てていると必ずと言いていいほど見かけることになる「カメムシ」
畑の厄介者として有名な虫ですが、家庭菜園初心者にとって、カメムシがなぜ厄介者なのかわからないものです。
「別にカメムシは気にならないから、このまま放置でいいかな」
と思ったそこのあなた。
それ、大変なことになりますよ。
今回の記事では、夏野菜の天敵:カメムシについて深掘りしました。
カンタンな捕殺方法もあわせてご紹介しますよ。
もくじ
【家庭菜園初心者】カメムシは駆除した方が良い?理由3つ

家庭菜園初心者のうちは、カメムシが厄介者なのは何となくは知っていても、その理由までは知らないものです。
そうなってくると、例えば畑でカメムシを見かけてもそのまま見過ごして、後々後悔することにも。
そうならないためにものセクションでは、カメムシを駆除した方が良い理由をご紹介します。
理由①作物が弱る
カメムシは植物の養分を吸います。
吸われた植物は弱ります。
実がなる作物(果菜類)だと、実も吸われます。
実が吸われると、小さな黒い点がついたり、吸われたところが変形・変質し実がぶよぶよになったりもします。
特にトマトがカメムシに吸われると風味や味が悪くなり、おいしくなくなります。
作物のためにも、駆除すべきです。
理由②天敵がいない
カメムシにはこれといった天敵がいません。
なので、増え放題なのです。
理由はおそらく、カメムシのにおいでしょう。
あのクサい匂いのせいで、肉食昆虫にも狙われることがほぼありません。
ほかの昆虫に頼れないので、見つけたら駆除するしかありません。
理由③幼虫もヤバイ
カメムシが植物の養分を数のは、成虫だけではありません。
幼虫も吸います。
卵からかえったカメムシの幼虫は、作物にびっしり張り付いて集団で養分を吸います。
卵は小さく気づきにくいので、気づけばカメムシだらけ!といった事がよくおこります。
卵は葉っぱの裏側に産み付けられることが多いので、日頃から葉っぱの裏を見るようにして、卵を見つけたらすぐに除去しましょう。
このように、カメムシは作物の養分を吸うだけという害虫極まりない存在です。
「カメムシ、駆除したい!どうすればいい?」
そのやる気はとても素晴らしいことです。
次セクションではカメムシの対策方法をご紹介します。
【家庭菜園初心者】カメムシ対策法

ここからはカメムシの対策についてご紹介します。
家庭菜園初心者でもできる内容ですので、ぜひあなたの畑にも取り入れてみてください。
対策①捕殺
一番手っ取り早い方法は、捕まえて処分することです。
幸いカメムシは人間を噛んだり刺したり、ましてや暴れたりもはしません。
作業用手袋をしていればカンタンに手でつかむことができます。
捕まえて、後に紹介する「カメムシキャッチャー」に入れて殺処分するのが一番確実です。
生まれたばかりの幼虫がびっしりついている場合は、幼虫は柔らかいので手でそのまま潰すこともできます(少し臭いです)。
また、地面に振り落として足で踏むのも効果的です。
成虫の場合はが柔らかいと糞でも死にませんので、かたい地面の上で踏んでください。
卵にも注意が必要です。
葉っぱの裏に産み付けられますので、日ごろから作物の葉っぱはパトロールしてください。
卵を見つけたら、葉っぱごとちぎって処分しましょう。
対策②木酢液
カメムシには木酢液が効果的とされています。
これは、木酢液の焦げ臭い香りが「山火事」を連想させるためです。
昆虫にとって山火事は怖いもの。
だから木酢液のにおいがする場所は嫌がって近づかないというわけです。
ただし、木酢液を原液でまくのはNGです。
木酢液は薄めて使います。
作物に散布する場合は、300~1000倍に薄めないといけません。
原液や濃度の濃いものををかけると作物は枯れますので注意が必要です。
もしくは、木酢液と水を1:1で薄めて、小瓶に入れて作物の近くに置くと匂いで嫌がって近寄らないともされています。
木酢液はカメムシだけではなく他の害虫にも効果があるようですので、試してみるのもいいかもしれません。
対策③薬
カメムシに効く薬を作物に散布するのも効果的です。
しかし、農薬は成虫に効かないものがほとんどです。
農薬を使う場合は、卵からかえったばかりの幼虫に効果的なものが多いです。
成虫に効く薬(いわゆる殺虫剤)は作物にかかると安全面的にアレですよね。
使う場面を考えて効果的に使いましょう。
個人的には、カメムシの一番の対策は「こまめに捕殺」だと考えています。
「カンタンに捕まえて処分する方法ないのかな?」
という意見もあるでしょう。
その気持ち、すごくわかります。
なので次セクションでは、手作り捕殺グッズについて解説します。
【家庭菜園初心者】カメムシキャッチャーの作り方【おまけ】

家庭菜園初心者のうちは、いくら手袋をしていたとしてもカメムシを直に捕まえて潰すのは勇気がいりますよね。
分かります、私もそうでした。
そこで、私が愛用している自作あアイテム「カメムシキャッチャー」の作り方をご紹介します。
カメムシキャッチャーとは、空きペットボトルを使って作るアイテムです。
カメムシを効率よくカンタンにつかまえられて、同時に「殺」までしてくれます。
作り方ははカンタン3ステップ
ステップ①ペットボトルを切る
ペットボトルの上部(だいたい3分の1)あたりで水平にカットします。
ステップ②切ったペットボトルをドッキング
①で切ったペットボトルの口の方を逆さにして、もう片方にドッキングします。
これでカメムシキャッチャー本体は完成です。
ステップ③台所洗剤と水を少量入れる
できあがったカメムシキャッチャーに、少量の台所洗剤と少量の水を入れます。
だいたい底から1センチぐらいの量にするといいです。
こうしてできたカメムシキャッチャーに、カメムシを放りこむのです。
例えば、ピーマンにカメムシがいるとして、カメムシの下にキャッチャーをスタンバイさせ、カメムシを落とすことでするりとキャッチャーにカメムシが吸い込まれます。
ペットボトルのプラスチック素材が、カメムシが踏ん張れないぐらいつるつるなので、キャッチャーに堕とすことが出来さえすれば自動的に滑り台のように台所洗剤溶液へと落ちていきます。
底の台所洗剤溶液にカメムシが浸かると、ほどなく事切れるシステムです。
自分でつぶすことを考えたら、かなりお手軽でカンタンです。
家にあるもので作れるので経済的でエコでもあります。
是非お試しください。
まとめ
カメムシは放置すると作物や実がダメになります。
対策必須です。
対策は、①捕殺②木酢液③薬、ですが、確実なのは①捕殺です。
カンタンに捕殺する道具:自作カメムシキャッチャーを使うと、家庭菜園初心者でもカンタンに対処できます。
あなたの家庭菜園をカメムシから守れますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。