
あなたはこんなことありませんか?
庭で地植えで野菜を育ててみたいけど、家庭菜園初心者でも大丈夫かな?
地植えする時の準備ってなにがある?
地植え向きの野菜ってどんなのがある?
この記事では次のことがわかります
実は地植えで野菜栽培は家庭菜園初心者向き
地植えする前の準備作業
地植え初心者に向いてる野菜
この記事を書いている私は、家庭菜園歴8年目の現役農家妻、しばさくと申します。
庭の空きスペース、なんか勿体無い。
野菜でも植えてみたいけど、家庭菜園初心者の自分でもうまくいくのかな?
失敗したくないしなぁ。
と、庭のデッドスペースを見るたびに悩んでいるあなた。
大丈夫です、家庭菜園初心者でも、地植えで野菜を育てられます。
いやむしろ、初心者だからこそ、地植えにチャレンジして欲しいです。
というわけで今回の記事では、家庭菜園初心者向けに、野菜の地植え栽培についてご紹介します。
庭のデッドスペースを、食費の足しにしちゃいましょう。
もくじ
【家庭菜園】地植えが初心者にオススメな理由3つ

先にも少し触れましたが、家庭菜園初心者には地植えがオススメなのです。
理由は次の3つ
理由①水やりがあまりいらない
地植えの場合は、種からであれば発芽後、苗からであれば活着(根が張ること)後は基本的に水やり不要です。
というのも、地面の深い部分には水分がある程度存在していて、根っこを伸ばした作物はその水分を自分で摂取できるからなのです。
家庭菜園初心者が野菜作りにつまずくポイントである「水やり」の手間がないというのはかなりお手軽ポイントで、三日坊主で挫折する確率も減ります。
理由②丈夫に育ちやすい
地植えはその名の通り地面に直接上育てるので、土の量が多いのが特徴です。
なので、根っこがしっかり育ちやすく、結果野菜が丈夫に育ちやすくなります。
理由③多少放置しても生き残る
土の量が多く根っこがしっかり張りやすくて、しかも作物自身が自分で水分や養分を土中から吸い上げるので、多少放置しても枯れることはあまりありません。
家庭菜園初心者のうちは、慣れない作業のためお世話が行き届かないことが多いです。
そして、つい御世話を忘れることもあるでしょう。
そんな時でも、生き残っていることが多いのが特徴です。
とはいえ、あまりにも世話をせず放置したら、病害虫や雑草にやられて枯れてしまうのでご注意を。
ちなみに、家庭菜園を0から始めるため記事はこちら
ここまでご覧いただくと
「うちの庭空きスペースでも地植えで野菜育てたくなってきた」
という意見も出てくるでしょう。
そのやる気はとても素晴らしいです。
というわけで次セクションでは、初めて地植えで野菜を育てる時の、前準備についてご紹介します。
続けてみていきましょう。
【家庭菜園初心者】初めての地植え、畑の準備方法は?【3ステップ】
「庭で地植えで野菜を作るぞ」
と決意して、いきなり何も準備していない場所に野菜を植えても、きっと失敗します。
何事も始める前の準備というのは大切なものです。
というわけでここからは、初めて地植えする時の、畑の準備作業を簡単3ステップでご紹介します。
ステップ①土を掘る、ほぐす
まずは、畑にしたい部分を掘り起こし土をほぐします。
大きいスコップやショベル、鍬等があると作業が捗ります。
掘る深さは、だいたい20センチ程度がいいと思います。
ステップ②ゴミを取り除く
土を掘り起こしていくと、石や雑草根っこ等がでてくるでしょう。
これらの大きなゴミを取り除きます。
それほど神経質にならなくても大丈夫です。
多少の小石や根っこ、雑草が残っていても問題ありません。
ステップ③施肥
施肥する内容は次の三つです。
- 堆肥(土壌微生物を増やしてフカフカの土にするため)
1㎡あたり1キログラム(約3リットル)投入
- 石灰(土壌の酸度を調整する。なくても大丈夫)
日本の土壌は、何もしないと酸性に傾くと言われています。なので多くの家庭菜園ユーザーは野菜を植える前に土の酸性具合を測るのです。
酸性(ph⒎0より小さい値)であれば、石灰(アルカリ成分)を施して中性に近づけると野菜が育ちやすくなるとされています。
ただ、多少酸性でも植物は育ちます。畑にしたい土地にある程度雑草が生えていた場合は、無理に石灰を施さなくてもぶっちゃけ大丈夫です(個人的に実証済み)
- 肥料(野菜を大きくする養分。化成肥料・有機肥料どちらでもOK)
育てたい野菜に見合った量を投入
ちなみに、家庭菜園に必要な道具の記事はこちら
これらのステップを、植え付けや種まきの約2週間前までに済ませておくと、スムーズに野菜づくりをスタートさせられます。
そうなってくると、次に気になるのは「何の野菜を植えようか?」ですよね。
次セクションでは、地植えに向いている野菜をご紹介します。
【家庭菜園初心者】地植えに向いてる野菜は?
基本的に地植えに向いている野菜は
- 根菜類
- 根っこがよく張る作物
- 広がりやすい作物
です。
その中でも、家庭菜園初心者でも成功しやすい野菜を選りすぐりました。
大根
秋から育て始めると、成功しやすいです。種から育てます。
里芋
春に植え付けたら、秋まで放置栽培できます。半日陰や水捌けが悪い場所でよく育ちます。
さつまいも
梅雨時期に植え付けてから秋の収穫まで放置でOKです。痩せた土地でも十分育ちます。
カボチャ
こぼれ種の1人生えでもしっかり実る生育旺盛な野菜です。ただ、ツルや葉っぱがかなり広がります。
ししとう
春に苗を植え付けたら、一夏楽しめます。生育旺盛でたくさん実をつけますが、カメムシがつきますのでご注意を。
オクラ
春先に苗を植える、もしくはゴールデンウイーク付近(中間地)に種を直播しても十分育つぐらい生育旺盛な野菜です。上手に育てられれば、秋が深まるまで楽しめます。
大葉
春先にタネをまくとわんさか育ちます。半日陰で育てると葉っぱが柔らかくなり美味しくいただけます。連作障害が起きない野菜なので、実がなるまで放置してタネを土に落としたら、次の年タネをまかなくtも勝手に芽吹いて育ってくれます。
ジャガイモ
春ジャガは2月ごろ、秋ジャガは8月ごろ種芋を植えます。大きな芋を収穫するには芽欠き等のお世話が必要ですが、放置栽培でも普通に収穫できます。
枝豆、大豆
枝豆は大豆や黒豆の若い実です。大豆は土を選ばないので、初めての地植えには適しています。肥料がなくても育ちます。(肥料を与えすぎると逆に実がなりにくくなります)
あなたが地植えで育ててみたい野菜はありましたか?
他にも家庭菜園初心者向きの野菜を紹介している記事はこちら
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「初めての家庭菜園で不安だから教科書が欲しい」っていう時はこの記事を
「うち、庭がないから地植えできない」っていうあなた、市民農園やシェア畑なんていかがでしょう

まとめ
地植えで野菜を育てる方法は、実は家庭菜園初心者向けです。
家庭菜園初心者が初めて地植えをする時は、①土を掘る②ゴミを取り除く③施肥、の3ステップで畑を作りましょう。
地植え向きで家庭菜園初心者でも成功しやすい野菜を選んで、野菜作りをスタートさせてください。
あなたの家庭菜園が充実しますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。