あなたは、こんなことありませんか?

家庭菜園でイチゴを育ててみたいけど、初心者にできるかな?
なるべく簡単な育て方を知りたい
栽培のポイントなんかも知りたい
できれば毎年イチゴを育て続けたい
今回の記事では、以下のことがわかります
- 家庭菜園初心者向きのイチゴ栽培のポイント
- 一番簡単なイチゴ栽培の方法
- 翌年もイチゴを育てるための準備
この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
イチゴは少し前1年間だけ育てていました。
たまに近所のイチゴ農家さんのところへアルバイトにも行ってました。
自分の家庭菜園にイチゴを育てていたら、なんかレベルアップした気持ちになります。
押さえるポイントはありますが、なるべくカンタンで分かりやすく栽培ポイントをまとめましたので、ご覧ください。
もくじ
【初心者】家庭菜園でイチゴを育てる【カンタン基礎】

あなたも憧れたことありませんか?
自分の家庭菜園でイチゴをそだてて、採れたてをいただく
これ以上の贅沢はありません。
しかし、イチゴ栽培ってなんか難しそう
って思ってるあなたのために、なるべくカンタンにイチゴ栽培の基礎をまとめてみました。
苗から?種から?

初心者は苗から育てましょう。
苗は一季なりがおススメです。
一季なりとは、収穫期が5月ごろ、1季に1度だけのものです。
他に「四季なり」という品種もあります。
これは、春だけじゃなく、夏・秋にも収穫できる品種です。
初心者はイチゴの旬にしっかり実る一季なりが育てやすいと思われます。
いつ植える?
中間地は10月中旬~11月上旬
寒冷地は9月中旬~10月上旬、暖地は10月下旬~11月中旬

どこに植える?

露地であれば、幅60㎝程度の畝を高め(15㎝以上)立ててマルチをしいて植えます
プランターでも栽培可能です。
その際は、苗を植えた後外で管理してもOKです。
プランターに植える土は、一般的な培養度、もしくはイチゴ専用の土も売られています。
肥料やPHは?

さすがにイチゴの無肥料栽培は難しいです。
有機系のゆっくり効く肥料がおススメ
最近はイチゴや果物専用の肥料も出回っているので、初心者のうちは賢く利用しましょう。
施肥量は肥料袋の記載に従いましょう。
イチゴに合った土壌PHは、5.5~6.5とやや酸性です。
基本的に日本の土壌は酸性ぎみなので、イチゴ栽培でのPHはあまり気にしなくてもOKです。
くわしくはこちらから。
植え方:浅く植えます。

目安は株の茎の根元の「クラウン」という部分を土に埋まらない程度の深さです。
複数植える場合は、株と株の間(株間)は約30㎝です。
植えた後は?(ポイント紹介)

乾燥させないように土が乾いていたら水をあげる

マルチしていたら土がカラカラに乾燥することはないと思います。
たまには様子を見ると良いでしょう。
株が成長しなくても焦らない
寒さが厳しい1~2月は寒さであまり大きくならないけど、心配いらないです。
イチゴは-5℃まで耐えられるといわれています。
春になったら成長します。
葉かき
たまに株の様子を見て、一番外側の葉っぱが黄色くなったり枯れてきたら取り除く。
放置すると病気の原因になります。
実に繋がる花は春に咲く

3~4月ごろに花を咲かせると、実につながります。一番体力を使う場面なので、液肥等で追肥すると良い実を付ける確率が上がります。
風通しを良くする
イチゴの代表的な病気「うどんこ病」「灰色カビ病」「炭疽病」などは、じめじめ・湿気から起こるといわれています。
葉っぱが生い茂っていたり、水はけが悪いとなりやすいというわけです。
春になると葉っぱもたくさn生えてきます。外側からある程度葉っぱを間引いてあげるといいです。
最初からたくさん収穫できると思わないこと

イチゴは比較的丈夫な作物ですが、良い実をたくさん収穫するとなるとむずかしいのです。
プロの農家でさえも、多収にあれこれ手間やアイディアを考えないといけないぐらい、たくさん収穫するのは難しいことなのです、(これはどの作物でも同じこと)
初心者は、1株から5~10粒ぐらいを収穫するつもりで、ハードルを低くすると気持ちが楽です。
(実際はしっかり株を太らせれれば20粒ぐらい採れるといわれています)
一番簡単なイチゴ栽培は「栽培キット」

ぶっちゃけ、先に書いた基本情報を守らなくてもある程度カンタンにイチゴを栽培できる方法があります。
それは、栽培キットを使うことです
栽培キットのメリット
カンタンに栽培できるように工夫されている
- 必要なものがキット内にそろっている
- インテリア感覚で栽培できる
- 小さくてかわいい
家庭菜園の初心者は、いきなり露地栽培や畑づくりを始めるよりも、栽培キットを使うと家庭菜園へのハードルが低くなります。
作物によっては向き不向きや、作り手との相性もあるので、苗を買う前にキットでお試しするのも賢くステップアップする良い方法です。
【初心者もちょっと背伸び】苗を立ててみよう【ランナー確保】

株が元気に育ってきたら、3~4月ごろから目にするツルのような新芽。
これを「ランナー」と呼びます。

このランナーの先端に小さな株がつくので、それをポットに受けて育苗するのです。
苗を自分で確保できるので、次の季節の苗代節約になります。
3~5月の花が咲き実がなる季節のランナーは、実を確保するのを優先するため撤去します。(ここでは苗をつくりません)
イチゴの収穫が終わるころの6月~7月にかけて、親株から出てくるランナーの株をポットに受けて苗を取ります。
方法は、次の2ステップ
①土を入れた育苗ポットに、丈夫そうなランナーの株を植えてUピン(ヘアピンの一種)で固定する
②根が出るまで毎日水やりをし、根っこが土に定着したらランナーを切り離す

親株は、ランナーで苗を確保したら処分するか、めっちゃ元気なら2年目突入させてもOk。取れる実は前年より少なくなります。
前年と同じ場所に植える(連作)は避けましょう。
まとめ
難しいと思われているイチゴ栽培も、ポイントを押さえれば初心者でも育てることができます。
そして意外にも強い作物なので、実は放置栽培でも株はずっと生き残ることがあります。
(実はなりにくいです)
枯れることは少ないので、気軽にチャレンジしてみましょう。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。