農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
プランターでホウレンソウを育てたい
初心者でも分かりやすい育て方や注意事項が知りたい
でもプランターで作っても少量しか収穫できないんじゃないの?
なるべくたくさん収穫するコツや、少量でも楽しめる料理も知りたい
今回の記事では、以下のことがわかります
- 実はホウレンソウは家庭菜園初心者向け
- ホウレンソウをプランターで育てる基本情報と注意事項
- ホウレンソウのリレー栽培と、少量の収穫でも楽しめる料理
この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
家庭菜園初心者やプランター栽培をしたことないと、「失敗したらどうしよう」と心配になりますよね。
分かります、私も最初はそうでした。
でも、ポイントさえ知っていれば、失敗の可能性はとても低くなります。
この記事では、初めてのあなたでも迷わなくていいように、なるべくわかりやすく植え方等を説明していきます。
もくじ
【家庭菜園】ホウレンソウは初心者向けな理由【意外?】
結論から言いますと、ホウレンソウは初心者向けです。
なんか難しそうなイメージがありますが、理由は以下の通りです
理由①育てやすい
日当たりの良いところが好ましいですが、あまりお日様が当たらないところでも育ちます。
寒さに強いので、冬でも普通に育ちます。
日当たりや寒さの気遣いがいらないので、初心者に人気のある作物です。
理由②:収穫まで短い
早ければ種まきから1か月ちょいで収穫できます。
収穫までの期間が短い作物は、栽培の楽しさを速く味わえるので初心者にはうってつけです。
しかし、気を付けることがあります
注意①暑さに弱い
ホウレンソウは25℃以上にないると発芽や生育が悪くなります。
逆に寒さには強くて、
注意②昼の時間が長いと花が付きやすい
春から夏にかけての、日の長い期間はホウレンソウの花が付きやすくなります。
これを「とう立ち」といいます。
とう立ちしても食べられますが、茎も葉っぱも硬くなり風味が落ちておいしくありません。
注意点を考慮すると、初心者がホウレンソウを育てるなら、秋~春にかけての栽培がおススメなのです
【初心者向け】ホウレンソウの植え方育て方
とはいえ初めてのホウレンソウ栽培、不安な事も多いですよね。
疑問や不安を解消するように、なるべく分かりやすくカンタンに育て方を解説します。
いつ植える?
春植えもありますが、初心者は育てやすい秋植えにチャレンジしましょう
中間地:9月~10月
寒冷地:8月中旬~10月上旬
暖地:9月中旬~11月上旬
苗?種?
種から植えます
苗からでもいけるとは効きますが、種からの方が楽です
土は?
市販の「培養土」を使います。
メーカーで野菜栽培に適した配合の肥料やらを調整してくれているので、初心者にはとても便利な物です。
プランターに土を入れる前に、底に「鉢底石」を敷くと排水性が良くなって病気になりにくいです。(赤玉土でもOK)
どちらも100均やホームセンター、ネットで買えます。
肥料やPHは?
市販の培養土を使う場合は、心配いりません。
肥料はちゃんと入ってます。
逆に培養土に肥料までプラスすると肥料過多になり育ちにくくなります。
ホウレンソウは酸性に弱い作物ですが、培養土はPHも調整されていますので、安心してください。
もし、一度使ったプランターを再利用するなら、こちらの記事をご参考にどうぞ。
植え方は?
筋蒔き(蒔く前に土にたっぷり水をかけておく)
深さ1㎝の筋をプランターの土に作って、その溝に1㎝間隔で種を蒔き、土をかぶせます。
プランターが広くて何本か筋を作れそうな時は、筋と筋の間隔を10㎝程度開けます。
お世話は?
種から育てるので、発芽まで土を乾かさないように気を付ける
芽が出るまで水やりは優しくかけます。
激しく水をかけると、芽が出なくなることがあります。
芽が出て本葉が1~2枚のころに小さいものから間引いていきます。
勢いのあるものを残して、株間3~4㎝になるように調整します。
収穫は?
葉っぱが20㎝を超えてきたら、いよいよ収穫です。
根っこから引っこ抜くのもOKですが、土ギリギリのところでハサミでカットすると、土が根元に絡みにくいので、調理の時にらくちんです
虫や病気は?
虫はヨトウ・ネキリムシ・アブラムシ等がつくことがあります。
見つけたら取り除きます。
虫に触りたくない・虫が嫌いで見たくない場合は、種まき直後に防虫ネットで覆います。
病気は、うどんこ病や灰色カビ病などがあります。
葉っぱが普通の緑色と違う感じになったら、その葉っぱを取り除きます。
ホウレンソウ等の葉っぱもの野菜は収穫までに時間がかからないので、よほどひどい場合を除いて農薬等は使う必要はないことが多いでしょう。
それでも、もしプランター全体に病気が広がってしまったら、その時は諦めてすべて処分のほうがイイと思います。
【収穫量】リレー栽培と少量ホウレンソウの活用術
せっかく育てても、プランターだと収穫量が少なくてさみしい…
そんなお悩みありませんか?
プランターで収穫量を増やすなら、リレー栽培がおススメです。
リレー栽培とは
時期をずらして作物を植えることで、長く収穫できる栽培技術
例えばキュウリ
植える時期は中間地で4~5月です
作物としての寿命が短めなキュウリを長く楽しむために、4月と5月の2回種まきをするのです。
そうすることで、1回目の勢いが衰えてきたころに、2回目植えたものが収穫できるという手法です。
これを、ホウレンソウに置き換えて、プランター2個で時期をずらして栽培することで長く収穫を楽しめるというわけです。
例えば中間地で秋植えするなら、9月に1回目の種まきを、10月に2回目の種まきをすることで、上手に育てられれば12月ごろまで収穫を楽しむことができる計算になります。
そして、もし収穫量が少なくても美味しくホウレンソウを食べられる料理がこちら
サラダ:サラダ用のホウレンソウを育てれば、サラダの色味に最適です
みそ汁:みそ汁等の汁物の具材にすると、少量でも美味しく食べられます
卵炒め:卵をメインにすることで少量でもイケます。色味もキレイです。
どれも少量でもホウレンソウをしっかり味わえる料理ばかりです。
収穫量がさみしいときはお試しください。
まとめ
ホウレンソウは案外強くて育てやすい作物です
暑さに弱いので春~夏の栽培を避ければ、初心者でも失敗なく育てられます
ポイントを押さえて、ぜひホウレンソウを育ててみましょう。
に、病みつきになるかもしれませんよ?
以後までごらんくださり、ありがとうございました。