
あなたはこんなことありませんか?
野菜作りに肥料はなんで必要なの?っていうか肥料って何?
肥料の使い方がわからない
肥料っていろんな種類があるから何を選べばいいかわからない
この記事では次のことがわかります
肥料とは養分
肥料の使い方
オススメ肥料
この記事を書いている私は、家庭菜園歴8年目の現役農家妻、しばさくと申します。
園芸コーナーでたくさん目にする肥料
何がどういいのかよくわからなくありませんか?
「そもそも、肥料って結構いいお値段するのに、なんで与えなきゃいけないの?」
「もしかして肥料会社の策略?」
そんな疑問を私も持ったことがあります。
というわけで今回の記事では、家庭菜園で必要素材「肥料」について初心者向けに分かりやすく解説しました。
野菜を健康で大きく育てるための必須知識ですのでぜひご覧ください。
もくじ
【家庭菜園初心者】肥料って何?成分や種類を解説

肥料とは、植物が大きく丈夫で健康に育つために必要な養分です。
通常土の中にもある程度の養分は含まれていますが、肥料を施すことでより大きく育つことができます。
もう少し突っ込んで解説すると、作物が特に必要とする養分は次の三つです(肥料の三要素)
チッソ:葉っぱや茎の成長に不可欠(葉肥)
リン酸:花や実のつきをよくする(実肥)
カリウム:根の成長に不可欠(根肥)
肥料を選ぶ時は、この3つの養分がバランスよく配合されているものを選ぶと便利です。
といっても、難しいことはありません。
野菜栽培用の肥料の多くは独自でいい感じに配合しているので、選ぶ時も便利です。
オススメは後ほどご紹介しますね。
次にぜひ知っておいていただきたいのは、肥料の種類です。
肥料には大きく分けて2種類あります。
①無機質肥料
無機質肥料は植物がダイレクトに吸収しやすように現代技術で加工された肥料です。
別名「化学肥料」とも呼ばれていますが、決して危ないものではありません。
地球上にある鉱物などの原料を科学の技術で肥料として加工しているのです。
無機質肥料は、熔リンや硝酸カリウムといった単独成分の「単肥」と、化成肥料のように複数の成分を調合した「複合肥料」とがあります。
無機質肥料のメリットは効き目が早いこと、デメリットは長続きしないことです。
②有機質肥料
植物性、動物性が原料の肥料です。
有名なものとしては
油粕、魚粉、鶏糞、米糠、ぼかし肥料など
有機質肥料は、このままでは植物は養分として吸収できません。
土の中にいる微生物が有機質を無機質へ分解して初めて植物の養分となるのです。
なので有機質肥料のメリットは長もちするということです。
逆を言えば、効果が現れるまでに時間がかかるのがデメリットでもあります。
肥料の形状は
- 固形
- 液体
と2種類あります。
固形肥料の方が効果の持続を調整できるものが多いです。
なので、路地畑やプランターと幅広く使われます。
液体の肥料は固形より効果が早く出やすいですが路地畑で使うと効果がすぐに切れます。
なので、プランターや水耕栽培、路地畑では素早く効果を出したい時に限定して使うと良いです。
ここまで解説すると、次に気になるのは
「どうやって使うの?」
でしょう。
次セクションでは、肥料の使い方をご紹介します。
【家庭菜園初心者】肥料の使い方

ここからは肥料の使い方についてご紹介します。
肥料の使い方は大きく分けて2種類
①元肥
作物を植え付ける前に土に入れる肥料を元肥といいます。
植え付ける一週間前までに土に施しておくとスムーズに開始できます。
元肥は固形の肥料を使うのが一般的です。
②追肥
作物が大きく育ってきたら、追加で施す肥料を追肥と言います。
タイミングは作物によって違うので、こちらも本などで調べておくとスムーズに追肥できます。
追肥は固形の肥料だけではなく、液体の肥料も有効です。
次に施し方ですが
固形肥料は土に直接入れ込みます。
その方法は2種類
- 全面施肥:畑全体に肥料をばら撒いて土に混ぜ込む方法
- 部分施肥:作物を植える場所に穴や溝を掘って肥料を入れ土をかぶせる方法
液体肥料は、水で薄めて施します。その倍率は肥料によって違うので、使い方を確認して使用しましょう。
施肥方法は2種類
- 灌水:規定倍率に薄めた液肥を株元に水やりのように与える方法
- 葉面散布:規定倍率に薄めた液肥を霧吹きや噴霧器で葉っぱに吹きかける方法
元肥追肥どちらも施す量は作物によって違うことが多いので、前もって本などで確認しておくとスムーズに作業できます
ちなみに、家庭菜園初心者向けの本を集めた記事がこちら
家庭菜園の始め方の記事はこちら
初心者向けの野菜をまとめた記事はこちら
ここまで肥料のお話をご覧になると
「肥料を探しに行くと園芸コーナーって肥料がいっぱいあるから何を選べばいいかわからない」
という意見も出てくるでしょう。
というわけで次セクションではオススメ肥料をご紹介します。
【家庭菜園初心者】オススメ肥料まとめ

ここからは、オススメ肥料をまとめました。
化成肥料、有機肥料、液体肥料とジャンル分けしてご紹介しますので、あなたの家庭菜園にあったものを見つけてください。
化成肥料
マイガーデンベジフル(住友化学園芸)
少しお高めですが、においも少なく使いやすい肥料です。パッケージもかわいくておススメ。
有機入り化成肥料8-8-8(アイリスオーヤマ)
有機成分入りでお手頃な肥料です。
野菜の肥料(日清ガーデンメイト)
ペレットタイプで使いやすい肥料です。
野菜の肥料(タキイ)
有名種苗メーカーの肥料なので、安心感があります。リーズナブル。
有機肥料
発酵油粕
有機質肥料の代表油粕です。有機栽培に良く使われます。
ぼかし肥料
複数の有機質をブレンドして発酵させた肥料です。長く効くので人気があります。
魚粉
有機栽培によく使われる肥料。イチゴやトマトがおいしくなるといわれている肥料です。
液体肥料
HP101(フローラ)
お高めですが人気の商品です。液肥というよりは活力剤です。
万田アミノアルファ(万田酵素)
こちらも有名な液肥です。少々お高め。
ハイポネックス(ハイポネックスジャパン)
液肥と言えばハイポネックスというぐらい定番の商品です。リーズナブルでチャレンジしやすい。迷ったらこれでOK。
ベジフル液肥(住友化学園芸)
化成肥料でも有名なマイガーデンベジフルの液肥版。パッケージがカラフルでかわいいです。
ネイチャーエイド(サカタのタネ)
液肥としてはまだ種類が少ない有機肥料の液肥です。有名種苗メーカーサカタのタネの商品で、使いやすくておススメです。
まとめ
肥料は植物(作物)は、丈夫に大きく育つために必要な養分です。
肥料によって使い方が違いますので、ご注意ください。
作物によっても与える量が変わりますので、本などを参考にしましょう。
あなたの家庭菜園が繁栄しますように。
最後までご覧いただきありがとうございました。