あなたはこんなことありませんか?
「家庭菜園初心者だけど、我が家の庭の日陰部分でも、何か野菜を育てたい」
「日陰で野菜を育てるのに気をつけることは何?」
「限りある日向を野菜栽培に有効活用したい。」
この記事では次のことがわかります
日陰や半日陰でも育つ野菜
日陰や半日陰で野菜を育てる注意事項
どうしても限られた日向でスペースで育てたい時はプランター栽培もアリ
この記事を書いている私は、家庭菜園歴8年目の現役農家妻、しばさくと申します。
「庭や畑、ベランダ等、家庭菜園できるスペースはあるけど…日陰なんだよね」
日陰ときくと、野菜の成長もわるくて、下手をすれば育たなかったり枯れたりするんじゃないかって思いますよね
特に家庭菜園初心者だと、日陰で野菜を育てるのに不安があるかもしれません。
大丈夫です、日陰でも育つ野菜は結構あります。
というわけで今回の記事では、日陰や半日陰でも育つ野菜を集めてみました。
注意事項や、少ない日向を活用する方法も深掘りしています。
あなたの家庭菜園レパートリーをふやすためにも、どうぞ参考にしてください。
では見ていきましょう。
もくじ
【家庭菜園初心者】日当たり悪くても育つ野菜まとめ

植物、作物は基本的に太陽の光が必要です。
しかし作物によっては、たくさん光が欲しい「陽生植物」、あまり日が当たらない方がよく育つ「反陰生植物」、日陰の方がよく育つ「陰生植物」と性質が異なる面も持っています。
陽生植物:1日6時間以上日光が欲しい、日陰では育ちにくい
半陰生植物:半日(3時間程度)は日光が欲しい
陰生植物:日陰、半日陰OK、1日1〜2時間の日照でもOK
あなたが家庭菜園の日陰部分で育てる野菜を迷っているなら、半陰生植物や陰生植物を選ぶと育ちやすいでしょう。
というわけでここからは、家庭菜園初心者OKな、日当たりが悪くても育つ野菜を集めてみました。
ほうれん草(半陰生植物)

寒さに強いので秋に種を蒔くと成功しやすいです。
小松菜(半陰生植物)

真夏酷暑以外はほぼ年中育ちます。初心者向き。アオムシがつきやすいので防虫ネット必須です。
かぶ(半陰生植物)

秋に種を蒔くと成功しやすいです。アオムシがつきやすいので防虫ネットがあった方がいいです。
レタス(半陰生植物)

秋から育てるほうが成功しやすいです。露路畑で育てるならマルチがある方が綺麗に育ちます。
春菊(半陰生植物)

脇芽を摘み取る系を秋から育てる方が成功しやすいです。春植えの場合は花が咲きやすいので株ごと収穫するタイプがいいでしょう。
里芋(半陰生植物)
春に種芋を植えて晩秋まで放置栽培できる超初心者向き野菜です。水捌けが悪い方がよく育ちます(経験則)
じゃがいも(半陰生植物)
春じゃが、秋じゃがどちらも初心者でも十分成功します。
みつば(陰生植物)

建物の北側や大きな木の下など、長時間日陰の場所に向いてます。むしろ日が当たると葉っぱが硬くなっておいしくないです。水捌けが悪くても育ちます。
みょうが(陰生植物)

日が当たると葉っぱが焼けて株が痩せます。年中日陰のじめっとした場所が好みです。
しそ(陰生植物)
しそは日向でも育ちますが、日陰でも育つという生育旺盛な植物です。日陰で育てると葉っぱが柔らかくなり美味しくいただけます。
にら(陰生植物)
お日様がたくさんいりそうなイメージのニラですが、実は日陰の方が美味しく育ちます。生育旺盛で繁殖力も高いので、庭の片隅で育てるのがオススメです。
他にもあります。
参考サイト↓(アタリヤ農園)
https://www.atariya.net/kiso/nisho.htm
家庭菜園初心者向きの記事はこちら
家庭菜園初心者向け本のまとめ記事です
ここまでご覧いただくと
「うちの庭の日陰でさっそく育ててみよう」
という意見も出てくるでしょう。
そのやる気は大変素晴らしいです。
というわけで次セクションでは、日陰や半日陰で野菜を育てる時の注意事項ご紹介します。
これで、成功確率をよりアップさせましょう。
【家庭菜園初心者】日陰や半日陰で野菜を育てる注意事項

ここからは日陰や半日陰で野菜を育てる時の注意事項をご紹介します。
注意事項① 成長スピードゆっくり
日陰や半日陰でも育つとはいえ、やはりそこは植物です。
お日様があまりあたらないので、成長がゆっくりになりやすいです。
家庭菜園初心者によくありがちなのが
「おおきくならないから、肥料あげなくちゃ」
と、追肥をやりすぎることです。(NG)
日陰で成長がゆっくりなのは普通のことなので、必要分の肥料を与えているなら気長に見守りましょう。
注意事項②水をやりすぎない
日陰は日向に比べて水持ちがいいです。
なので、日向の作物と同じように水をあげちゃうと、水分が多くなりすぎて病害虫の元になります。
私はプランター栽培でもないかぎり、日陰や半日陰で育てる場合は水をあげていません。
注意事項③虫が多い
日陰や半日陰は虫が多いです。
これは作物を襲う害虫以外にも、人を襲う蚊やブヨ等同じです。
日陰や半日陰で育てる時は、株間しっかり保ちましょう。
そして作業する時は、虫除け対策(蚊取り線香、長袖長ズボンなど)も工夫するのがオススメです。
他にも、家庭菜園初心者向けに栽培のアレコレを紹介した記事がこちら
【家庭菜園初心者】どうしても日当たりが欲しいときは?【プランター栽培】

ここまで、日陰や反日陰でも育つ野菜や注意事項をいろいろご紹介しました。
とはいえ、野菜を育てていくのに、多少の日向が欲しいと思ってしまうのは、家庭菜園ユーザーなら当然のことです。
そんな場合はどうするのか。
それは…
日が当たる場所にプランターを設置して育てる
プランターであれば、畑じゃなくても野菜を栽培できます。
水やり手間はありますが、プランターは栽培管理しやすいのが特徴です。
プランターの素材を工夫すれば、節約もおしゃれにもできます。
ちなみにプランター栽培の記事はこちら
プランター栽培の本も、あれば心強い味方になります。
「プランターを置く場所も限られてるしなぁ」
というお悩みは、タワー型プランターが解決してくれるかもしれません。

日陰もひなたも、露路畑もプランターも、あらゆる場所を駆使して、ぜひあなた好みの野菜栽培にチャレンジしてみてください。
ちなみに、あれこれ植えすぎて栽培管理が大変…って時は、こんなアプリが役立つかもです。

それでもやっぱり、日向の多い畑が欲しい!って時は、こんなのもあります

まとめ
日陰や半日陰で野菜をそだてたい場合は、いわゆる「陰生植物」「半陰生植物」に該当するものが良いです。
日陰なので、成長速度や水やり、虫などに気をつけましょう。
限りある日向を利用したい時はプランター栽培という方法併用しましょう。
あなたの家庭菜園が充実しますように。
最後までご覧いただきありがとうございました。