農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「上手に発芽させるために必要な要素って何?」
「発芽三原則ってどこかで聞いたけど、どんな内容だっけ?」
「発芽三原則以外にも必要なモノって何?」
今回の記事では、以下のことがわかります
- 発芽三原則について
- 発芽に必要な光について
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴7年目の現役農家妻です。
家庭菜園で野菜を育てる最初のハードル「発芽」
家庭菜園ユーザーは誰もが一度は発芽に悩まされた経験があるはずです。
家庭菜園初心者であればなおさら難しいと感じるしょう。
「失敗せず、無事発芽させたい」
そんな悩めるあなたへ、今回の記事では発芽のための必要要素である「発芽三原則」についてご紹介します。
もくじ
【家庭菜園初心者】発芽の三原則は小学校で習っている
種の発芽に必要な要素「発芽三原則」
発芽には①水②酸素③温度が必要であるという内容です。
家庭菜園初心者には難しく聞こえるかもしれませんが、実はこの発芽三原則、小学校の理科で習っているはずなのです。
それを証拠に、私たちは何の前情報がなくても、種をまいたら水をかけたりしますし、季節外れの野菜は育てるのを避けます。
「確かに習ったかもしれないけど、大昔のこと過ぎて内容は忘れたよ」
そんなあなたのために、発芽三原則について深掘りしてみます。
【家庭菜園初心者】発芽三原則①水
発芽に必要な要素で最も重要なものは、水です。
水がないと発芽できません。
このことは家庭菜園初心者でも本能的に知っていることでしょう。
しかし実は、種をまいても水分不足で発芽に失敗するケースも多いのです。
「なぜ発芽に水が必要なの?」
諸説あるそうですが、種が水分を吸収することで、種の胚と呼ばれる部分からジベレリンという植物ホルモンが出されます。
ジベレリンは発芽を促す性質がある植物ホルモンなのです。
そして胚乳に蓄えられたでんぷんが糖に変化し、発芽のエネルギーとして使われるという仕組みと言われています。
また種が水を吸うことによって、乾燥して硬くなった種の外皮がふやけで、発芽しやすくもなります。
発芽には水が必要ですが、与えすぎてもいけません。
水が多すぎると腐ってしまうこともあります。
これは経験則ですが、土に指を突っ込んで抜いたとき、軽く指が湿っていて土粒が少量付くぐらいがちょうどよい湿り気だと感じています。
【家庭菜園初心者】発芽三原則②酸素
発芽には酸素も必要です。
種は生き物です。
なので、呼吸します。
種は呼吸して酸素を取り込み、発芽のエネルギーにすると言われています。
種をまく土がカッチカチであまり空気を含んでいないと、発芽しにくいということも聞いたことがあります。
健康な野菜を育てるための空気をたくさん含んだ「フカフカ土」は、種の発芽にも必要というわけなのです。
家庭菜園初心者向けフカフカ土の作り方記事↓
【家庭菜園初心者】発芽三原則③温度
種の発芽には、野菜によって最適な温度があります。
購入した種なら、種袋の裏面に発芽適温が書いてあったり、いつ種まきするのがいいか時期も記載されています。
「だいたい何度ぐらいで発芽するの?」
発芽する温度は、その野菜によって違います。
ナスや唐辛子など高温が好きな野菜は発芽適温が25~30℃と高いのが特徴です。
逆にカブやほうれん草など寒さに強い野菜は発芽適温が15~20℃と低いのが特徴です。
家庭菜園初心者は育てたい野菜の発芽適温や種まき適期を確認して育てはじめると失敗確率がぐっと減ります。
【家庭菜園初心者】発芽三原則プラスα:光
発芽の三原則は「水」「酸素」「温度」ですが、もう一つ発芽に重要な要素があるのをご存じでしょうか?
それは「光」です。
実は種には、発芽に光を好む「好光性種子」と、発芽に光はいらない「嫌光性種子」があります。
参考記事↓
例えば育てたい野菜が光を好む「好光性種子」なのに種まき後土を深めにかけたりすると、発芽率が下がり失敗する原因になります。
家庭菜園初心者のうちは、「種をまく」➡「土をかぶせる」➡「水をやる」という一連の流れの中に、種が「光」を好むかとかを考慮にいれませんよね。
しかし、発芽に光が関係していることを知っていると、種まきの時に注意することができます。
結果、成功確率UPにつながるというわけです。
野菜のタネをまく前に、その種が「光」を欲するかどうかぜひググってみてください。
まとめ
発芽に必要な三原則は「水」「酸素」「温度」です。
それにプラス「光」を考慮にいれることで、発芽での失敗を軽減することができます。
あなたの種まきが無事成功しますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。