農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「育苗するときにでよく聞く『鉢上げ』って何?」
「家庭菜園初心者でもカンタンにできるかな?」
「やり方を知りたい」
「なぜ育苗に鉢上げが必要なのか知りたい」
今回の記事では、以下のことがわかります
- 鉢上げは育苗の途中工程である
- 鉢上げの具体的なやり方
- 鉢上げするときの注意事項
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴7年目の現役農家妻です。
自分で育苗を始めたら、耳にする言葉「鉢上げ」
「え、鉢上げって何?しなきゃいけないの?」
今回の維持では、育苗中のひと手間「鉢上げ」について、メリットややり方、注意事項をご紹介します。
もくじ
【家庭菜園初心者】鉢上げって何?メリットは?
鉢上げとは、セルトレイ等に種まきして少し大きくなった苗を、違う場所、主に苗用ポットへ移植することを言います。
「そんなことしなくても、最初から苗用ポットに種をまけばいいじゃないか」
と思うかもしれません。
ではなぜ、わざわざ苗ポットに直接植えず、鉢上げというめんどくさいひと手間を行うのでしょう。
理由は、鉢上げにはメリットがあるからです。
鉢上げメリット①歯抜け予防
直接ポットに種をまくと、種の種類によってはうまく発芽しないことがあります。
必要な苗数分のポットを準備していても、発芽しないポットは「歯抜け」状態となってしまい、苗数が足りなくなることも。
あらかじめセルトレイ等で発芽させてから、元気に育つ苗を鉢上げすることで歯抜け・苗不足を防げるメリットがあるのです。
鉢上げメリット②種の節約
あらかじめ別の場所で発芽させてから鉢上げすることで、種を節約できます。
もしかしたら育苗ポットに、種を1粒ではなく数粒まいて、間引けばいいと思うかもしれません。
しかし種が少量しかない場合や、種自体が高額な野菜(トマトに多い)は、苗ポットに余分にまけるほど種を確保するのが難しいことも。
先に発芽させることで種を無駄にせずに育苗することができるのです。
【家庭菜園初心者】鉢上げのやり方【実践】
ここからは実際に鉢上げの模様を、先日行った「甘長の鉢上げ作業」にて実践状況をお送りします。
ピンタレストの画像を使用しますが、こちらのアカウントは私しばさくのもので、作業後投稿した画像を使います。
鉢上げ当日。
甘長の苗がいい感じに本葉がでて元気いっぱいです。
鉢上げにもってこいの大きさ・コンディションです。
まずは苗ポットに土を入れます。今回はコメリで購入した培養土を使用しています。
そして土を水でしっかりと濡らします。
鉢上げする苗をINする穴を掘ります。
苗を投入
指で鎮圧
完了です。
最後に、大きくなった時のことを考えて、隣の葉っぱが邪魔にならないように広めの間隔をあけて並べます
【家庭菜園初心者】鉢上げの注意事項
最後に、実際鉢上げするときの注意事項をご紹介します。
注意事項①苗の移植は本葉が出てしっかりしてから
鉢上げする苗は、小さすぎると移植に耐えられず枯れてしまうことがあります。
本葉が1~2枚は最低でもでてから鉢上げしましょう。
注意事項②移植先のポットはしっかり水で濡らしておく
先にも触れましたが、鉢上げ先の苗ポットの土は、鉢上げ前にしっかりと水を含ませておきます。
こうすることで根っこが伸びやすくなるとされています。
注意事項③根っこをきちんと土に埋めて、しっかり目に鎮圧する
移植するときは、鉢上げ先の苗ポットの土に根っこをしっかり密着させるように指で鎮圧します。
鉢上げ後は毎日水の管理をすることでスムーズな活着(根張り)に繋がります。
まとめ
鉢上げとは、別に種をまいて発芽させた苗を、苗ポットに移植することを言います。
歯抜け防止や種の節約に効果的です。
本葉が2枚ほど出た苗を、しっかり濡らした苗ポットに移植して、根元を鎮圧するといいでしょう。
あなたの鉢上げ・育苗が成功しますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。