農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「家庭菜園で気を付けたい毒虫を知りたい」
「もしも毒虫に刺されたらどうすればいいんだろう?」
「毒虫に刺されないようにするには?」
今回の記事では、以下のことがわかります
- 夏場の家庭菜園でよくみかける毒虫
- 毒虫に刺されたときの対処方法
- 毒虫に刺されないための注意事項
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴8年目の現役農家妻です。
夏の家庭菜園で気を付けたいこと、それは「虫の被害」
それは作物だけじゃなく、時に私たち人間にも関係があります。
刺されたら痛い、腫れる、時には命にまで危険を及ぼす「毒虫」です。
今回の記事では、夏の家庭菜園で気を付けたい毒虫について、ご紹介します。
特に家庭菜園初心者には知ってもらいたい情報ですので、ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
【家庭菜園初心者】夏に気を付けたい毒虫4つ

夏と言えば危険な虫が家庭菜園や庭、畑にはたくさん生息しています。
しかし家庭菜園初心者のうちは、何がどう危険なのかわからないもの。
ここからは家庭菜園で遭遇しやすい毒虫を4種類ご紹介します。
毒虫①ムカデ
ムカデといえば細長い体に無数の足を生やしている、ぶっちゃけ気持ち悪い虫ですよね
湿気たところが大好きなので、植木鉢のや落ち葉の下でよくみかけます。
肉食な上に攻撃性が強いので、うっかり触ったり掴んだりすると噛まれます。
ムカデの毒は神経毒なので、かなり痛いです。
ただし、肉食なので家庭菜園的には「益虫」とされています。
毒虫②ケムシ
ケムシは蛾の幼虫です。
すべての毛虫に毒があるわけではありませんが、チャドクガのように体毛に毒をもつ種類もありますので、毛虫をみかけたら触らない方が賢明です。
体毛の毒針の1本1本はそれほどきつくありませんが、ケムシがやっかいなのは、毒針の数。
体毛はカンタンに抜け落ちるため、皮膚に無数に触れることもしばしば。
刺さったり触れたりすると蕁麻疹にも似たブツブツ状に刺されて腫れてきます。
またケムシは作物を食べ散らかしたりもする「害虫」でもあるので、本当にやっかいです。
毒虫③ブヨ(ブト・ブユ))
ブヨは体調1~5ミリの小さな羽虫です。
そのフォルムはコバエにも似ています。
小さい上に羽音がほとんどしないため、近づいてきても気づきにくいです。
草むらに多く住んでいて、蚊のように人間の血をエサにしています。
ただし、針状の口を刺して吸血する蚊とは違い、ブヨは皮膚を食いちぎって取穴させて血を吸います。
そして、蚊よりも強力な毒を皮膚へ流し込むため、噛まれたらめっちゃかゆいです。
かゆさが長期間にわたって尾を引くことも多く、人によってはかなり腫れあがります。
毒虫④ハチ
危険毒虫のトップに君臨するのは、やはりハチでしょう。
一般的に危険といわれているスズメバチ以外にも、アシナガバチやジバチといった小さくて温和なハチでも、攻撃されたらひとたまりもありません。
春先、家の軒先に巣を作ることも多いので、見回りは欠かせません。
また、土の中に巣を作る習性もあるので、夏の草むらには安易に足を踏み入れないのが賢明です。
刺されたらかなり痛く、アナフィラキシーショックを引き起こすこともある本当に危険な毒虫です。
【家庭菜園初心者】毒虫に刺されたら?対策をご紹介

「家庭菜園で毒虫にさされたらどうしよう。こわくておちおち畑仕事もできない」
という心配の意見も大いにあるでしょう。
特に家庭菜園初心者のうちは、毒虫の知識や遭遇した経験がないことがほとんどのはずです。
たしかに、何の知識もなく刺されてしまうと、たいへんなことになるかもしれません。
なのでここからは、もし毒虫に刺されてしまったら、その時の対処法をご紹介します。
①ムカデの場合
ムカデは噛まれたらめっちゃ痛いです。
大きなものは当然ですが、たとえ小さなムカデでも侮ってはいけません。
まだ子供のムカデでも、しっかり痛いです。
噛まれたらズキズキと痛く、赤く腫れあがり、かゆみも伴います。
人によっては吐き気やめまい、発熱なっどの症状を起こす場合もあります。
もしムカデに噛まれたら
噛まれた場所を流水で流しながら患部を絞り出して毒をなるべく出しましょう。
その後、塗り薬を塗って様子を見てください。
薬は「抗ヒスタミン含有」のステロイドの塗り薬がいいです。
痛みや腫れがひどい場合は医療機関を受診しましょう。
②ケムシの場合
ケムシに刺されると、蕁麻疹か皮膚炎のような小さなポツポツでチクチク痛痒くなります。
また刺された部分は腫れてきて、熱を持つことも多いです。
ケムシは直接体表に触れて刺さること以外にも、抜けた体表の毒針が衣服について刺さるということも起こります。
「なんか知らない間に刺されていた」ということも珍しくありません。
もしケムシに刺されたら、ガムテープを刺された場所に張り付けて毒針を取り除くのが効果的です。
他にも流水で洗い流すのもOKです。
その後塗り薬を塗って様子を見ます。
薬は「抗ヒスタミン含有」のステロイドの塗り薬がいいです。
痛みや腫れがひどい場合は医療機関を受診しましょう。
③ブヨ(ブト・ブユ)の場合
ブヨ(ブト・ブユ)に噛まれると、めっちゃかゆくなります。
そして時間がたつと、腫れてきます。
パンパンに腫れあがることも珍しくありません。
腫れが引いた後もかゆみは続きます。
下手をすれば2~3週間かゆいこともあります。
もし噛まれたらなるべくすぐに患部を絞って毒を出しましょう。
できれば流水で流しながらの方が効果的です。
そして塗り薬を塗って様子を見ます。
薬は「抗ヒスタミン含有」のステロイドの塗り薬がいいです。
痛みや腫れがひどい場合は医療機関を受診しましょう。
④ハチの場合
ハチに刺されたら、説明するまでもなく、めっちゃ痛いです。
電気が走ったような衝撃があります。
そして直後から腫れあがってきます。
腫れは数日間続きます。
もしさされたら、流水で流しながら患部を絞って毒(針)を出します。
次に「抗ヒスタミン含有」のステロイドの塗り薬をぬって様子を見ます。
できることなら医療機関を受診するのが望ましいです。
人によってはアナフィラキシーショックを起こすこともありますので、気を付けて下さい。
同じように毒虫にさされたとしても、症状や対処法を知っているのと知らないのとでは比べ物になりません。
知識を持って自分の身を守りましょう。
また、毒虫に刺されて病院を受診したり入院となった場合、保険がおりることもあります。
なにかあったときのためにも、自身の傷害保険や医療保険の内容を見直してみることが大切です。

【家庭菜園初心者】毒虫に刺されないために【注意事項】

これまでは毒虫に刺されたときのことをご紹介しました
しかし、どんな毒虫にも刺されない方が良いに決まってますよね。
なのでここからは、毒虫にさされないための注意事項をまとめました。
家庭菜園初心者でもできる対策をちりばめてますので、あなたの家庭菜園の参考にしてください。
注意事項①防御力を高める
家庭菜園ユーザーであれば当然のことですが、薄着で作業してはいけません。
真夏の暑い季節でも、できれば長袖・長ズボン・長靴は必須です。
加えてアームカバー・帽子・防虫ネットもあればなおよいです。
ここまで重装備にするとかなり厚いと思うので、熱中症にはくれぐれもご注意ください。
注意事項②蚊取り線香
家庭菜園で作業をするときは、蚊取り線香を炊くのもおススメです。
蚊やブヨが寄ってきにくくなります。
注意事項③殺虫剤を持っておく
もしハチや危険な毒虫に襲われかけたら
近くにいて作業の妨げになったら
キンチョール的な殺虫剤をひとふりするだけで嫌がってどこかに行きます。
夏の家庭菜園には、手元に置いておきたいアイテムです
注意事項④素手で触らない
家庭菜園で作業するときは必ず手袋を着用しましょう。
野菜の収穫以外は素手で何かを触らないようにすることで、虫刺されの危険度が低くなります。
手のケガ予防にもなりますので、おススメです。
まとめ
夏に気を付けたい毒虫は①ムカデ②ケムシ③ブヨ(ブト・ブユ)④ハチ、です。
どの虫も刺されたら腫れや痛み・かゆみなどの症状があります。
場合によっては全身の症状がでることもありますので、ヤバいと思ったら早めに医療機関を受診してください。
家庭菜園で毒虫に刺されないためには、服装で防御力を高め、蚊取り線香や殺虫剤を携行しましょう。
あなたの家庭菜園作業が安全に行えますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。