農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「育ててる野菜にアブラムシがついた、なぜ?」
「アブラムシがつくと野菜はどうなるの?」
「アブラムシの対策を知りたい」
今回の記事では、以下のことがわかります
- アブラムシがつく原因
- アブラムシがつくと野菜がダメになる
- アブラムシ対策法
この記事を書いている私しばさくは、家庭菜園歴8年目の現役農家妻です。
春から夏にかけてよく見かける害虫:アブラムシ。
ちょっと目を離すと、野菜の新芽や葉っぱについてることありませんか?
「アブラムシみかけるけど、小さいから大したことないでしょう?放置してるよ」
という家庭菜園初心者、それ野菜にとって非常に危険かもしれませんよ。
今回の記事では、アブラムシの危険性や対処法ついてご紹介します。
もくじ
【家庭菜園初心者】そもそもアブラムシがつく理由

春先になるとよく見かけるアブラムシ。
小さな体ですが、群生で群がっているので、見つけたときには大量にいることもしばしば。
ちなみに野菜だけじゃなく草花や雑草にも大量にくっついている姿をよく見かけます。
そもそもなぜアブラムシがつくのでしょう?
考えられる理由は次の2つです。
アブラムシがつく理由①自然発生
アブラムシは野菜や草花含め、植物全体につく害虫なのです。
そして春になると卵で越冬したアブラムシが孵化しエサとなる植物にくっつきます。
ぶっちゃけ個体数が多い小さな虫なので、、そこらじゅうどこにでもいます。
自然発生するのも納得です。
アブラムシがつく理由②環境
風通しが悪く、日当たりの悪い環境では、アブラムシがつきやすいといわれています。
野菜を植えるときは、株間をしっかり確保し雑草を蔓延らせないようにするといいでしょう。
また、肥料を与えすぎるとアブラムシが寄ってくるとも言われています。
地上の環境だけではなく土中の環境も保つため、肥料のやりすぎには気を付けたいものです。
基本的にアブラムシは、露地で野菜を育てていたら何時ついてもおかしくない状態です。
「じゃぁ、アブラムシが野菜についたらどうなっちゃうの?枯れるの?」
という疑問を持つ家庭菜園初心者も多くいるでしょう(私もそうでした。)
詳しくは次セクションで。
【家庭菜園初心者】アブラムシがつくとどうなる?

アブラムシがつくとどうなるのか?
一言でカンタンにいうと、野菜が弱ります。
「なぜアブラムシがつくと野菜が弱るの?」
という家庭菜園初心者の疑問のため、理由を解説します。
理由は次の3つです。
弱る理由①アブラムシが汁を吸う
アブラムシは、植物の汁を吸います。
例えるなら、カブトムシやセミが樹木の汁を吸っているようなものです。
アブラムシはセミのように大きくないので、樹木ではなくもっと小さくて柔らかな植物の汁を吸って生きているのです。
特に新芽のような若くて柔らかな部分が好きなようで、群がっているのをよく見かけます。
新芽は作物の「芯」なので、ここをやられると野菜は弱りやすくなります。
特に小さな苗のころは気を付けたいものです。
弱る理由②アブラムシが病気を寄せ付ける
アブラムシは病気を寄せ付けます。
アブラムシが引き起こす病気としては、ウイルス病やすす病がよくみられます。
アブラムシが汁を吸って物理的に弱っているところへ、病気まで持ち込まれることになります。
放置すると取り返しがつかないことにもなりかねません。
弱る理由③アブラムシは増えやすい
アブラムシは増えやすいのが大きな特徴です。
アブラムシ単体は小さくて弱い虫なので、少量であれば多少吸われても枯れることはありません。
しかし、アブラムシはすぐに増えます。
春のアブラムシは、卵からではなく成虫が幼虫を生んで増えていくそうなのです。
生まれた幼虫は約2週間で成虫になります。
そして幼虫のお腹には次世代の幼虫がもうスタンバっているのだとか。
恐ろしく早いサイクルで増えていくので、気づいたときにはアブラムシだらけという状況が生まれるのです。
少量であればたいしたことのないアブラムシでも、増えることで弱りやすくなり、さらにそこへ病気までやってきやすくなるという負のサイクルに陥ります。
下手をすれば枯れてしまうぐらいの威力を持つアブラムシの群生。
見つけ次第すぐに対策をとる必要があります。
「でも、アブラムシの対策って何があるかわからない」
そんな家庭菜園初心者のため、次セクションではアブラムシ対策をご紹介します。
【家庭菜園初心者】アブラムシ対策4つ

ここからは家庭菜園初心者でも自分でできるアブラムシ対策を4つご紹介します。
アブラムシ対策①つぶす
この方法が一番手軽でカンタンです。
見つけたら手でつぶす、以上です。
少量のアブラムシには効果的ですが、大量にいたり、新芽等細かい場所に群生している場合は潰せないこともあります。
アブラムシ対策②テントウムシを放つ
アブラムシの天敵であるテントウムシを、アブラムシの群生地に放つことで、うまくいけば捕食してくれます。
デメリットはテントウムシ(ナナホシテントウやナミテントウといった肉食系)を探すところから始めないといけないことです。しかし、アブラムシが繁殖する季節はテントウムシもたくさんいるので、案外あっさり見つかります。
また、テントウムシを放ったところで、テントウムシが必ず食べてくれるかわからないことです。
念のため数匹投入してみましょう。
上手くいけばテントウムシが卵を産んでくれることもあります。
テントウムシの幼虫はアブラムシをめっちゃ食べるので、幼虫が現れたらきれいさっぱりいなくなるでしょう。
アブラムシ対策③牛乳をふりかける
アブラムシには牛乳スプレーを振りかけると効果的です。
牛乳の膜がアブラムシを窒息させるからです。
牛乳という人間が口にするものをまくということで安心安全なイメージもあって、有機栽培や無農薬栽培を好む家庭菜園ユーザーは良く行う手法です。
やり方はとっても簡単!スプレーボトルに牛乳を入れてアブラムシめがけて散布するだけです。
牛乳が乾くとアブラムシに膜が張って窒息するので、できれば晴れた日や感想した日を狙って行うと良いでしょう。
デメリットは、牛乳クサくなること。
スプレーボトルは良く洗いましょう。
そして、下手をすれば牛乳成分が原因でカビたり、さらなる病気に繋がることにもなりかねないことです。
アブラムシ対策④最終手段「薬剤」
ありえないぐらい、どうしようもないぐらいに増えてしまったアブラムシには、最終手段の薬剤がいいでしょう。
そのまま放置するとせっかくの作物がダメになってしまいかねません。
自力ではどうしようもなくなったら、多少の薬は頼るべしです。
これは個人的な見解ですが、我々人間は怪我したり虫に刺されたり病気になったら薬を使うように、植物のためにも病害虫が広がる前に一定の薬は使っていいと思っています。
今は薬剤も自然由来成分を使っているものも出回っていますので、園芸コーナーで相談すると確実です。
まとめ
アブラムシは短期間でかなり増えるので、放置すると弱ったり病気になったりと大変なことになります。
見つけたら早めに対策を講じましょう。
あなたの家庭菜園が充実しますように
最後までご覧いただき、ありがとうございました。