
どうも、しばさくです。
催芽処理という言葉を聞いたことありますか?
なんか難しそうな名前ですが、そんなことありません。
家庭菜園でも取り入れられるテクニック、小技です。
もくじ
そもそも催芽処理って何?

催芽処理とは、育てたい作物の種をあらかじめ発芽・発根をさせることです。
代表的な催芽処理の一つが「種の浸水」です。
種にしっかり水を含ませることで、休眠中の種の目を覚まさせて、発芽発根の準備をしてもらいます。
催芽処理される代表作物は、なんといっても「コメ」です。
種籾を水にさらして発芽を促す光景は春前の風物詩です。
コメだけじゃなく、発芽が揃いにくい野菜や早めに育苗を開始したい夏野菜種にも催芽処理を施すことがます。
ちなみに、この時の芽は2ミリほどがベストでしょう。
催芽処理のメリットは?

催芽処理のメリットは
・発芽までの時間短縮
・発芽が揃いやすい
・発芽しない種を見極められる
・雑草よりも早く育ちやすい
などが挙げられます。
催芽処理をよく行う野菜は
春菊
にんじん
レタス
ほうれん草
などの発芽が揃いにくい野菜に有効です
私も実際、にんじんやレタスはもちろん、玉ねぎやカブ、小松菜などの葉菜類、トマトや甘長、ナスなどの果菜類でもよく催芽処理を行います。
家庭でもできる催芽処理のやり方

催芽処理はそんなに難しくはありません。
初心者でもカンタン2ステップです。
ステップ①種を浸水させる
催芽処理の代表方法が浸水。
発芽させたい種を一晩浸水させるだけでも発芽の揃いが良くなります。
ちなみに、一晩以上長く浸水させると、種が溺れて窒息するので気をつけましょう。
ステップ②発芽・発根を待つ
一晩浸水させた種を水から取り出し、適当なトレイに並べてビニール袋やラップをかけて発芽を待ちます。
種の発芽温度をあらかじめ調べておいて、適温に調整するのも発芽を誘発します。
ティッシュやキッチンペーパーの上に種を並べるのも◎
ただこの場合、根っこが生えすぎるとペーパーに根っこが絡みついて種まきに苦労しますのでご注意あれ
そして無事に発芽に成功したら、いよいよ種まきです。
しかし、発芽した手の種や浸水した種は、手にくっついてまきにくいです
そんな時のお役立ち便利アイテムは、発泡スチロールの食品トレイです

食品トレイは撥水加工されているので、濡れている種でもトレイにくっつきません。
なので、トレイに種を入れて、トレイから滑らすように一粒ずつまくとストレスフリーでやりやすいです。
お試しあれ
余談ですが、ジャガイモや里芋などの芋系も催芽は有効手段です。
とはいえ特段なにかする必要はありません。
ジャガイモ、サトイモなどは植え付け時期近づくと自然に芽生えます。
芽が出てきた種芋を土に埋めると、しっかり育っていきます。

逆に、発芽していない芋は埋めても芽生えない可能性もあるので、種芋の見極めに催芽を利用するというのもアリでしょう
この記事があなたの家庭菜園のお役に立ちますように。
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