農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「お茶の木ってどうやって剪定するの?」
「初心者でもできるかな?」
「切りすぎて枯れちゃうことはない?」
「剪定の道具を知りたい」
今回の記事では、以下のことがわかります
- お茶の木の切り方と剪定時期・注意事項
- 農家妻が使ってる剪定に必要な道具の紹介
この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
私が住む高知県の山間では、お茶の栽培が盛んな地域が多数あります。
そのせいか我が家で管理している土地には、生垣のようにお茶の木が植わっています
うちはお茶農家ではありませんが、家庭菜園レベルで毎年新茶の季節にお茶摘みできるようにとお茶の木の剪定を行っています。
今回の記事では、わたくし農家妻しばさくが毎年やっているお茶の木の剪定方法や必要道具をご紹介します。
もくじ
お茶の木の剪定方法【家庭菜園レベル】
お茶の木は生命力が強くて、環境があえばすぐにボーボーに生い茂ります。
なので、なるべく年1回以上は剪定・枝の刈り込みをします。
剪定時期
新茶を摘む時期が終わった頃(7月~9月)、お茶の花が終わった頃(11月~1月)の年2回が理想とされています。
しかし、年1回のお手入れでも全然大丈夫です。
私は夏の次期は本業である農業が繁忙期を迎えることもあり、毎年1月に剪定作業をしています。
切り方(毎年のお世話編)
毎年1回以上剪定・手入れしている場合は、新たに伸びた枝を刈り込み、外側のフォルムからはみ出している小枝を刈り落とします。
お茶の木全体を見て、枝が込み合っている場合は、透かすように枝を切ります。
透かす方法としては、枝の根元の方をみて、枝分かれしている部分を狙って切ります。
お茶は生育が旺盛なので、多少切りすぎても大丈夫です。
株さえしっかりしていれば、枯れることはありません。
毎年お世話をしていても、少しずつ徐々に期の背丈が伸びてきますので、何年かに一度は茶摘みしやすい高さに枝を低く刈り揃えるといいです。
切り方(がっつり切る編)
お茶の木は数年お世話を放置するとめっちゃ伸び放題に枝が広がります。
こうなると刈り込み剪定や枝を透かすだけでは木の勢いが強すぎて、春のお茶摘みもしにくくなり、見た目も不格好です。
そんな時はいっそ、ひざ丈ぐらいまでがっつり切ってしまうのも一つの手です。
あまりに短く切ると、新芽が出にくくなりますが、株がしっかりしているお茶の木であれば1年~2年で元に復活、お茶摘みもできるようになります。
注意事項
〇毛虫が危険
夏に剪定を行う場合は、害虫「チャドクガ」に注意が必要です。
チャドクガの幼虫は、毛虫です。
毛に毒があるので、刺されると皮膚炎になったりと大変なことになります。
半袖での剪定は絶対NGです。
夏の剪定作業は、肌の露出を抑えて防塵マスクやゴーグルを装着して作業することをおススメします。
私も参考にしているチャドクガの詳しい記事をのせておきますね。
〇刈り込みすぎたときは?
剪定に夢中になって、気づいたらお茶の木がめっちゃ短くなっていた。
剪定あるあるですよね。
大丈夫です。
お茶の木は生育が旺盛な樹木なので、株さえしっかりしている木であれば、復活します。
ただ、新茶の季節の茶摘みは1年見送ることになるかもしれません。
〇剪定時期は夏と冬どっちがいい?
先にも書いたように夏と冬の年2回が理想だと思いますが、年1回の剪定であれば、断然冬派です。
理由は、作業効率は冬の方がいいと感じるからです。
冬は虫の心配がないから作業しやすい
冬は雑草が少ないから作業効率がいい
剪定作業は結構な運動量だから、冬の作業は汗だくになりにくい
というのが、私の思う作業効率のいい理由です。
まぁしかし、夏でも冬でも、あなたの都合で決めてOKだと思います。
【初心者向け】お茶の木剪定に必要な道具5選【あると便利】
お茶の木の剪定方法が分かった所で、続いては、剪定に必要な道具のご紹介です。
お茶農家さんは、専用の機械で颯爽と剪定するのですが、初心者や家庭菜園レベル、生垣の手入れレベルユーザーにとって専用の機械購入はかなりハードルが高いですよね。
かくいう私も、お茶の木のお世話は生垣レベル、家庭菜園の延長のようなものです。
そんな私しばさくが実際に使っている、お茶の木剪定道具を5つご紹介します
マキタ芝刈り機
家庭菜園ユーザーなら一度は耳にし、目にしたことのあるメーカー「マキタ」さんの、電動芝刈り機です。
こいつはかなり優秀です。
お茶の木のような生垣タイプの樹木のフォルムを整えるのに特化した機械です。
お茶の木は枝を平らにそろえると、新芽が生えそろってお茶摘みしやすくなります。
枝をそろえるのに欠かせない道具です。
私が持ってるモデルは、本体自体は10000円前後とリーズナブルでした。(楽天で買いました)
それにプラスして専用の充電器と充電池が必要となります。
大型ホームセンターやネットショッピングで購入できます。
刈り込み鋏
直径1センチ未満までの枝なら普通に刈り込める鋏です。
ボーボーになったお茶の枝をがっつり刈り込めます。
電動芝刈り機を出すのがめんどくさいときは、だいたいコレひとつで剪定しちゃいます。
生垣や庭木があるなら、マスト鋏です。
枝切り鋏
刈り込み鋏では切れない太さの枝を切る鋏です。
私が愛用している鋏は、直径2センチの枝まで切れます。
この手の鋏のデメリットは、細かい小枝は切りにくいというところです。
基本的には刈り込み鋏や芝刈り機で刈り込んで、切れない太さに遭遇した時に使うアイテムです。
のこぎり
枝切り鋏では切れない太さの、太い枝や幹を切るために必須です。
のこぎりは100均でも売られていますが、剪定のためのものはホームセンター等で買う方が使い勝手がいいです。
鎌
お茶の木にカズラ等のツル状雑草が絡んでる場合は、鎌で取り除くとやりやすいです。
おススメはDAISOののこぎり鎌。
しっかりギジギジ切れます。
この5アイテムがあれば、たいていのお茶の木、庭木の剪定はスムーズにできますよ。
まとめ
お茶の木は生育旺盛です。
できれば夏と冬の年2回剪定が理想ですが、冬1回でも大丈夫です。
剪定道具は、芝刈り機、刈り込み鋏、枝切り鋏、のこぎり、鎌があればたいていのお茶の木は剪定できます。
あなたの家庭菜園ライフがもっと充実しますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。