あなたは、こんなことありませんか?
家庭菜園で作物のお世話しているとき、虫をよく見かける
どの虫が危険かわからない
刺されたらどうなるの?
刺されないための予防策も合わせて知りたい
今回の記事では、以下のことがわかります
- 家庭菜園中に出くわす危険な虫がわかる
- もしも刺されたときの対処が分かる
- 刺されないための予防策がわかる
この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
もともと家庭菜園などしたことなく、虫にも無縁な生活だった私が、農家妻としていろいろ育てる中、たくさんの虫に刺されてきました。
刺されたときの対処や、予防策も合わせてご紹介します。
もくじ
【注意】家庭菜園で出くわす危険な虫まとめ
実は怖い家庭菜園
畑で出くわしやすい危険な虫がこちら
- ハチ
- アブ
- ブユ(ブト、ブヨ)
- ムカデ
- 毛虫
- マダニ
- 蚊
- カメムシ
順番にご説明します
ハチ
ご存じ、危険な虫の代表です
人を刺す危険なハチは
スズメバチ、アシアガバチ、ミツバチ
があります
特にスズメバチが危険です。
スズメバチの神経毒は危険で、アナフィラキシーショックで死に至るケースもあるほどです。
ハチの活動期間は、主に夏から秋にかけてです
もしも畑で遭遇したら…
- なるべく身をかがめる
- 背を向けて逃げない
- 大声を出さない
- 手で払わない
私が刺されたことのあるハチは、アナバチという黒っぽいハチでした。
他のハチほど攻撃性が高いわけではありませんが、巣に近づきすぎて攻撃されました。
夏の草むらや藪には注意が必要です。
アブ
見た目はハエのような感じの昆虫です
都会ではあまりみかけないでしょうけど、7月~9月に湿気の多い地域や川沿いによく現れます。
日本に生息するアブは数十種類いるそうで、その中でも人間を噛むのは10種類程度。
見た目がハチに似ているものもあります。
熱源に寄ってくる性質があるので、車や草刈り機のエンジンに反応して近づいてきます
ちなみに人間の血を吸うのはメスだけです。
ハチほど毒性は強くありませんが、噛まれると患部が晴れ上がり、かゆみや痛みも感じます。
私も毎年のように噛まれますが、治るまでに1週間以上かかります。
その間はかゆみと腫れがひどいです。
一度、スーパーの中でも噛まれたことがあります(笑)
近づいてきたら、距離をおくのがおススメです
ブユ(ブト、ブヨ)
とても小さい虫です。
ただし、噛まれると体質によっては蚊よりもかゆくなり晴れがひどくなることもあります(私です)
活動期間は、3月~10月ごろ。
日陰や草むらに多く生息します。
目等の粘膜に向かって突進してきます(経験談)
私は体質が合わないようで、刺された幹部が1年以上治らなかったことがありました。
ムカデ
湿ったくらい場所を好みます
ブロックや植木鉢の下、落ち葉の下にも潜んでいます。
基本肉食虫で益虫ですが、噛まれると非常に痛いです。
わずか5㎝ぐらいのおおきさの小さなムカデでも、噛まれると激痛です(経験談)
マレにアナフィラキシーショックを起こすことがあります。
冬眠する冬以外の、3月から12月ぐらいは活動しています。
家に入ってくるとやっかいですが、外にいる分には触らなければ問題ありません。
逆に、触ると噛まれる可能性が高いです。
見つけても、家から遠い場所であれば放置でOKです。
毛虫
いわゆる、蝶や蛾の幼虫です。
発生時期は6月~9月。
しかし、すべての毛虫に毒があるわけではありません。
毒のある毛虫の代表
- チャドクガ
- ドクガ
- イラガ
チャドクガはツバキ科の葉っぱによくいます
ドクガやイラガは、カキ・ナシ・サクラ・ウメ等の多くの樹木に生息します
もし間違って触れてしまうと、かゆみ~蕁麻疹のような斑点がでます
患部を掻くと広がるので厳禁です
マダニ
主に藪の中や草原で生息しています。
4月~10月ぐらいが活動時期です。
特に痛み等なく、気づいたら皮膚にめり込んでいて焦ります(体験談)
数日~1・2週間にわたって血を吸うようです
マダニが恐ろしいのは、ウイルスを媒介しているからです。
ダニに咬まれることで「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」という感染症にかかることがあり、命を脅かす事例もあるのだとか。
外で作業するときに長袖長ズボン着用は必須です。
蚊
蚊は夏の定番ですし、誰もが一度は噛まれたことがあるでしょう。
通常はかゆみだけで数日で納まりますが、まれにアレルギー反応がおこることがあるそうです。
通称「蚊アレルギー」、蚊刺過敏症になると、噛まれたところがひどく腫れ、発熱やリンパが腫れることもあるのだとか。
たかが蚊と侮ることなく、様子がおかしい場合は医療機関へ相談が必要です。
カメムシ
カメムシは、噛んだり刺したりはしません。
しかし、カメムシが出す臭い体液が皮膚にあたると、アレルギー反応を起こすことがあります。
やけどしたようにひりひりして、場合によってはただれます(私です)
【対策】もしも刺されたら…
危険な虫に刺されたら…と思うと怖くて思考停止したくなります。
しかし、こういったことは備えあれば患いなし!
そして、全てに共通することを先に書きますと
少しでもおかしいと感じたら、医療機関へ連絡・相談する
自己判断は危険です。
ハチなんかは、命の危険もあります。
ハチ
もしもハチに刺されたら
まず流水で患部を洗い流します
次に患部から毒を絞り出します
そして抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏(市販されている虫さされの薬でOK)を塗り、保冷材等で患部を冷やして様子を見ます
腫れがおさまらない等様子が怪しい場合は医療機関へご相談ください
アブ
アブに刺されたときも、ハチの対処と同じような感じです
流水で患部を洗い、患部に虫刺されの薬を塗って冷やしてください
ブユ(ブト、ブヨ)
ブユにもしも噛まれたら
すぐに患部から毒素を絞り出します
時間がたつと毒を絞っても出てきません
そして、抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏の虫刺され薬を塗って様子を見ます
ブユは噛まれるとひどく腫れることがあります。
ひどい場合は医療機関相談してください。
ムカデ
もし噛まれたら、流水で洗い流し、虫刺され薬をぬって様子を観ましょう。
抗ヒスタミン含有ステロイド軟膏が良いとされています
毛虫
もし刺されたら、患部を流水で洗い流し、抗ヒスタミン軟膏をぬって様子を見ましょう
刺されたときに来ていた服は、毒針が残っているかもしれないので、コロコロ等の粘着テープで針を除去し、50度以上で殺菌します。(アイロンをかける、熱湯で衣服を洗う)
マダニ
噛まれても痛みはありませんので、気づきにくいのが特徴です
そして見つけても引きちぎってはいけません。
噛みついてる口の部分が皮膚の中に残ってしこりになる恐れがあります。
感染症のこともあるので皮膚科へかかるのが一番ですが、すぐに医療機関へ行けない場合は、虫刺されの軟膏をマダニを覆うようにたっぷり盛って窒息させると、ポロっと取れました。(個人の体験談ですので、正しい処置は医療機関の指示を仰いでください。)
必ず医療機関へご相談ください。
蚊
通常は、市販の虫刺され薬で症状は納まることが多いです。
まれに発熱等の全身症状が出ることがあるので、必ず医療機関へ相談ください。
カメムシ
カメムシの体液で肌がやけどした場合は、食器洗い洗剤で患部を洗い流します。
(カメムシ体液の成分が油に近いものなので)
そして、虫刺され薬やオロナイン的な軟膏を塗って様子を見ましょう。
ひどいようであれば、医療機関に相談してください。
【予防】家庭菜園に常備したい虫予防グッズ
家庭菜園で現れそうな怖い虫をまとめてきましたが、最期に家庭菜園のお供として常備したい予防グッズをご紹介します
蚊取り線香:用途によって、森林香という強力なモノも使いましょう
虫よけスプレー:蚊取り線香と合わせ技で使うと効果倍増。ハッカ油で自作するのもおススメです。
殺虫剤:キンチョール的なモノを常備しとくと心強いです。
虫刺され薬:ムヒのような薬を常備すると、刺されたらすぐに塗れて便利です。
虫よけネット:顔を覆う防虫ネットがホームセンター等で売られています。虫が多いときに重宝します。
作業着も長袖・長ズボン、手袋等露出は控えめにしてください。
まとめ
家庭菜園や畑で出くわしやすい怖い虫
ハチ
アブ
ブユ(ブト、ブヨ)
ムカデ
毛虫
マダニ
蚊
カメムシ
もし刺されてもあせらず適切に処置しましょう。
様子を見て、ヤバそうな場合は医療機関に相談しましょう。
予防グッズがあると安心です
危険と隣り合わせな部分がある家庭菜園ですが、危険を知っていると対処も可能です。
知識を蓄えて、楽しい家庭菜園を!