農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「新茶の茶摘みに興味があるんだけど、どうやってするの?」
「摘んだ新茶はどうするの?そのまま飲めるの?」
「新茶はどこで摘める?」
今回の記事では、以下のことがわかります
- 茶摘みの方法と出来る場所
- 摘んだ新茶の製茶や活用方法
この記事を書いている私しばさくは、田舎暮らし歴8年目の現役農家妻です。
春の終わり~初夏にかけては、新茶の季節です。
私が住む地域では、お茶の木をよくみかけ、もちろん我が家にもお茶の木が植わっています。
なので初夏、ゴールデンウィーク前後はお茶摘みに勤しんでいます。
今回の記事では、私が毎年やっている茶摘み方法や、新茶の加工方法をご紹介します。
もくじ
【田舎暮らし】お茶摘みの方法とは?

「お茶摘みしてみたいけど、どうやってするのかわからない」
という疑問があることと思います。
新茶に憧れてはいるものの、収穫方法がわからないと手を出しにくいですよね。
田舎暮らしをしていない限り、お茶摘みとは無縁の人も多いことでしょう。
このセクションでは、基本的な茶摘み方法をご紹介します。
お茶摘みは通常、春の終わり~初夏にかけて芽吹く新芽を摘みます。
この新芽が新茶です。
「一芽三葉」と言って、芽吹いた新芽の先っぽ葉っぱ3枚程度を指先で摘みます。
葉っぱの大きさの目安は、3~5㎝。
なるべく葉っぱが開ききっていないものを選びます。
開いていても、触った感触が柔らかければ大丈夫です。
自分で消費するためのお茶を摘むのであれば、摘んだ新茶の葉っぱが千切れたり先っぽ3枚にこだわらなくて全然OKです。
なんなら、一芽三葉より下にある4枚目や5枚目の葉っぱも、柔らかければ全然お茶にできます。
次に実際お茶摘みするときの注意事項です。
足元があまりよくない環境の場合が多いので、長靴、軽作業着、そして腰に収穫カゴを装着して茶摘みします。
お茶摘みの季節と言えば、虫が気になりだす時期です。
大丈夫、基本的にお茶の葉っぱは、害虫に食われることはあまりありません。
なので、茶摘み中に虫に遭遇する可能性は、他の野菜や果樹に比べて少ないでしょう。
しかし、新茶の季節、葉っぱが丸まっているモノを見かけます。
これは中に虫がいますので摘まないように注意です。
また、農薬等で消毒していないお茶の木には蜘蛛の巣が張られやすいです。
蜘蛛の巣を見かけても気持ち悪がらず、安全な茶葉なんだと思いましょう。
お茶を摘むときは、素手でももちろんOKですが、人によってはお茶のエキスや枝で手や指が荒れてしまうことがあります。
薄手の手袋を装着して摘むと安全です。
ちなみに私は素手で摘む派です。
摘んだ新茶はどうするの?【製茶】

「自分で摘んだ新茶、早く飲んでみたい!今摘んだばかりの新茶をお湯に入れたらいいのかな?」
っていう疑問があるかもしれません。
そう思うのは当然でしょう。
摘んだばかりの生の茶葉は、お湯に10分ほど入れたら飲むことができます。(味はいい意味で青臭い・フレッシュな風味です)
しかし通常摘んだお茶の葉っぱは「製茶」という加工をして長期保存に備えます。
私たちがよく目にする緑茶・煎茶は、摘んだ茶葉を「製茶」したものなのです。
製茶の方法は、
- 生の茶葉を熱する
- 熱した茶葉を揉む
- 揉んだ茶葉を乾燥させる
の3ステップです。
製茶した茶葉は、ジッパー袋にいれて(できれば乾燥材も一緒に入れて)長期保存できます。
1年以内ぐらいに飲み切るといいでしょう。
古くなった茶葉は、フライパンやホットプレートで炒ると復活します。
「新茶を製茶以外に活用する方法はないのかな?」
という疑問もあるかもしれません。
摘んだばかりの新茶の茶葉を見ていると、柔らかくてみずみずしくて、思わずそのまま食べてしまいたくなるくらい美味しそうです。
しかし、そのまま食べたら苦いです。
製茶以外の活用方法の代表は「天ぷら」でしょう。
油で揚げることで、茶葉の苦味が和らぎます。
新茶の天ぷらは少しほろ苦くて美味しいです。
お塩で頂くとサクサクで絶品です。
お茶を摘める場所は?

ここまで新茶のおいしさをご紹介してきました。
「ぜひとも新茶を茶摘みしたい」と思うことでしょう。
自分で茶畑を持っていない限りは、どこかにお出かけして茶摘みするしかありません。
静岡や京都等、お茶どころで有名な地域の茶園であれば、茶摘み体験している所もあります。
お茶摘みのシーズンは一瞬で過ぎ去りますので、早めのチェックがおススメです。
例えばこんな感じです↓
一番茶茶摘み体験
「お茶どころが遠すぎてなかなか行けない」
という意見もあるかもしれません。
実はお茶どころじゃなくても、ちょっとした山あいにいけば、お茶を育てている農家さんが結構いらっしゃいます。
知り合いに農家さんがいればその方に、もしくは道の駅で煎茶を出品されていらっしゃる方を当たってみるのもアリでしょう。
茶摘み体験を受け入れてくださるかは農家さん次第なので、問い合わせるなら「ダメで元々」精神でトライしましょう。
あとは、いっそ自宅の庭にお茶の木を植えるのもおススメです。
お茶の木は生育旺盛なので、環境が合えばぐんぐん成長します。
私が住む地域では、生垣や土地の境目にお茶の木を植える方が多かったようです。
自宅にお茶の木があれば、毎年好きなように茶摘みを楽しむことができますよ。
まとめ
お茶摘みは「一芽三葉」が基本ですが、それ以外でも柔らかい葉っぱならOKです。
摘んだ茶葉は「製茶」して長期保存しましょう。
茶摘みできる場所は、茶摘み体験している茶園や、お茶の木を持っている農家など。
いっそ自宅に植えてしまうのもアリです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。