農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
「釜炒り茶ってどんなお茶?」
「釜炒り茶ってどうやって作るの?」
「釜炒り茶はどこで手に入るの?」
今回の記事では、以下のことがわかります
- 釜炒り茶は製造量が少ない希少なお茶
- 釜炒り茶は炒って作るお茶
- 釜炒り茶はネットで入手可能
この記事を書いている私しばさくは、田舎暮らし歴8年目の現役農家妻です。
私が住む地域では、新茶は釜炒り茶にすることが多いです。
初心者のころはそれが普通だと思っていましたが、どうやら釜炒り茶は全国的にも希少であることが分かりました。
今回の記事では、釜炒り茶について深掘りしました。
作り方や入手方法も合わせてご紹介します。
もくじ
【お茶】釜炒り茶とは【希少】

釜炒り茶とはその名の通り、製茶するときに釜で炒って作る緑茶です。
一般的な緑茶の製茶方法は生の茶葉を蒸すのに対し、釜炒り茶は炒るので他のモノよりも香ばしいのが特徴です。
同じく釜で炒る製茶タイプのお茶としては、ウーロン茶があります。
確かに、ウーロン茶も香ばしいですね。
しかし淹れたお茶の色は、ウーロン茶ほど茶色ではなく、薄いながらも黄金色に近いです。
そして先にも少し触れましたが、釜炒り茶は全国的に見ても希少なお茶のようです。
全国茶生産団体連合会による令和元年茶種別生産実績によると、生産量総計79,353トンのうち釜炒り茶は222トンと、全体のわずか0.2%の割合しか生産されていません。
かつてはお茶と言えば釜炒り茶といい時代もあったようです(開国前まで)
一般的な煎茶に比べると、釜炒り茶は近代化と共に生産量がどんどん減少していったようです。
機械化の大量生産にはあまり向かなかったからなのかもしれません。
今は日本で釜炒り茶を生産しているのは主に九州地方が多いです。
そして私が現在住んでいる高知県の山あいでも、一部釜炒り茶が作られています
【田舎暮らし】釜炒り茶の作り方

「希少な釜炒り茶は、どうやって作られるの?」
という疑問があるかもしれません。
釜炒り茶の製茶工程は
- 炒る
- 揉む
- 乾かす
の3ステップです。
通常、釜炒り茶は農協等が持っている機械で製茶するのが一般的です。
しかし、自分でも釜炒り茶は作れます。
ここからは、私が毎年作っている釜炒り茶の、田舎暮らしならではの作り方をご紹介します。
準備するものは、かまど、鉄製鍋、軍手、鎌やトング(攪拌用)、手蓑(テミ)(揉む用)
※今回は撮影用に、家庭菜園の師匠宅のかまどを使わせてもらいました。
まずは鍋がセットされたかまどに火をくべます
燃料は庭木を剪定したときにでる枝です。
火が付いたら、収穫した茶葉を鍋にIN
火が大きくなってきたら茶葉が焦げるので、なるべく素早く攪拌し炒めます。
全体がしんなりしたら、鍋から茶葉を取り出します。
そして、揉みます。
お茶の細胞組織を潰すようなイメージで、しっかり体重をかけてもみます。
ある程度揉んだら、残り火で軽く乾燥させて
天日でカラカラになるまで乾燥させて完成です。
道具と環境さえあれば、案外カンタンにできる製茶、それが釜炒り茶です。
私は念のため、乾燥後もう一度ホットプレートやフライパンで炒ります。
出来上がった釜炒り茶は、ジッパー袋で保存。
釜炒り茶はなるべく年内に消費するように努めますが、大量に作ると消費しきれません(笑)
そんな時、古い茶葉は再度炒ると美味しさが戻りますよ。
自分で製茶したお茶は、味も格別です。
【直売所】釜炒り茶の入手方法【ネット】

「釜炒り茶がカンタンにできることはわかったけど、生の茶葉も手に入らないし、そもそも外で炒ることもできない。」
「でも釜炒り茶を一度味わってみたい」
そんな意見もあるでしょう。
釜炒り茶はネットで購入することができます。
また、道の駅等の直売所でも売られていることがあります。
生産者によって味も変わるので、あなた好みの釜炒り茶を探してみるのも楽しいですよ。
まとめ
釜炒り茶はその名の通り釜で炒って製茶するお茶で、かつて主流だったものの今は生産量が少ない希少な緑茶です。
作り方は①炒る②揉む③乾かすのカンタン3ステップです。
自分で釜炒り茶を作るのが難しい場合は、ネットや直売所で購入が可能です。
あなたのお茶ライフが充実しますように。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。