農家妻しばさくです
ご覧くださり、ありがとうございます。
あなたは、こんなことありませんか?
- 文旦を収穫したいけど、どうするの?
- 注意事項とか知りたい。
- 収穫したあと、どうやって食べるの?
- すぐ食べられる?
- 剥き方は?

今回の記事では、以下のことがわかります
ズボラでカンタンな文旦の収穫方法
文旦は収穫してもすぐには食べられない
文旦のキレイでカンタンな剥き方

この記事を書いている私、しばさくは、家庭菜園歴7年目突入中の、現役農家妻です。
私の住んでいる高知県では、文旦の栽培が盛んです。
そして、我が家の庭や管理している敷地内にも、文旦は植わっています。
毎年年末に収穫するのですが、今回の記事では、その収穫模様をお届けしたいと思います。
もくじ
【農家妻直伝】ズボラでカンタンな文旦収穫【初心者向き】
文旦の収穫はカンタンです。
木から実をもぐ
以上です。
しかしこれだと記事にならないので、収穫時に気を付けたい、そして後々楽をするための「ズボラポイント」をふたつご紹介します。
ズボラポイント①軸は短くカットすべし
文旦という果物は皮が分厚いので、収穫の時に潰れる心配や傷になる不安は少ないです。
なので、がっつり荒ぶって収穫できる数少ない果物です。
しかし、それでも注意するポイント、それは…
軸を短くカットすること
軸が長いと、実同士がギュウギュウに押し合いへし合いしたときに、軸が隣の実をぶっ刺します。
後にご説明する「追熟」のときに、そこから腐ったりする場合があるので、軸は短くしましょう。
せっかく収穫した実が腐ってしまうと、食べる分が減っちゃいますし、腐った実をのけるのもめんどくさいので、収穫時のひと手間が大切なのです。
(軸問題は柑橘系の果物の共通事項です。みかんやゆず等の収穫の時にも同じように軸を短くカットします)
ズボラポイント②収穫ついでに剪定
文旦を収穫していると、1年間で伸びた枝葉が邪魔に思うことが頻繁にあります。
そんな邪魔な枝は、収穫の時「剪定」と称して切り落とします。
さすがに坊主になるぐらい切ると、翌年あまり実を付けなくなるので、ある程度葉っぱや枝を残しますが。
目安は、今年実を付けた小枝は切り落としてOK
枝は伸びてるのに今年実をつけていないところは、来年花をつけ実をなすので、残します。
あまりに背が高く伸びている枝は、結構ばっさり切り落としてもOKです。
高いところに実をつけられると、収穫に苦労します。
収穫時のこのひと手間で、春前に行う剪定作業を省けてズボラできます。
この2ポイントをおさえての収穫です。
あとはひたすら実をもいでゆくだけ。
しかし、ここで問題が発生します。
重い
文旦は実が大きいので、収穫すると少しの量でもコンテナがいっぱいに。
そして実が詰まっているので、重いんです。
コンテナやカゴを運ぶとき、ぎっくり腰等の足腰の怪我にご注意ください。
【注意】文旦は収穫してもすぐには食べられない【追熟が必要】
がんばって収穫した文旦。
さっそく味見を…と食べてみると
めっちゃ酸っぱいことに驚きます。
露地で放任栽培してる文旦は、収穫後すぐには食べられないんです。
「せっかく収穫したのに(泣)じゃぁ、この文旦はどうするの?」
追熟します。
追熟とは、一部の果物などを収穫後、一定期間置くことで、甘さを増したり果肉をやわらかくする処理のこと。
Wikipediaより
なるべく日当たりの良い場所に、ブルーシートや藁を敷き、そこに収穫した文旦を集めます。
集め終わったら、藁をかぶせ、ブルーシート等で雨が当たらないように施します。
我が家では一番上に波板をかぶせます。
冬なので雨は少ないですが、念のための処置です。
この状態で2月中旬まで放置。
1~2か月かけての追熟です。
こうすることで、収穫したての酸っぱさが抜けます。
食べごろの文旦は、皮をむくと房がブリブリサクサクで、ジューシーで美味しいんですよ。
文旦は皮が分厚いので日持ちがします。
追熟して食べごろを迎えてからもそのまま1~2か月は置いておけます。
春、暖かくなるまでに食べきるのがベストです。
【初心者必見】文旦の剥き方【皮が分厚いよ】
収穫後2か月程度追熟していざ食べごろを迎えた文旦。
ここでこんな疑問が生まれませんか?
「これ、どうやって食べるの?」
実は文旦、皮が分厚いので、剥くときにコツがいります。
初心者でもカンタンに剥くための方法を3ステップでご紹介。
文旦皮むきステップ①外皮に切り込みを入れる
包丁や果物ナイフで、外側の黄色い皮の表面に切り込みを入れます。
皮は5ミリぐらい分厚さがあるので、少々切り込みすぎても実は無事ですが、気を付けてください。
文旦皮むきステップ②外皮を剥く
切り込みをいれたら、外皮を剥きます。
分厚いので、少し力がいるでしょう。
お尻と頭の部分をナイフでカットしたら剥きやすくなります。
実に白い部分が分厚く残っていても問題ありません。
文旦皮むきステップ③薄皮を剥き種を取り除く
外皮を剥いた文旦を半分に割り、ひと房とって薄皮を剥きます。
外皮をむいたときに、白い部分が残ることがあると思いますが、薄皮を剥くときに白い部分があるとキレイに取れやすくなります。
薄皮を剥いたら、種を取り除きます。
すべての薄皮をむけば完成です。
ちなみに、文旦の皮むきに私が愛用しているのが、この「むっきーちゃん」です。
外皮と薄皮の両方をいい感じに切り込みを入れられて超便利です。
まとめ
文旦の収穫はカンタンですが実が重いので足腰のけがに要注意。
文旦は収穫後2か月ぐらい追熟させます。
文旦の皮むきは、分厚い外皮を剥いて薄皮を剥きます。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。